NHKのBShiで「コメ食う人々」というシリーズをやっている。今日は、タレントの林隆三さんと女子学生の生沼さんがタミル地方の村で現地の稲作を経験させてもらっている。前回の中国編で稲の野生種を確か紹介していた。昔の記憶では、中国というより、チベット辺りが本当の原生種があったように思うが…。
番組では学生の生沼さんは、昔の稲作作りを体験したくてやってきたらしい。将来は発展途上国の農業の発展に貢献することを望んでいるらしいのだが…。大野晋氏の著書によれば、日本語も稲作もこの地方から渡来したという推論を立てているはずだ。生沼さんが井戸掘りの土を運ぶのに「おもい」というと、現地の女性たちがそれを真似て「おもい」と言いながら、作業していた。
太古にここに住んでいた人たちと、今の人たちとは違う民族なのだろうか?
林さんは、稲作とタミル語が日本に伝わった話を知っていて、小学校に行って、確かめていた。いね、こめ、かゆ・・・という言葉は確かにそっくりだった。子どもたちも興味津々だった。
うーん、これはひょっとしたら、何かの根拠が見つかるかもしれないぞ…。
もうひとつ、女性が地面に米の粉で幾何学模様を描いていた。コーラムと言って、朝と夕に家の出入口の前に書くヒンドゥー教のおまじないだそうだ。ヤントラの形とはちょっと違うなぁ。おしい。
ヤントラは、インドでは子供たちが路地に遊びのように、あちこちに書いていると聞いていたのだが…。
ヒンドゥー教の寺院でささげる祈りは、五穀豊饒の祈りを連想させると林さんは言っていた。
井戸掘りは成功し、わずかではあるが、水が出てきた。ここで、また、祈りをささげた。
この村では、旅人は神の使いとして歓迎されるのだそうだ。二人はヨーグルトのご飯を作ってもらったのを食べて、この村を後にした。
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