今日の神奈川新聞のK-PERSON欄に秋吉敏子さんのインタビューが載っていた。
渡米する前に横浜のジャズ喫茶「ちぐさ」でレコードを聴いて採譜したこと、山下公園から見る夜明けの景色などについて語っている。「ちぐさ」の故マスターと常連客とおぼしき人たちと撮った写真が小さく載っている。
「ジャズと生きる」にも書かれているが、このインタビューでも日本人でただひとり「ジャズマスター」に選ばれたことにふれられると、「でも、ジャズミュージシャンは死んでからが勝負なの」と語っている。このことは彼女自身徹底して貫き通してきた信念だ。2月の横浜・県立音楽堂でのソロコンサートについて、昔を顧みて「ストイック(貪欲)に自分を磨き、ピアノに向き合っていたあのころの技術を取り戻すこと。それが今、目の前にある目的」とも語っている。
なんと老いを知らぬバイタリティー。恐れ入るばかりである。
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