以前から問題視されている日本の自殺者数の多さ、いっこうに改善の兆しが見られない。
G8で2位の自殺率 助けを求める声に日本政府も――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
『東京の西の郊外にある荻窪駅から乗車する通勤客はおそらくもう、ホームに巧みに設置された幅2メートル高さ1.2メートルの鏡を、いちいち気に留めてはいないのだろう。鏡がそこにある理由は、飛び込み防止。自分の姿を目にすれば、人は線路に飛び込みにくくなるのではないか、という発想だ。』
『テンプル大学のジェフ・キングストン教授(アジア研究)は、日本の高齢化が進むに連れて、病気が原因の自殺が増えるだろうと見ている。昨年は自殺のほぼ半数が、健康上の理由を原因としていた。』
『「過去10年間の国の対策は大失敗だった」とキングストン教授は言う。「カウンセリングやセラピーを必要としている人たちが、きちんとした治療を受けられていない。重大な公衆衛生の問題なのに、あまりにも長いこと見過ごされてきた」
この問題にきちんと対応しない限り、自殺率の低減はいつまでたっても何をやっても、鏡や煙に頼るトリックめいた、目くらましに過ぎない。キングストン教授はこう警告している。』
月曜日, 6月 25, 2007
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