金曜日, 2月 22, 2008

何かおかしくないか?

東京新聞のコラム「放射線」の宮内勝典氏の記事から、
 氏はマイクロソフトのヤフー買収金額と発展途上国の国民総生産額や国民総所得額を比較して、
『こうした世界のありように、理不尽なものを感じるのだ。南米で、アフリカで、アジアで、人びとが汗みずくになって地を耕し、日がな市場に坐りこんでものを売り、荒海に舟を浮かべて漁をしながら、けんめいに生きようとしている。・・・こうした何百万、何千万という人びとの営みの総和が、なに一つものを産みださず、たかがインターネット検索をするだけの会社の買収金額に、遠く及ばないのだ。・・・なにかが間違っている。・・・』

同じく「本音のコラム」の吉田司氏の記事から、
『ずつと解けない疑間があった= 一九五〇年代には傍流だったフリードマンらの新自由主義(小さな政府)が、八〇年代前半の英サッチャリズム・米レーガノミックスを経て、いまやグローバル経済全体を支配する思潮に成長したのは何故か!?・・・しかし、これって、あの電網状のプログを散々食い荒らして去ってゆく「ネットイナゴ」現象によく似ていないか!?・・・。でね、インターネットの特質とは”国境を越え、世界をひとつに繋ぐこと”だろ。・・・かくて世界単一市場の現代をネットと新自由主義のラブラブ・カツプルが支配するってわけ。』

そう、何かが間違っているんだ。科学や技術の用い方を間違っているんだ。しかも、限りなく膨張を続ける人間の欲望によって、わかっているのにわざと間違えているんだ。だから、テロが世界中で蔓延するようになってしまったんだ。

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SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。