ひとつは、梅原猛氏のコラムから、
『神仏習合の思想は、役行者に始まり、白山信仰の創始者・泰澄及び八幡信仰の開拓者・行基によって発展させられたが、それが完成されたのは東密すなわち真言密教と台密すなわち天台密教においてであろう。そしてその理論的帰結が「草本国土悉皆成仏」という言葉で表現される天台本覚論の思想であり、その実践形態は修験道であると考えられる。』
『アイヌ文化のすぐれた研究者である知里真志保は、アイヌの人たちは山も川も生きているものと考えていると語ったが、実は古代日本人もそのように考えていた。』
アイヌ文化は、縄文時代以来の日本の本来の文化を保存してくれていたというのである。
もう一つは、青山玄氏のコラムから、
『大乗仏教では「浄土」または「極楽」というが、一九八九年に東本願寺で話し合った大谷大学の武田武麿教授の見解によると、それはキリスト教の影響で生まれた信仰であるという。したがって、聖書にある「天国」と同じものを指すと思われる。』
なら、地獄も同じように考えられるのかな?
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