木曜日, 6月 16, 2011

セシウムと放射線

そうだ、書き忘れた。
セシウムは男が内部被曝した場合、つまり呼吸していて体内に蓄積されたとき、筋肉に分散するのでそれほど恐れることはないが、女性は子宮に蓄積されるらしい、これは気を付けないといけない。
いつ、収束するとも見通しの立たない福島原発の事故を見ていると、悲観的にならざるを得ない。
今の日本には、事故を起こした原発の廃炉の規定もないし、そこまでもっていく技術もないし、使用済み核燃料を処理する設備も知恵もないのだから、困ったものだ。
放射線が1本でDNAの1部分を壊した場合は、自然に治す力があるということだ。だが、3本以上の放射線がDNAの任意の部分を破壊した場合、変異を起こすらしい。これはもとに戻ることはなく、この変異した状態のまま、細胞分裂を繰り返していくようになる。これが怖いというわけだ。
僕のいる環境の場合、3月15日を除いて計算してみると、年間で613強マイクロシーベルトになった。
ま、1ミリシーベルト以上にならないように気をつけるべきだ。とは言っても、水や食物やら何やらで、いつの間にか超えていたりする確率は高い。問題は3月15日だ。う~ん。もう消えたに等しい、放射性ヨウ素はこの日にセシウムと共にとてつもない線量を記録しているからだ。特に小さい子と妊婦さんはこの日にどこで何をしていたかが問題になってくる。チェルノブイリでは10年経ってからこのことがわかったということだ。子供の甲状腺癌の多発。子供の年間被爆量の許容される上限は、チェルノブイリでは3ミリだったか、5ミリだったかしたはずだが、日本政府は福島の子供のそれを20ミリシーベルトとした。その前日までは1ミリシーベルトだったのに…。だから、10年後の日本が怖いのだ。ヨウ素剤は用意されていたらしいが、医者の判断で、子供たちには投与されなかったらしい。マニュアル化された日本の現状を物語る話だ。将来のために3月15日から何処で何をしていたかのメモを取っておくことを学者さんは勧めていた。将来白血病になた場合など、訴訟に勝つ確率が高くなるそうだ。・・・やっぱり、日本の社会もメルトダウンしているとしか言い様がないなぁ。

300年後の日本、10万年後の日本

福島の原発事故は今も進行中だが、今までに放出されたセシウムでも3.11以前の状態に戻すには、1000分の1にする必要があるらしい。そうなるには、300年かかるということだ。
使用済燃料をあるいはメルトスルーした燃料の塊を、自然界に飛散しないように何らかの方法で固めて閉じ込め、地下300メートルの強固な岩盤の中で10万年保存出来れば、今の自然環境を保つことができるそうだ。
日本は300年生き残れるだろうか?
ホモサピエンスは10万年生き残れるだろうか?
どうも現在の日本の状況を見ていると、どちらも怪しく思えてくる。
どうです、そう思いませんか?
立川断層帯の動き出す確率が、今回の東日本大震災で飛躍的に高まったらしい。今後30年で8%の確率らしい。阪神大震災では3%だったらしい。これによる地震が首都圏を壊滅的状況に陥れるか、浜岡原発が地震で福島第一原発状態になれば、首都圏を消し去るに違いなく、日本は再起不能状態になるに違いない。今でも経済的には、国債を紙くずにする以外に世界で生き残れる確率は非常に低いのではなかろうか?日本の政治は、すでに世界の中では死に体になってしまっているのだから・・・。

火曜日, 5月 24, 2011

予測できない放射線リスク

同じく日経サイエンス誌の記事に、タイトルの記事があり、学者の意見が載っている。
アメリカに到達したのは、放射性ヨウ素、セシウム、テルル、キセノン、ランタンなどだが、微量で通常の自然放射線レベルよりもはるかに低いそうだ。
オーストリア気象学地球力学中央研究所のシミュレーション。
http://www.zamg.ac.at/aktuell/index.php?seite=1&artikel=ZAMG_2011-03-18GMT09:52

同誌によれば、MITのヤンチ氏は「今回の原発事故が人体にどのような影響をおよぼすかを語るには時期尚早だと考えている。」今回のような状況でどれだけ被爆したら危険なのか、まだ分かっていないということらしい。・・・もっとも、これは一般人の話で、現場の作業員や、福島の小中学生、高校生などは除いた話だ。
今のところ、メルトダウンしたと言っても、格納容器の底は抜けていないし、冷却水をやたら垂れ流しているので、幸い温度が低い。蒸気爆発の可能性は低くなったと考えられるが、安心は禁物だ。今までが幸運だったのであり、今後も幸運を祈り続ける必要があるだろう。

3.11地球観測技術衛星「だいち」からみた地殻変動

日経サイエンスに引用されていた図。

http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/l_dis_inf_tohokueq_110401-06_f3.htm

残念、川崎市はちょうど境で入っていない。
日本列島の伸び縮みが見て取れる。
以前の、国土地理院との図と比べてみると分かりやすいかな?

日曜日, 5月 22, 2011

間違い

生田浄水場と書いたのは間違いで、市内の下水処理場からの汚泥でした。

川崎の浄水場の放射性物質

東京新聞の記事で知った。放射能慣れしてしまって、数字を見ただけではあまり驚かなくなっているが、これはちょっと驚きだ。
http://www.city.kawasaki.jp/press/info20110519_7/item8757.pdf

生田浄水場あたりはちょっとしたホットポイントになっているのかもしれない。
新聞報道では、1kgあたり一万三千二百ベクレルの放射性セシウムが検出されたと公表されたとなっている。市のHPには、まだ載せられていないのだろう。
市では、セメントの原料などに活用しているのを一部控えるという。汚泥中の放射性物質の規制値はないが、セメントに使用する原料には、鉄鋼などのように規制値があるのかもしれない。
改めて、原発を54機も持っている国なのに、呑気な国民なのだと思う。
僕なぞ先が短いから、何でもないが幼児や若い人は気をつけたほうがいい。この国のいい加減さに……。

火曜日, 5月 03, 2011

憲法記念日

新聞を開いていて気がついた。
憲法13条と25条が復興について尊重されるべき条項だということだが、もう一つ、福島の場合は複雑だ。水俣病を引き合いに出していたコラムもあったぞ。

月曜日, 5月 02, 2011

いろいろ

J ガバメント on ツイナビ
http://twinavi.jp/gov
今回の災害事故の全体像の把握は、こういったところを丹念に見るしかないかも。

東京新聞から………、

「作業員に知らせずベント」
『最初のベント着手は三月十二日午前九時ごろ。当時、放射性物質の漏えいにより敷地内の線量は既に上昇を始めていたが、証言によると、ベントに着手する方針や着手の時期、作業の進行状況などについて、これ以前も以後も、この社員や同僚には一切の情報が伝えられていなかった。』

「原発事故を遠隔地から分析し、放射性物質がどのぐらい放出されるかを予測する国の「緊急時対策支援システム(ERSS)」が、福島第一原発事故の発生直後から電源喪失のため使えなくなっていたことが二日、わかった。原発事故を想定した国のシステムでは「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」も機能しなかったことが判明している。」

なんてこった。ERSSは今でもデータを測れない状態が続いているそうで、何のために開発したシステムなのかと言いたくなる。原発も余震で10何箇所かの全電源喪失状態を経験している。初めからすべてのプラントの設計データが間違っていたのだと言わざるをえない。
ベントするのに、そこで働いている作業員に知らせなかったというのは、人命軽視の東電の体質をよく表している。まぁ、一歩譲って考えるとして、日本の組織の管理職は、一朝事あるときにはパニックに陥るということだ。菅首相も、報告を受けて気に入らないと相手を罵倒する癖があるそうだ。怒鳴りまくっている場合ではなく、緊急時にこそ冷静に相手に正しい指示を与えなけばならないだろう。
原子力安全委員会も、委員に招集をかけずに結論を出してきたようだ。だから会議録が存在しないという。
地震と津波については、すでに各大学や研究機関によって結果調査が始まっていて、今回の災害の経過がそのうち明らかにされるだろう。ところが、福島第一原発にいたっては、データもなし、指示を出すに当たっての経過を示す記録もなしでは、将来に残す財産を作れないことを意味する。すでに、現在、日本は世界にまれに見るほどの負債を抱え、原発事故の収束の見通しも立たぬままに、負の財産のツケを次世代に残すことになったのは明らかだ。原発を普通の状態で廃炉にするのにも1千億円の儲けを企業は計算しているらしい。次世代にツケを回す、これだけはやってはいけない事だった。子々孫々に苦しみを背負わせたことになる。
知ってか知らずか、国会では権力争いに終始している。いつから日本はこんな3等国に成り下がったのだろう。

福島難民
「「俺たち、まるで難民ですよ。外国のニュースなんかで、かわいそうだと思っていたけど、まさか自分たちがこんな目にあうなんて」、小山信男(49)さんは悔しそうに苦笑いした。福島第一原発のある大熊町で運送業を営んでいた小山さん一家は三月十二日、避難勧告に従って、着の身着のままで家を飛び出した。この日から漂う日々が始まった。」
「一家は四月九日に福島県会津若松市の旅館に向かった。東京ではなく、福島で地元の仲間と寄り添って避難する道を選んだ。新しい避難先は八畳一間に家族六人。七月までいられるが、そのあとどこに行くのかはまだ誰にもわからない。」

チェルノブイリでは、5ミリシーベルトを超えた地域には強制避難命令が出たという。福島のような30万都市には、行く場所が見つからないから、国は強制避難命令なんて出せないのだ。だから、児童には、学校の校庭には1時間しか出てはいけないというような中途半端な指示を出すことしかせずに、どうしてそうなのかの説明もできないのだろう。

土曜日, 4月 30, 2011

放射性物質の拡散予報について

東京新聞から………、

「福島第一原発の事故で放出された放射性物質の拡散予測公表を控えるよう、日本気象学会の新野
宏理事長(東京大教授)が学会員向けに要請・・・」

という記事があった。
こういった人が要職についている今の日本の現状が、情けない。
福島の原発がまだ先の見えない状態なのに、政官産学の利益享受連合体は、その後始末のツケを国民に回して、自分たちの生き残りを図っているとは、情け無さを通り越して、笑えてくる。
ナショナル・ヘラルド・トリビューン紙のりんごの揶揄に続いて、今度はフランスで日本を風刺した動画が作られて、出回っているようだ。

折しも、内閣官房参与が国の対策は場当たり的だとし、自分の意見はまったく顧みられなかったとして、辞職した。首相は原子力安全委員会の意見に従ったまでだと突っぱねたが、今までの安全委員会や安全・保安委員会の無責任な行動を見れば、どちらを信じるべきか明らかだ。
自衛策としては、やはり自分で計算して、自然界から受ける放射線量以外には、年間1ミリシーベルト以下に抑えておくのが正しい方法だろう。
国の言い方は、「現在では直ちに健康に被害を与える値ではない」ということで、将来蓄積された場合については、逃げを含んだ言い方になっている。
福島原発がいつになったら放射線物質を放出しなくなるのかについては、未だに予測が立っていないのだから。おそらく、水棺にも失敗しそうな気もするし、よしんば冷却に成功したとしても、メルトダウンした燃料の取り出し方について、途方にくれるだろう。そうそう、瓦礫の処理に3年かかるそうだから、本格的作業はそれ以後になるとすれば、少なくとも放射性物質はそれまで放出し続けるはずだと思うけど………。
テレビでチェルノブイリの25周年の報道をしているが、将来、福島第一原発の何十周年という報道特番が組まれるのは確実だ。

とにかく、福島原発からの放射性物質の拡散予報について、日本のジャーナリズムは何も報道しなかったために、多くの市民はどれくらいの被爆をしたかについての予測が立てられなかった。ドイツやスエーデンの気象庁の発表しているデータでも、取り上げる報道機関はなかったのだろうか?これも情けない状況だ。

金曜日, 4月 29, 2011

新聞の読者投書欄から

孫 正義 講演 「震災復興に向けて」のことをさしたものらしいのだが・・・、





以前の記者会議で孫氏が配った資料
「エネルギー政策の転換に向けて」
http://minnade-ganbaro.jp/res/presentation/2011/0422.pdf

水曜日, 4月 27, 2011

予測情報の提供

こういった決まりがあるのに、今回は全て無視されていた。
管さんは他人がアドバイスすると、それを自分が批判されていると思うらしく、今回のような意味不明の言動になったということかな?

原子力施設において、放射性物質の異常な放出あるいはそのおそれがある場合、文部科学省は原子力施設から通報される放出源情報等を基に、SPEEDIネットワークシステムによる計算を(財)原子力安全技術センターに指示します。
 計算開始後約十数分で予測風速場図形予測濃度図形予測線量図形が作成されます。これらの図形はネットワークを介して国や関係道府県、オフサイトセンター等に配信されます。
 国や関係道府県は、配信された予測図形をもとに、住民の屋内退避など各種防護対策の検討を行います。」

権力の座に着くと、こうした情報までも独占して、他人の忠告も耳に入らなくなってしまうようだ。でも、決まりぐらいはせめて守ってもらわないと困る。
これから先日本はチェルノブイリのたどった道を、同じように追っていくのだから………。
さらに悪いことに、海に汚染水を垂れ流しにしたために、食物連鎖も起こるだろうから、これから先の長い期間にわたって、観測していく必要もある。
また、福島第一原発の状況は、未だに収束への道のりが見えない。現在進行形だ。これから先、奇跡の起こるのを願うほかない。

線量測定マップ

今まで表でばかり発表していた放射線量の分布を、やっと図にしたものを公表した。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/26/1305519_042618.pdf
ヨーロッパの国では、これらの数値を元に動画による毎日の予測をしているが、どうして日本の機関はそうしたものを公表しないのだろう。不親切きわまりない。
この図にしても、官邸サイドからのストップがかかっていたという噂がある。困った国だ。

火曜日, 4月 26, 2011

馬鹿みたい

過去の放射性物質の飛散予測 SPEEDIアーカイブで公表


http://response.jp/article/2011/04/26/155503.html

緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)
これまでの予測結果
http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/past.html

やっぱり政府による情報隠しは行われていたことを証明するものだ。
外国はこんな日本人の行動様式を不可解にしか思わないだろう。
どんな言い訳をしても外国には通用しないということだ。

水曜日, 4月 20, 2011

地獄の光景

同窓会のメーリングリストから………

「・・・地震4日目に東京をヘリでたち同日仙台入り直ちに車で東松島に入りました。福島原
発をさけだんだんと被害地に近づくにつれ、上空より見る風景が異様な風景におどろかされました。今回の被害地は緑に囲まれ、豊富な自然の恵みに育まれた青い海を望む街が見られるはず
でしたが、黒く濁った海、焼けただれた街、瓦礫に埋まった街しか見ることが出来ま
せんでした。

東松山市に入るとそこは、地獄としか言いようが有りません。3月11日午後2時4
5分を境に、人々の話声、笑い声、子供の声、動物の鳴き声、街のにおい、そのすべ
てを奪い去ってしまいました。此の時より街の風景は瓦礫の山、本来海にあるはずの
漁船がころがっており、やっと車であることが分るほど痛みつけられた車、動物の死
体、また瓦礫に挟まれ男性か女性か区別するのが困難な死体が転がっておりました。

子供を津波より守ろうとしてしっかり抱いたまま、死んでいた母親、2人で何とか逃
げようとして手をつないで被害に遭った老夫婦。

また、海には、津波に流された死体が浮かんでたり、動物の死体、瓦礫があちらこち
らに浮いておりました。

そこには海のにおいはなく、重油と汚物の混ざった匂いしかにおいません。日に何度
涙を流したかわかりませんでした。

幹線道路はかたずけられましたが、周りは瓦礫の山で少しの風でもほこりが立ち、独
特のにおいが町中に漂っております。

亡くなった多くの方々は、殆んど方が身元の確認が出来ず、送る方もなく、身元不明
者扱いで土葬されております。見るたびに胸が締め付けられます。

街に野生化した犬、牛、馬が歩いており、びっくりします。

最近の新聞では、震災に遭った街はだんだん立ち直ってきているような報道がされて
おりますが、これはごく一部の街での事で、まだまだ立ち上がってはおりません。
人々の心は、やっと自分がどのように所にいるのか、これから何をやろうかと考え始
めることが出来るようになり始めております。援助物資・食料の配給もまだまだ十分
ではありません。ライフラインもまだ末端まで届いておりません。人々の立ち直りに
どのくらいの時間がかかるのかはかり知れません。多くの人たちは震災前の街に戻る
のは不可能と思いはいじめておりますが、先祖代々の土地、畑、家畜、漁業を失うこ
とはできず、苦悩に満ちております。

まだ多くの方の心温まる援助が必要です。

今回強く感じたのは、「自然の力の前では、絶対安全なものはない」と言う事でし
た。・・・」

彼は、まさに地獄絵図を目の当たりにしたようだ。

拡散の試算図2千枚、公表は2枚 放射性物質で安全委

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041801000775.html

う~ん、SPEEDI の拡散試算図は2千枚作られていたわけだ。そのうち、公表されたのは2枚。
安全委員会の発表ではあるが、官邸も当然知っているはずだ。国際基準の一千倍も高い濃度の放射性汚染された水の公海への放出を許可したくらいだから、こうした情報隠蔽は常態化しているのだろう。

日本の信用は地に落ちた。これを取り戻すには、百年はかかるだろう。借金は孫の世代までかかっても返せるあては立つが、信用の回復を取り戻すには、きっと大変だぞ。次の世代に大変なお荷物を背負わせたものだ。

昨日、ノー天気な経済産業省の大臣が、東電の支払い能力を超えた分は、その補償費を税金か電気料の増額によってまかなうと公言した。企業を守るより市民を守るほうが先ではないだろうか?

枝野さんは、何かにつけて「今すぐ健康に害があるものではありません」と繰り返すが、水棺による収束を計画しているとすれば、これから先、数十年は放射能を出し続けることになるだろうから、累積放射能を考えれば、何パーセントの人にか影響が出るのは必至だ。

折りしも、今日になって、福島県下の教育機関のいくつかに屋外の活動は1時間以内にするようにという通達が出た。
なぜ、こうした突然の発表ばかりが続くかといえば、情報隠蔽しているからに他ならない。
ジャーナリズムも大本営発表の記事ばかりで紙面を埋めていたりするから、まぁ、同罪かな?

ノルウェー気象研究所の予測
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conc_I-131_0_;region=Japan

東電の出した工程表について、IAEA は、そのとおりに作業が履行されれば、放射能の放出はそれほど増えないとの見方を示した。先月には再臨界の可能性を言っていたのに・・・。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110420dde002040031000c.html

もうひとつ心配なのが、地下水汚染のことだ。メルトダウンして、燃料が地下水脈に到達することが避けられるとしても、20年、30年の間、水が染み出すとすれば福島一帯の地下水脈はかなりの放射能汚染にさらされることになる。

福島県の30キロ県内の避難民は、将来どうなるのだろう。悪くするとふるさとを失うことになるかもしれない。いや、その可能性のほうが高いだろう。人災による大きな悲劇だ。

不思議なのは、こうした状況の中で、テレビの地上波で行われた世論調査の結果は、原発の運用を続けるべきという意見が、半数を超えることが多いということだ。僕などは、将来は小さなタービンを使った水力発電を全国に張り巡らしたり、太陽光発電を屋根にではなく、林のように木の葉っぱの形をしたものにして。山のあちこちに乱立させて、それらをスマートグリッドで結んでコントロールするようにすればいいんじゃないかと思うのだが、素人の夢か?

アメリカの特殊部隊が帰国したようだ。水蒸気爆発の可能性がないと見たのか?いや、いや、まだまだ安心するのは早い。現場の作業者はひどい扱いを受けたままだから、疲れきったら、どんなヒューマンエラーが飛び出すかもしれないのだ。東電さん、下請けに丸投げしたままでほっておかないで、現場にせめて、風呂場の設備や布団の差し入れをしてあげなさいよ。この人たちに日本の未来がかかっていることを、官邸も東電もまるでわかっていないというのは信じられないことだ。

火曜日, 4月 19, 2011

SPEEDI と ERSS

SPEEDI
http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol59-5/paper05.pdf

ERSS
http://www.jnes.go.jp/bousaipage/system/erss-1.htm

こんな立派なシステムがあるのに、保安院も官邸もこれらの結果を見て避難区域を決めているに違いなく、一方、自治体や市民にはこれらのデータが知らされずに、その恩恵に浴することはできなかった。東京新聞の記事によれば、官邸が公表にストップをかけたらしい。アメリカなどが原発事故の初めから、日本政府の情報隠しに疑念を表明したのは、当然のことだったのだ。
未だに、産官学の癒着のトライアングルは機能している。その主導者は官邸というわけだ。
東電の会見も、枝野長官の会見も、菅首相の会見も、みんな当事者意識がなく、まるで他人事のような言葉の羅列に終わっているのは、こうしたことがあるからだろう。

日曜日, 4月 17, 2011

speedi による積算線量予測

積算線量 (3月12日から4月5日まで )
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan022/siryo1-3.pdf



asahi.com に載っている一年後に予測される避難地域の図が出どこが見つけられなかった。

とにかく注目は、いつになったら垂れ流しが終わるかという点だ。
東電は工程表を公表したが、一年分だけだ。最終的には早く見積もっても20年から30年は必要だと思われるが、そこまで考えられないということなのだろう。事故から1ヶ月たっても、東電も安全保安院もパニック状態のままでいるらしいのは、驚いたことだ。どちらにも専門家はいないのだろうか?

土曜日, 4月 16, 2011

川崎市長「被災地のごみ処理」発言

川崎市のメーリングリストから、

「2 放射能を帯びた廃棄物は処理しません
災害廃棄物の本市への受入れにあたりましては、災害廃棄物の処理に関する全体的な計画が示された段階で、その計画に基づき、関係自治体とも協議しながら、健康と安全を第一に処理の体制を検討していくこととなります。また、放射能を帯びた廃棄物については、低レベルであっても、移動が禁止されておりますことから、本市で処理することはありません。」



だってさ。

火曜日, 4月 12, 2011

再びテスト

タイトルが出ますように!

国際原子力事象評価尺度(INES)レベル7への検討

経済産業省の原子力安全・保安院は福島第一原発の事故で、レベル7の指定の検討に入ったようだ。
今までの放射性物質の放出量の総量が、チェルノブイリの域に達したからだろう。
このお役所は、責任を取らなくてすむから、本当はもっと自由にものが言えるはずだが、どうもいつも歯切れが悪い。東電だって、免責事項があって、天災などのやむを得ぬ防ぎようのない場合の事故では、6千億円だったかな?・・・それだけの保障をすれば責任は逃れられるらしい。
つまり、今回の原発事故に対して全責任を負う人は、あるいは団体はどこにも存在しないわけだ。今の政府は国が責任を負うといっているが、100年先まであなたたちは政権を担って責任を果たせるというのだろうか?
結局、この事故の代償は日本国民が負うことになる。
さて、国際社会はいつまでこの日本の現状を黙って見ていてくれるかだ。地球上の全生物の共有財産である海洋と大地と大気圏に放射能物質を撒き散らしている日本は、国際社会に対して前もって通知もせず、謝りもせずこういったことをし続けているのだから、必ず警告される日がやってくるに違いない。
折りしも、管直人名の、この時期にはトンチンカンと思えるような内容の広告文が世界の主要新聞に出されたらしい。
願わくば、悠長な日本のやり方が、見過ごされてくれればいいのだが、さすがに6ヶ月、1年と現状のような状態が続くとすると世界の国々は許してくれまい。悪くすれば確信犯的な犯罪国家の烙印を押されかねない。
テレビに解説者として呼ばれている地震学者先生の説明によると、これから先、内陸部でマグニチュード8クラスの地震が起こっても不思議ではないし、相模トラフや南海トラフに地震を誘発してもおかしくない状態にあるらしい。
今までの余震でもって、日本の原発は、電源遮断に対してまったく無防備なことがはっきりした。これはまことに恐ろしくも現実だ。皮肉なことに、日本国民は、今回の統一地方選挙において、原発推進の先頭に立ってきた自由民主党に、一番多くの当選者を出す結果になった。それだけ利益誘導の政治は多くの日本人に恩恵を与えているということなのだろう。私も、命のかけがえのなさ、環境のありがたさを考えてくれるような人に一票と思って投票所にいったが、目指すような立候補者は見つけられなかった。今の選挙はお金がかかりすぎるからだろう。大きな既成政党にばかり選挙資金が流れる仕組みになっているらしい。
さて、これから半年後、1年後の日本はどうなっているだろうか?天皇陛下は、京都御所に移られるのだろうか?



月曜日, 4月 11, 2011

放射能の影響予測

speediによる観測結果を図にしたもの。
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf

これにより、予測していたより深刻な結果が出たので、これ以後こういった図は発表されていない。
一般には、年間に浴びる放射線量は1ミリシーベルトが許容量とされているらしい。
各自治体で発表される観測データを自分で積算してみて、私は許容量に達しているかいないかを自分で判断するしかないようだ。  
政府の発表は、矛盾に満ちていて、ほとんど信用できないらしい。
今日も放射能は原発から蒸気によって空中に、垂れ流しの水によって土中に、どんどん流れていく。
これが後どのくらい続くか。ある学者さんの説明では連休明けまで続き、その後、ぐっと値は低くなって今よりは安定するようになるらしい。その後は20年から30年は放っておいて、作業できるようになったら、閉じ込め作業ができるようになるようだ。
それまでの間は、放射能は出続ける。勿論、閉じ込めても放射能は出るが、拡散しなくなるだけだ。
もう使えない土地、使えない海が発生するのは仕方ないことで、あきらめるしかない。まぁ、当然でしょうね。
取り敢えずは汚染された空気は吸い込まないこと。汚染された土地や海から取れた食べ物は摂取しないこと。もし摂取した場合、自分で年間摂取量を計算して、1ミリシーベルトに抑えること。
どうも、これが自衛手段らしい。
今の段階では、この境界線は南にあっては千葉県辺りらしい。
お医者さんが大丈夫だというのは、昔と違って医療技術が進歩しているので、病気が発生しても大丈夫だという意味らしい。

金曜日, 4月 08, 2011

東北と関東圏の大地震

ウィキペディアから東北と関東の地震を拾ってみた。

869年7月9日 貞観三陸地震 - M 8.3~8.6、地震に伴う津波(貞観津波)の被害が甚大で死者約1,000人。多賀城損壊。津波堆積物調査から震源域が岩手県沖~福島県沖、または茨城県沖の連動型超巨大地震の可能性も指摘される[1]
878年10月28日 相模・武蔵地震 - M 7.4、死者多数。京都でも揺れが感じられる。
1257年10月9日 正嘉地震 - M 7.0~7.5、関東南部に大きな被害。
1293年5月27日 鎌倉大地震 - M 7.1、建長寺などで火災発生、死者2万3,000人あまり、余震多発。
1433年11月7日 相模地震 - M 6.7、死者多数。津波により利根川が逆流。
1611年12月2日 慶長三陸地震 - M 8.1、死者約2,000~5,000人。
1615年6月26日 江戸地震 - M 6、死者多数。
1616年9月9日 宮城県沖地震 - M 7.0、仙台城が破損。
1649年7月30日 武蔵・下野地震 - M 7.1、死者多数。
1677年11月4日 房総沖地震(延宝房総沖地震) - M 7.4 、死者500~600人。福島県~千葉県に津波。
1678年10月2日 宮城県北部沖で地震 - M 7.5、死者1人、東北地方の広範囲で被害。
1703年12月31日 元禄地震(元禄関東地震) - M 8.1、死者5,200人(20万人とも)。関東南部に津波。
1717年5月13日 宮城県沖で地震 - M 7.5、陸前、陸中で津波や液状化により被害。
1731年10月7日 宮城県南部で地震 - M 6.5、死者数名、家屋が倒壊。
1793年2月17日 三陸沖で地震(連動型宮城県沖地震) - M 8.0~8.4、死者100人程度、陸中から常陸にかけて津波。
1812年12月7日 武蔵・相模地震 - M 6、死者多数。
1835年7月20日 仙台地震 - M 7、死者多数。仙台城損壊、津波あり。
1855年11月11日 安政江戸地震 - M 6.9、死者4,700~1万1,000人。
1858年7月8日 東北地方太平洋側で地震。M 7.0 - 7.5。
1894年6月20日 明治東京地震 - M 7.0、死者31人。
1895年1月18日 茨城県南部で地震 - M 7.2、死者6人。
1896年6月15日 明治三陸地震 - M 8.2~8.5、死者・行方不明者2万1,959人。
1896年8月31日 陸羽地震 - M 7.2、死者209人
1897年2月20日 宮城県沖地震 - M 7.4、地割れや液状化、家屋に被害。
1897年8月5日 三陸沖で地震 - M 7.7、宮城県や岩手県で津波により浸水被害。
1898年4月23日 宮城県沖で地震 - M 7.2、北海道から近畿にかけて有感、岩手県と宮城県の県境付近で被害。
1901年8月9日8月10日 青森県東方沖で地震 - M 7.2・7.4、死者18人。
1902年1月30日 青森県東部で地震 - M 7.0、死者1人。
1909年3月13日 千葉県房総半島沖で地震 8時19分 - M 6.5 / 23時29分 - M7.5。
1914年3月15日 秋田仙北地震 - M 7.1、死者94人。
1915年11月1日 宮城県沖で地震 - M 7.5、岩手県や宮城県の沿岸に小津波。
1921年12月8日 竜ヶ崎地震 - 千葉県・茨城県県境付近で発生。M 7.0。家屋倒壊、道路亀裂。
1923年9月1日 関東地震(大正関東地震。被害については関東大震災に記述) - M 7.9、死者・行方不明者10万5,385人(日本災害史上最大)。
1924年1月15日 丹沢地震 - M 7.3、死者19人。関東地震の余震だと見られている。
1933年3月3日 昭和三陸地震 - M 8.1、大津波発生、死者・行方不明者3,064人。
1936年11月3日 宮城県沖地震 - M 7.4、小被害(ほぼ同規模の1978年宮城県沖地震と比較すると、死者皆無など遥かに小規模の被害)、小津波あり。
1937年7月27日 宮城県沖で地震 - M 7.1。
1938年11月56日 福島県東方沖地震 - M 7.5 / 7.4、福島県や宮城県で震度5、福島県で死者1人、東北~関東に津波。
1987年12月17日 千葉県東方沖地震 - M 6.7、千葉県で最大震度 5、死者2人(関東における戦後初の被害地震)。
1994年12月28日 三陸はるか沖地震 - M 7.6(旧M 7.5)、青森県で最大震度 6、死者3人。
2003年5月26日 宮城県沖で地震(三陸南地震、東北地震) - 本震は M 7.1、岩手県宮城県で最大震度 6弱。太平洋プレート内の地震。
2003年7月26日 2003年宮城県北部地震 - 本震は M 6.4、宮城県北部で最大震度 6強(このほかにも、前震と余震でそれぞれ1回ずつ震度6弱を記録)。
2008年5月8日 茨城県沖で地震 - M 7.0、茨城県水戸市・栃木県茂木町で最大震度 5弱。午前1時45分に本震発生。同日には午前1時2分頃にM 6.4、その14分後にもM 6.3の地震発生。
2008年6月14日 岩手・宮城内陸地震 - M 7.2、岩手県宮城県で最大震度 6強。山崩れや地滑りが多発。死者・行方不明者23人。一関西で観測された4,022ガルがギネス世界記録に認定[6]
2008年7月24日 岩手県沿岸北部で地震 - M 6.8、岩手県九戸郡野田村などで最大震度6弱。震源の深さ108km。なお、岩手・宮城内陸地震との関連性は薄いとされている。
2011年3月9日、三陸沖で地震。M7.3。宮城県登米市美里町栗原市で震度5弱。最大60cmの津波を観測。東北地方太平洋沖地震の前震。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)。Mw9.0(日本の地震観測史上最大)。宮城県栗原市で最大震度7北海道から関東地方にかけて大津波。潮位計によって観測された最大波高は岩手県宮古港の8m50cm以上[7]、実際は各地で10m以上に到達[8]福島第一原子力発電所事故をはじめ、岩手県・宮城県・福島県を中心に甚大な被害。死者・行方不明者2万人以上。戦後最悪の震災となった。3月9日に前震があり、11日の本震以降も余震が広範囲において多数発生。また、11日以降の数日間に震源域から離れた場所で発生した地震についても、この地震に誘発された可能性が指摘されている[9]


先日、テレビである学者さんが過去2000年の間に東北と関東で連動するように4回の大地震があった。それぞれ、前後10年の間に起こっているという話をしていた。本当かなぁ、と思ってウィキペディアから拾ってみたが、地層研究のものは載っていなかったので、先生の発言のウラをとることはできないようだ。

木曜日, 4月 07, 2011

福島第一原発の汚染水

東京新聞から、

「奈良林直・北海道大教授(原子炉工学) は「2号機建屋にたまった水をポンプで炉に注入して循環させるループを作ればいい」」
「岡芳明・早稲田大教授(原子力工学) も「いいアイデアだ。冷却系の途中に空冷式の熱交換器を取り付ければ、冷却の効率が上がる」」
「代谷委員は「炉の中に水を入れるときは、ごみのような不純物を除去するため、フィルターぐらいは通さなければいけない。フィルターにたまったごみを除去する作業は、非常に高い放射線量の場で行わなければならない」」
「上原春男・元佐賀大学長は「プレート式熱交換器」を使った冷却システムの新設を東電や原子力安全・保安院に提言している。原子炉の冷却系をこのシステムに通し、海水との間で熱を交換して冷却する「「全金属製で放射線に強い。幅も高さも一メートルほどで、ヘリコプターで運ぶことができる」と上原元学長は言う。」

いろいろ出てくること。東電さん、原子力安全・保安院さん慎重に、しかも素早く決断してくだい。菅首相のように、この国難とも言える難事に当たって、自分の身の保守やお友達を集めての勉強会や、勢力拡大のことなどを考えているような人の真似だけは、しないでくださいね。

月曜日, 4月 04, 2011

失礼しました、NHKさん

各地での観測値の取材はしているんですね。
→ http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/houshasen/index.html
→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110404/t10015080851000.html

でも、気象庁のデータはなぜ取材できないの?

公表されない気象庁の放射性物質拡散予測

Yomiuri online から、

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府が公開していないことが4日、明らかになった。」
気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。」
同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1~2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や継続期間、どれくらいの高さまで上ったかを、風向きや天候など同庁の観測データを加えた上で、スーパーコンピューターに入力し、放射性物質の飛ぶ方向や広がりを予測している。」


日本政府がこれ程堕落しているとは………。
東京新聞にも、特集記事で東電と政府の決断力の無さや保身の体質についての記事があった。
日本の一番不幸なときに、今までで一番不幸な政府であったと思われることが、これから先何を日本にもたらすだろうか。
NHKでさえ、政府の手先でしかないことが明らかになったわけだ。この時期になんということか。
カラー放送受信料を返して欲しいもんだ。

日曜日, 4月 03, 2011

放射能予報か…

yu_miri_0622 柳美里 さんのツイートから・・・

「「放射能予報」日本の気象庁にもやってほしい。そしたら、洗濯物外に干せる日がわかるし、子どもに「今日は原発からの風がこっち向いてるから、外出ちゃダメだよ」とか言える。」
http://is.gd/o9zae3

こういうの、テレビでやってもよさそうだと思うけどなぁ。
学者さんは反対の感覚でいるらしいけど。

金曜日, 4月 01, 2011

当事者能力なし

同窓会のメーリングリストから、・・・・

「今の政府と東電の対処では、福島はそう簡単には収まらない。全てが後手に回っ
ている。こういう時の対応は、同時並行で手を打つという事ですが、球を止めか
らでないと打てないという、日本人的センスでは無理でしょう。
空焚きで2700℃になったという事は、被覆管(燃料はジルカロイ融点1850℃、制
御棒はハフニューム融点2222℃)が溶けて酸化し、ぼろぼろの角砂糖状態という
事。勿論、使用済み燃料棒も酸化してぼろぼろ。従ってそれらが一箇所に集まっ
て再臨界に達しないよう、バラける事で精一杯。」

やっぱりなぁ。
新聞記事にあったけど、ある学者の計算では首都圏で200万人が被爆するようになるらしい。
我々にできることといったら、災害の被害者援助をするくらいだなぁ。
アレバと米軍さん、お願いですから助けて下さい。最も米軍の特殊部隊は水蒸気爆発を起こしてからしか行動を起こさないだろうけど。

火曜日, 3月 29, 2011

被災地の状況

同窓会のメーリングリストから、

「今回の地震より被害を受けた老人施設の方々の介護の補助に協力する為、宮崎県仙台市のはずれにある松島に来ております。既にマスコミ等によって報道されておりますが、報道以上に被害を受けております。街の至る所は瓦礫の山、壊れた車、傾いたビル、ビルの上に乗った漁船、道に横たわっている家畜、ペットの死骸、その中を父・母・子供・兄弟・親戚を探す被害者が無言で行ったり来たりする被害者がおられます。やっと探しても無言の対面に涙も出ず、座り込んでしまう方、小生も声をかけることもできずただただ合掌すのみです。
避難所に収容された老人の方々(平均75歳~~80歳)も環境になじめずただただじっと寝ているだけです。話声、笑い声も聞かれません。ストレスがたまり亡くなる方もおられます。まだまだ生きることが出来るのに残念です。さらに寒さが追い打ちをかけます。
三度の食事も温かいものが口にできるのは1回ぐらいです。一部の避難所はNPO法人の協力で温かい食事が出ているようですが、これもごく一部です。」

先日、東京新聞に検死に派遣された警察官の手記が載っていた。まず泥にまみれた遺体を丁寧に手洗いするところから始めるのだそうだ。こういうことは現場に行ってみないと分からないことだ。今の私にできることは、義援金による協力しかないなぁ、合掌。

月曜日, 3月 28, 2011

奇跡よ起これ

福島原発事故には、奇跡の積み重ねで収まることを願うほかはない。
チェルノブイリの爆発後は、80万人の人手で石棺にして事故を収めたが、この寿命は30年ですべての放射性物質の放出が収まるには、数世紀を要すると見られているらしい。
日本政府と、保安院は各方面からの何度にもわたる忠告にも、一切耳を貸さずに来たことが今回の事故を招いた。
失われた20年には、重大なことを先送りにしてきたことが多すぎた。

土曜日, 3月 26, 2011

ヒドイ話

asahi.comのフィードから、

「東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)3号機のタービン建屋内で起きた作業員3人の被曝(ひばく)で、3人が作業に入る6日前の18日、2号機のタービン建屋地下で、通常時に比べて異常に高い放射線量を確認しながら、東電は作業員に注意喚起をしていなかったことがわかった。東電は「情報共有が早ければ被曝を防げた可能性がある」と認め、謝罪した。」
「東電福島事務所の担当者は「情報共有が悪かったために24日の被曝が起きた。おわびしたい。今後は社内の情報共有に努めたい」と述べた。」

情報共有といった問題ではないでしょ。次元が違うんじゃないの。上から下まで東電の体質が現れたとしか言えないような気がする。まったく、検針しないで電気料を取るなんてことをこっそりやっているくらいだから、何をかいわんやだ。

木曜日, 3月 24, 2011

NYからの便り

同窓生のメーリングリストへの投稿から、

「TVJapanはNHKの米国子会社なのですが今回の地震でNHKは
いち早く被災地に入り24時間体制で報道してくれて助かりました。
昔と違い被災に対応してる会社の会社名を入れて報道しているのは改善です。
米国のCNNとDiscovery channel, PBSを併せたようです。」
「ただし原発の報道では歯がゆい思いをしてます。
政府系の報道機関なので大胆な批判はしにくいか
東電の初動対応は批判されてもよいのではないかと感じてます。
全てが後手後手にまわりThree mile 原発経験のある
米国技術者への相談は既に事態が悪化して
手がつけられなくなってからからなのですから。」

何処にいても同じような感想を持つなぁ。
現場の報道ができないのは、立ち入り禁止の規制がされているせいだろう。
事故直後に、東芝の社員が現場に入ろうとしたら、津波が危ないと言って警察官に入れてもらえなかったそうだ。大事故の直後には皆動転して、機転を利かす人がいないんだろうな。それだけ、日本人もマニュアル人間になっているということだろうな。
最近やっと、事故直後の現場の人達の状況が報道されるようになったけれど、遅いなぁ。

水道水からの、放射性ヨウ素の検出の問題も、予め分かっていたはずだ。気象学者や大気圏の研究者たちは、なぜ何も発言しないんだろう。ごみ焼却場の汚染物質の拡散の研究などで、大気中に舞い上がった汚染物質の拡散の研究は、かなり進んでいるはずなのに………。御用学者がそれだけ多いということなのだろうか?悲しいねぇ。「地球シミュレーター」も泣いているに違いない。

火曜日, 3月 08, 2011

法律の不合理

前原さんの辞める理由がおかしい?在日の人が外国人に当たる?過去に自分たちの行って来たことをすぐに忘れる日本人の行動の典型だ。法律がおかしいのか、日本人の頭がオカシイのかどっちだ?

町内会の役員決定

町内会の組長さんと理事をうまく引き受けてもらうことができた。
回覧の周り順と、組長さんの引受順が以前と変わっていて不公平だとか、生活に忙しいので断りたいとか、まぁ、いろいろ言われるもんだ。

木曜日, 3月 03, 2011

みみずく

この冬の間、多摩川べりの柳の木の下に、カメラマンが毎日のようにたむろしていた。なんだろうと、行ってみたらミミズクのつがいがじっと枝にとまっていた。納得。

土曜日, 2月 26, 2011

北国から来た車

雪道を走ってきた車は、水洗いしないとすぐにボロボロになるとのこと。
買い置きしてあった家庭用ケルヒャーを、初めて使ってみた。
今まで取説を読むのが面倒くさくて、放っておいたものだ。
娘婿さんは、すぐに組み立てて車を水洗いし始めた。その結果の素晴らしさに、ついでに私も自分の車をケルヒャーで水洗いした。

水曜日, 2月 16, 2011

時間も気持ちも余裕なし

去年の4月5日以来、気持ちにも、時間にも余裕が無くなって、PCに向かう時間が必要に迫られた時だけになった。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。