エルピーダができた頃の状況で覚えているのは、台湾・韓国勢に追い上げられて、当時の日本のDRAM制作会社は既に瀕死の状態にあったはずだった。それまで産業の米とまで言われて、DRAMにこだわっていた行政やマスコミは大騒ぎをし、日本の持つ高度な技術を結集すれば生き残れるはずだと、発足当初から悲壮な決意で関係者はエルピーダを立ち上げたはずだ。しかし、このときに既に判断を誤っていたのだ。アメリカではとうにDRAMをあきらめて、より高度な回路設計を必要とする半導体の開発・制作に猛然と進んでいた。そういった事から言えば、今までエルピーダが持ちこたえてきた事の方が奇跡に近いのだ。日本は明らかに進むべき方向を間違えた。ちょうどこれは、後におこる日米摩擦のときに、文部省が既にTRONを採用しかかっていたのを、NECなどの横やりでマイクロソフトを選ぶようになったのと似ている。基本的な流れを見誤っていたのだ。まだある。ネットワーク時代に備えて、どの規格を採用するか問題になっていたときに、日本はヨーロッパ基準に固執し続けた。その結果、UNIXを大学で教えるようになったのは、インターネットが普及し始めてからだ。未だに、霞ヶ関のネットセキュリティーの脆弱さは目を覆うばかりだと聞いている。
参考:http://xwin2.typepad.jp/xwin2weblog/2012/02/jdramoutes.html
火曜日, 2月 28, 2012
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