木曜日, 4月 05, 2007

入社式で「おめでとう」と言う“間違い” (宋文洲の傍目八目)より

確かに私も職にありついたときに、最初の訓辞でそういわれた。その他に覚えているのは「女性には気をつけろ、間違いを起こしてはいけない。」ということだけである。
昨今はせち辛い世の中になったので、そんなのんきなことを言う歳よりはいなくなっただろう。それに今はオタク文化の影響かストーカーが増えて女性の被害者の方が多い。しかも命に直結するような事件が頻発するようになってしまった。

入社式で「おめでとう」と言う“間違い” (宋文洲の傍目八目):NBonline(日経ビジネス オンライン)
『会社の大小、良し悪しに関係なく、社長が新人に「おめでとうございます」と語るのは、会社もしくはそこの経営者の立場が上で社員は下にあり、社員は主である会社ないし経営者に従う立場にある、ということを示していることになります。その言葉を素直に受け入れる新入社員も新入社員で、これから社会の荒海に自分の小船を漕ぎ出す時に、直面する困難を自ら乗り越えていく心構えを持つことを放棄しているように思えます。』
『・・・ こう考えると、本人の意思と言うよりは盲目的に良いと考える終身雇用信仰、精神論主体のマネジメントなど、ビジネス社会における様々な弊害は、入社式から始まっていると言えます。会社は自分の人生を豊かにしていくパートナーではなく、絶対を服従である主人になり、会社のためならどんな理不尽なことがあっても滅私奉公で一生懸命に頑張る。そこに自立心も自尊心のかけらもなくなってしまったとしたら、人生の過半を占める社会人生活とは果たして自分の人生の一部と言えるのでしょうか。』

でも、たいていの人々は生活のために、家族のためにそうせざるを得ない社会のしくみに今までの日本はなっていた。しかし、このところニートの増加や、パートタイマーや派遣職員の増加でそうした社会構造が壊れてきている。
政府は後手後手の手を打ってはいるが、どこまで社会の急速な変化に追いついていけるだろうか。本当はそうした社会の変化を見越して先手先手の手を打つような政府であって欲しい。
現実は『美しい日本』を夢見ているような暇はないのだろうに・・・。

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SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。