木曜日, 3月 08, 2007

現実主義に目覚めよ、日本!

日本の常識は世界の非常識。
最近の安倍首相の慰安婦発言問題がその最たる例だ。安倍首相の発言に対してニューヨークタイムズ紙は日本の品格を損なうものだとの論評を掲げたそうだ。そうした首相を生み出した日本人もまた井の中の蛙なのである。
太平洋戦争を経験した世代の人たちは、高齢化で亡くなる人も多い。私が思うのに彼らは国際条約に違反していることを承知で、上官の命令に従って3000万人もの命を奪った。そうしなければ自分の命がなかったからだ。それが本人たちはよくわかっていたから、自分の経験を話したがらず、あの世まで持って行く気でいたのだと思う。戦争体験者が反省の弁を語らなかったから、日本国は周辺国に対して反省の意をなかなか表さなかった。そればかりか、A級戦犯の人を総理に祭り上げた。
一時、日本は他の国から(特に米国から)圧力をかけられると何でもいうことを聴くといわれた。そういうお膳立てをする政治家もいた。今の日本人が自覚すべきは何か?
以下の日下氏の論評もその一つかもしれない。

世界一の債権国、日本に味方はいない・・・と日下公人氏はいう。
現実主義に目覚めよ、日本!(第52回)[日下公人氏]/SAFETY JAPAN [コラム]/日経BP社
『まず最初の段階は、世界の常識と日本の常識が、まるで違っていることを認識することである。国際金融において、「借りた金はなるべく返さない」のが世界の常識で、「死んでも返そう」が日本の常識だ。外国は返さないのが当たり前だと思っている。
 さらに、なるべく返さないだけではなく、国際金融では、外国は踏み倒そうとする。理由は、国際社会には警察も裁判所もないからで、国際金融にはそういう危険があることを、日本は認識する必要がある。』・・・
『つまり、みんな自分が投資した国がかわいい。そう動くのがお金の世界の論理だ。だから周辺国はまず武力が強くて勝ちそうな側に付く。それから、自分が金を貸している方に付く。金を借りた国には付かない。正義なんかは後回しである。』・・・

価値観の多様化も時代の流れだ。他文化交流も時代の流れだ。それだからこそ、せめて政治家には日本の将来のためにしっかりした舵取りをお願いしたいものだ。でも、それは諦めて民間でやろうとしている人もいるが、荷が重すぎるだろう。世界に与えるインパクトが全然違うもの。

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SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。