水曜日, 12月 12, 2007

国際間大学プロジェクトが150万冊の書籍をインターネットで公開

遅まきながら、カレントアウェアネス-E No.119で知った。
英文が読めればなぁ!

国際間大学プロジェクトが150万冊の書籍をインターネットで公開
『米国のカーネギーメロン大学が,浙江大学・インド科学研究所など中国・インドの高等教育機関,エジプトのアレクサンドリア図書館と共同で取り組んでいる書籍デジタル化プロジェクト“Million Book Project”(CA1593参照)がこのほど,150万冊の書籍のデジタル化を終え,ウェブでの無料提供を開始したことを発表した。Million Book Project は,「全ての本をデジタル化し,永久に保存し,全ての人に無料提供すること」を目指す“Universal Library”という壮大なプロジェクトの第一歩目として位置づけられている。なお「Million=100万」と冠しているのは,「100万」冊という冊数が現時点で存在する全ての書籍数の1%に当たるからだという。』
『今回のデジタル化作業では,書籍110万冊が中国で,36万冊がインドでスキャニングされた。現在でも,世界中の50のスキャニングセンターで,1日7,000冊の書籍を1,000人が作業してデジタル化しているという。』
『Million Book Projectが一段落した後も,Universal Libraryの構築を目指すプロジェクトは続行していくが,今後課題となるプロジェクトの「持続可能性」については,米国議会図書館(LC)のデジタル保存事業(CA1502,E525参照)から助成を受ける,OCLC経由でデータを提供し,OCLC参加館から費用を得る,といった可能性を検討するとともに,QuestiaやNetLibraryなどの電子ブックサービスからも持続可能モデルの示唆を得ているということである。もっともUniversal Libraryでは今のところ,商業ベースの手法は持続可能モデルにはつながらないとの見解を示している。』

すごい事業だ。
この「持続可能性」というのが難しい。日本では国会図書館が取り組んでいるが、OCRではないからなぁ!
青空文庫は、著作権の問題で頭を抱えているし、金銭面、人的協力もあくまでボランティアに頼っているし、何より強力な後ろ盾がないのがつらいところだ。
こういったところでも日本は後塵を拝しているなぁ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

すごいね。
日本の書籍もGoogleで見れるみたいだね。
持続が難しいけれど、出版社がでーた提供してくれたら簡単にできることじゃないのかなぁ~。でも、そんなことしたら、売り上げ落ちるか。
日本では難しそう。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。