金曜日, 3月 16, 2007
Unicodeは「使える」から「知らずに使う」フェーズへ
日本語文字のコンピュータでの扱いはいつまで経っても悩みの種である。
とりあえず、WindowsでUnicodeの文字が使えるようになったのは慶賀にたえないが、今までの文書との互換性の問題もあり、悩ましいことだ。
日本は漢字のコンピュータでの取り扱いでは先陣を切ったのだが、詰めの段階で中国などに後れを取ったと私は思っている。
Unicodeに漢字のための領域を取るように強力に働きかけたのは中国だった。このあたり、大国と小国の違いを思い知らされた感じがする。
でも、漢字の扱いひとつとっても、やっぱりVistaは魅力的だなぁ。でも、日本のJIS規格に合わせただけでは、本当は漢字の問題は何にも解決されてはいないのだ。今昔文字鏡のように、知られている漢字を全て網羅するようなフォントを標準装備するところまで行かないと解決にはならないからだ。この点、TRON計画は遙かに文字の問題に対しては先進性を備えていた。日米の貿易摩擦の時に、文部省がアメリカの軍門に屈してマイクロソフトを選んだのが、今日の混乱を招いている。まぁ、産業界は別としても・・・。TRONはケータイでは大成功を収めたけれども、やっぱり、パソコンでこそこの思想は欲しいものだ。まぁ、欧米のメーカー主導でリードされているパソコンの規格制定において、TRONの考え方を取り入れろということ自体が難しいものなぁ。
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