水曜日, 4月 18, 2007

外国との対比で見えてくる日本精神の独自性

日本が今よりもまっとうな国に戻るためには、こうした考え方をするのも良いと思う。

現実主義に目覚めよ、日本!(第55回)[日下公人氏]/SAFETY JAPAN [コラム]/日経BP社
『日本には「日本精神」というべき独特の精神がある。しかし、この「日本精神」について、あるのは分かっているけれども、それが何なのか自分たちではよく分からないところがある。むしろ、外国人が考察してくれたほうがよく分かる。』
『かつて日本は中国から「倭」と呼ばれていたが、それも悪口で付けられた名前だった。「野蛮人」という意味の漢字だから、悪口である。やがて日本人はその名前に腹を立て、聖徳太子のころに「ここは日の本である、ここは大和である」と言い始めた。それは中国に宣言するための名前であって、もともと自分たちで自分たちに名前を付ける必要はなかったはずだ。』
『それよりもっと深く、「日本人の心の奥底はこうなのではないか」というところまで見ている資料もある。そうした資料には、たいてい「礼儀正しい」「相手のことを思いやる」「争いにならないように折り合いを付けて暮らす」「そういう暮らし方を全員が共有している」といったことが書かれている。そして「こんな素晴らしい国が世界の中にあったのか」と感心している。』
『後世では、「こんな素晴らしい国は世界にずっと永遠に残っていただきたい」とアインシュタインが語った話は有名だ。そんなふうに外国人が見た日本の精神を総合することで、日本がどういう国なのか見えてくる。』
『同じ場所に同じ人たちが居続けるという状態は、世界の中では珍しい。日本人は、自分たちの歴史は長く、外国はたいてい日本よりも短いということを、もう少し真剣に考えるべきだと思う。そのことが、日本の思想や日本精神の中に入っているからだ。』

核家族化、グローバル経済圏への参入などによって、日本人の本来持っていた特徴、長所は滅びつつあるように見える。
でも、地震などの災害の際に見られる協力行動のなかに、古来から受け継がれてきた智慧はまだ残っていることが知られることがある。まだ、日本にも希望はある。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

外国に行った時に「あなたの国はどんな国?」と聞かれて、答えられる人は少ないと思う。
まず日本をよく知った上で旅行に行きたい。

ichi さんのコメント...

外国旅行かぁ。いいなぁ。
昔テレビで、兼高かおるが世界を見て歩く番組があった。あのころは外国旅行にあこがれたものだったけど、今じゃ、飛行機はごめんだな。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。