新しい顕微鏡の世界。
電子顕微鏡では、固定した世界しか観察できなかったが、新型レーザー顕微鏡では細胞の中を生きたまま動いている状態で見ることができるという話・・・。
サイエンスZERO | これまでの放送 | 第171回 ここまで見えた 新型顕微鏡の世界
『最新の「レーザー顕微鏡」は、レーザー光と蛍光物質を使い、数十万分の1ミリの大きさを、見たい物だけを光らせて見ることができるという仕組みを持つ。従来、高い倍率を誇る顕微鏡と言えば、その代表は電子顕微鏡だった。しかし電子顕微鏡は対象物に電子線を当てるため、生きたまま見ることができなかった。ところが新型レーザー顕微鏡はそのウィークポイントも克服。なんと生き物の微細な様子を生きたまま見ることができる。』
『国立遺伝学研究所では、花粉症などアレルギー反応が起こる仕組みについて解き明かそうとしている。アレルギー反応はマクロファージとリンパ球が接触して何らかの情報交換が行われると考えられてきたが、実際の反応はナゾのままだった。新型レーザー顕微鏡で観察したところ、マクロファージと接触した瞬間、リンパ球の表面で活性化するタンパク質が多数生み出されることが見いだされ、将来のアレルギー対策に向けての有効な知見となった。』
などなど、非常に多様な分野での新しい研究ができるようになったようだ。
金曜日, 7月 06, 2007
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2 件のコメント:
子供の頃顕微鏡を買ってもらい、毎日葉っぱをとってきては葉脈をみて美しいと思ったものですが、最近の顕微鏡はあまりには倍率が高く、対象物がグロテスクに見えると思うのは私だけですかね。
この新型顕微鏡は、見たいものを蛍光塗料ではっきり写すことができて、しかも動いているところがすごかった。脳の神経細胞の奥行きによる状態の変化も追うことができるんだ。動画を見ているようなものだから、グロテスクな感じはしなかった。
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