nikkei BP net から、
bp special ECOマネジメント/コラム
『家庭で使用されている給湯器は、ほとんどがガスや灯油を燃焼させるタイプである。これらの燃焼型の給湯器では、排気ガスを外部に放出しなければならない。その際に、熱も同時に排出されてしまうことになるため、どうしてもエネルギーのムダが発生した。従来型の給湯器は、いくら高性能であっても15~17%程度の熱が捨てられていた。
この熱をできるだけ逃がさないで利用しようとしたものが、「潜熱回収型給湯器」である。都市ガスと液化石油ガス(LPG)を燃料とするタイプは「エコジョーズ」、灯油を燃料とするタイプでは「エコフィール」という商品名で市販されている。』
『ガスを燃料として、ガスエンジンを使って発電機を回して発電し、排熱を利用してお湯を沸かし、給湯タンクに貯めて利用する。電気と熱を一緒に作るシステムを「コージェネレーション」と呼び、病院やホテルの給湯をはじめ、熱利用の大きな用途で数多く採り入れられている。・・・・・・家庭用のガスエンジン給湯器は1kWの発電能力を備えており、同時に発電の際に得られる熱出力は2.8kWである。通常の給湯器と違って、発電ユニットと排熱からつくるお湯を貯めておく貯湯タンクで構成されるシステム機器である。発電と排熱利用による省エネルギー効果は、通常のシステムと比べると20%ほどの改善になるとされている。』
『コージェネレーションで注目度が高いのが家庭用燃料電池だ。燃料電池は、「水の電気分解」と逆の原理で電気を発生させる。水の電気分解は、水に外部からの電気を通すことによって水素と酸素に分解する。逆に燃料電池は、水素と酸素を化学反応させて水と電気をつくる。酸素は空気中に豊富に存在するが、一方の水素は天然ガスやLPG、石油から分離抽出する方法が一般的である。』
『近年、最も注目されている給湯器の一つがヒートポンプ式給湯器であろう。ヒートポンプという技術は、私たちの家庭のなかで日常的に利用されている冷蔵庫やエアコンに使われている技術と同じである。エアコンで暖房を行う代わりに、お湯を沸かそうというわけだ。・・・・・しかし、最新のものでは、定格効率でCOP値(エアコンの効率を表す指標。値が大きいほど効率が高い)が4.0(1kWの入力で4kWの出力が得られる)を上回る製品が販売されるようになった。
この給湯器は従来の深夜電力温水器(これは1kWの入力では1kWの出力しかない、通常のヒーター式のもの)に代わる商品として開発販売されている。したがって、電気代は深夜割引のうえ(昼間の電気代の約70%も割安)、さらに効率が従来型の温水器の3倍~4倍であることから、月に給湯代が1000円程度になると言われている。』
いろんなものが考案されているんだなぁ。
ん~、安くなったら考えようっと。
1 件のコメント:
省エネってエネルギーを省略するっていうことだと思うんですよね、つまりエネルギーとなるものを使わない、買わない。暑くても寒くてもエアコンをつけない、近くでの買い物は歩いていく、また「エコ」って言う言葉にだまされて新たなエネルギーを背負い込まないように。それにしても今日はフェーン現象で昼は37度、夜も30度ありエアコンつけて寝ようかな。
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