火曜日, 1月 16, 2007

人間の意味

ビル・トッテンさんは、時に激しい言葉でアメリカを非難するが、日本をこよなく愛している。私は、彼の目もまた確かなものを持っていると感じている。

アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報

「・・・弱肉強食、仲間を勝ち組や負け組に分けること、弱い者いじめは、人間がしてはならないことなのだ。国を愛することよりも人は一人では生きていけないということ、他者との間に合って初めて「人間」となる日本語の意味を子供たちに感じさせることのほうが最優先事項ではないか。子供たちに愛国心をたたきこみ「美しい国」のために戦わせるよりも、思いや行動が「美しい人」の住む日本であってほしい。国とは結局はそこに住む人のことなのである。」

全くその通りだ。おかげさまで・・・、お互い様で・・・、おはよう・・・、こんにちわ・・・、こんばんわ・・・、私はこんな言葉を今日は一言でも発しただろうか。

安倍政権の発足

やはり、ヨーロッパから見る日本というのは、非常に客観的に見れるだけに、的確な分析のもとに危なっかしい存在でもあるという国なのだろう。こういった政府を長く保たせている我々国民は、金欲主義にとりつかれているのだろう。自らの手で改革するには、考え方や生活の質を変えないとならないだろう。
ディプロ2006-11 - Japon nouveau
「 安倍氏の遠縁にあたる松岡洋右は、外相として、日本のアジア拡張路線を支持した人物である。彼によって日本は1940年に枢軸国の一員となり、ヒットラー率いるドイツとムッソリーニ率いるイタリアと同盟を結んだ。彼もまた戦争犯罪に問われたが、判決の下る前に獄中で死亡した。

 戦争犯罪に関して公式に謝罪をしていない国にあって、安倍晋三はこのような一族の過去を否認したことはない。反対に、「自虐」史観の持ち主を指弾することによって日本の責任を矮小化している。安倍氏は小泉氏と同様、「日本のために命を捧げた」軍人を祀る靖国神社に定期的に参拝している。その中には14人のA級戦犯(松岡洋右も名を連ねる)も含まれる。小泉前首相の場合は、靖国参拝によって「歴史修正主義」「日本の軍事的な過去を賛美している」との非難を呼び、訪中、訪韓を拒絶された。 」

・・・こうした冷めた目は日本のメディアは持っていない。それも問題の一つだ。

土曜日, 1月 06, 2007

秋吉敏子さん

暮れにNHKFM放送を聴いていて、児山紀芳の司会で秋吉敏子さんをゲストに迎えた特集番組を聴いた。とたんに「ヨット」というジャズをかけていた喫茶店に入り浸っていた自分の高校生活の頃を思い出し、岩波新書の「ジャズと生きる」を読み、CDを大人買いしてしまった。
asahi.com:「ジャズマスター」に秋吉敏子さん - 音楽 - 文化芸能



 「秋吉さんは60年の芸術活動の中でビッグバンドのリーダー、ピアニスト、作曲家などとして活躍。特に長年、ビッグバンドのリーダーとして、日本文化の影響を生かしつつ現代の聴衆に訴えかける力強く新しい音楽を生みだし、米国のビッグバンドの伝統の再構築に貢献したことが評価された。」

ということだ。
 私は、社会に出てからは、ジャズを聴かなくなっていた。秋吉さんといえば「ロング・イエロー・ロード」しか耳に残っていなかった。「ジャズと生きる」を読んで分かることは、この年代までの人たちは戦争を経験しただけあって、自分とは精神力が全く違うなぁと思うばかりである。それと、十代に聴いていた頃とはジャズの聴き方が違っている自分にも少し気づき始めている。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。