木曜日, 8月 30, 2007

人から人へ,場所から場所へ「本が旅する」

NDL:カレントアウェアネス-E No.112から、
『2007年8月1日,本に世界を旅させる活動“Book Crossing”の日本公式サイト,ブッククロッシング・ジャパンが誕生した。Book Crossingは,Ron Hornbaker・かおり夫妻が,世界を旅するカメラの活動についてのウェブサイト"PhotoTag.org”にヒントを得て,2001年に米国でスタートさせた。
いまや会員数は全世界で58万人弱,世界中を40万冊の本が旅している。なお,2007年8月28日現在,日本で会員登録している人の数は1,181人,61冊の本が日本国内を旅している。』
『本が旅をするとはどういうことだろうか。Book Crossingには“3R(Register:登録する・Release:リリースする・Read:読む)”という原則がある。本の最初の持ち主が,Book Crossingのウェブサイトへ会員登録・本の登録をしてID番号(BCID)を取得し,BCIDや冒頭のメッセージなどが記されたステッカーをダウンロード後,プリントアウトして本へ貼る。その後,その本を知人へ手渡したり,町のどこかへ置いてくるなどしてリリースする。次に本を手にした人はその本を読む。そしてその人は最初の“R”に戻って,登録作業をし,ステッカーのBCIDをBook Crossingのウェブサイトで検索して,その本の旅歴を知るとともに,自分の感想や本の現在位置を書き込んだりできる。そしてまた本はリリースされる。この3Rが循環するプロセスのなかで,本が人から人へ,場所から場所へ旅を続けていくのである。』
『Book Crossingの目標は,「世界全体を1つの図書館に(to make the whole world a library)」である。今後どれだけ活動が浸透し,その目標へと近づいていくのか注目される。』

ちょっとややこしいが、本が世界中を旅するという訳なのだ。
まぁ、言語の壁があるから、旅する範囲も限られるんだろうけど・・・。
「世界全体を1つの図書館に」というのは、著作権の切れた資料を電子データ化してデータベースにするという作業が進行中だけれども、このやり方なら、著作権の問題はうまくすり抜けていることになるわけだ。
さて、普及してこその運動だけれど、どうなることやら。

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SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。