火曜日, 9月 11, 2007

MicrosoftとLinux,新しい時代の始まり

ずっと気になっていたこと・・・。
SCOの横やりは正当化されるのかという心配・・・。

MicrosoftとLinux,新しい時代の始まり:ITpro
『Linuxが様々な規模の企業に浸透するにつれて,企業はMicrosoftと様々なオープンソースのベンダーの両方に対して,製品の相互運用性を向上さ せるよう要求するようになったのだ。彼らの名誉のために言っておくと,Microsoftもオープンソースのベンダーもこの点に関しては,これまで非常に 現実に即した態度をとってきた。かつてLinuxの特徴だった宗教的熱狂は,今では沈静化してしまったようだ。』
『ユタ州の連邦地裁判事が,2003年以降UNIXを取り巻いてきた法廷劇を終わらせることを願って,厳しい判決を下したのである。2003年という のは,SCO Groupが「IBMはUNIXのコードを,無料で公開されているLinux OSに組み込んだ」として,10億ドルの損害賠償を求める奇妙な訴訟を起こした年である。「自分たちはUNIXの著作権保有者なので,違反コードを含む Linuxの販売や使用から発生した利益の一部を受け取る権利がある」というのが,SCOの主張だった。
 だが,SCOの主張には一つ問題があった。UNIXの著作権を所有しているのはNovellなのだ。もちろんNovellは即刻,SCOに所有権 があるという主張に対して異議を唱えた。これら2社の法廷闘争は4年間続いたが,ようやくそれに終止符が打たれた。結局,SCOではなく,Linuxを支 援していることで有名なNovellが,UNIXの著作権を所有しているという判断が下されたのである。』
『・・・SCOに対して実際にライセンス料を支払ったMicrosoftやSun Microsystemsなどの企業は,自分たちが誤った判断を下したことに気づいた。そして,SCOはそうして得たライセンス料の一部を正当な著作権保 有者であるNovellに支払う義務を負う可能性が高い。おそらく,SCOの財政は破綻し,彼らは姿を消すだろう。』
『このニュースでもっとも重要なのは,Linuxを取り巻いていた不確定要素がなくなったということだ。Linuxは,その合法性が正式に認められ,過去4 年間の厄介な法的問題の呪縛から逃れることができたのである。少なくとも法的な見地からは,Linuxを使うことで発生するかもしれない問題が,突然解消 したのだ。』

これは僕の中では大きなニュースだ。当初からSCOの強引な手法には疑惑の目が向けられていたことは確かだが、法廷闘争に持ち込むことに成功してからは、SCOは実に粘りに粘った。マイクロソフトやサンはあらかじめ危険を回避するために、相当額の金額をSCOに貢いでいたからだ。訴訟大国米国の恐ろしい面がここに代表されていた。
この記事の前半に書かれているように、「かつてLinuxの特徴だった宗教的熱狂は,今では沈静化してしまったようだ」というのは、エンタープライズ型に各メーカーが専念して、コンシューマー用のLINUXの魅力が半減してしまったからだ。僕の場合は、RedHatLinux9で更新をしないままで居る。というより、そうせざるを得ない状況になってしまったと僕は判断していたのだ。RedHatは当社の思惑通りに、個人の多くの開発者がついてきてくれないことに気づいた節がある。個人市場に戻ってきてくれるだろうか?それとも、営業的に安定した利潤が得られる企業相手のサービスを続けるのだろうか?

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SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。