木曜日, 12月 20, 2007

薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否

国はこうした問題について同じ過ちを何度も繰り返している。
高級官僚たちは、身の保全をまず第一に考えるように思える。
基金への拠出額を増やしたところで、その運用は患者たちがおこなわなければならない。
責任転嫁と解釈されても仕方ないだろう。

asahi.com:薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否
『薬害C型肝炎訴訟の和解協議で、政府は20日、一定期間に血液製剤を投与された原告には直接和解金を支払い、その他の原告らを間接的に救済する「基金」を 30億円に積み増す案を大阪高裁に提出した。原告側は「一律救済の理念に反する案だ」として政府案を拒否し、同高裁での和解協議を打ち切る考えを表明し た。1カ月半に及んだ協議は決裂の可能性が高まった。』
『修正案では、血液製剤フィブリノゲンは85年8月~88年6月、クリスマシンは84年1月以降について国・製薬会社の責任を認めた東京地裁判決を基準に、期間内の原告に対し、症状に応じて1320万~4400万円の和解金を直接支払うとした。
 一方、国・製薬会社は「訴訟活動支援のための和解金」として、原告弁護団がつくる「基金」に計30億円を支払う。配分方法は原告側にゆだね、今後提訴する患者も含め、「期間外」に製剤を投与された原告を間接的に救済する内容だ。』

うーん、それともこうした場合に、将来にわたって安定した基金を運用するような援助機関が、日本にはないのだろうか。もし、そうした機関があれば、たとえばNPOのような・・・、基金の運用を上手にやって、被害者のバックアップが行えるとも考えられる。・・・、いいや、理念の違いだからやっぱりそういった考えは甘いか?

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「損か得か」ではなく「正しいか正しくないか」で判断すべき事例だとおもいます。
よって政府および製薬会社の判断は正しくないと思います。まず責任の所在を明確としてから謝罪し、誠意のこもった一律救済の保障をする。そして今後こういった事がおきないよう構造的な改革をすべきである。お金の問題ではない、しかし現実には患者の負担は大変だと思います。こういう思いをさせてはならない。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。