木曜日, 8月 30, 2007

おしゃぶり防止:0歳男児の指にからし塗る 甲府の保育園

指しゃぶりじゃないけど、僕の場合、いつまでも母親のおっぱいを欲しがっていたらしく、困った彼女は乳首の周りに赤チンを塗って「イタイイタイ」と言っていたら、おっぱいを諦めたらしい。
今は、0歳児から保育園に預けられるというのが、こういった事件を引き起こすと言うことか?

おしゃぶり防止:0歳男児の指にからし塗る 甲府の保育園-msnニュース Mainichi
『甲府市徳行1の和成保育園(深沢久江園長)の50代の女性保育士が、園児の指しゃぶりをやめさせようと0歳の男児の指にからしを塗り、山梨県が「不適切」と同園に改善を求める行政指導をしていたことが分かった。』
『男児の家族から「指しゃぶりがひどい」と言われ、独断で行った。保育士は「男児は肌が弱く、指しゃぶりをすると荒れるので、矯正しようと思った。昔やったことがあり、効果があると思った」と話しているという。』

家族も人頼みが過ぎるとも思われるなぁ・・・。
今の世相を示す1つの象徴的なニュースだ。

人から人へ,場所から場所へ「本が旅する」

NDL:カレントアウェアネス-E No.112から、
『2007年8月1日,本に世界を旅させる活動“Book Crossing”の日本公式サイト,ブッククロッシング・ジャパンが誕生した。Book Crossingは,Ron Hornbaker・かおり夫妻が,世界を旅するカメラの活動についてのウェブサイト"PhotoTag.org”にヒントを得て,2001年に米国でスタートさせた。
いまや会員数は全世界で58万人弱,世界中を40万冊の本が旅している。なお,2007年8月28日現在,日本で会員登録している人の数は1,181人,61冊の本が日本国内を旅している。』
『本が旅をするとはどういうことだろうか。Book Crossingには“3R(Register:登録する・Release:リリースする・Read:読む)”という原則がある。本の最初の持ち主が,Book Crossingのウェブサイトへ会員登録・本の登録をしてID番号(BCID)を取得し,BCIDや冒頭のメッセージなどが記されたステッカーをダウンロード後,プリントアウトして本へ貼る。その後,その本を知人へ手渡したり,町のどこかへ置いてくるなどしてリリースする。次に本を手にした人はその本を読む。そしてその人は最初の“R”に戻って,登録作業をし,ステッカーのBCIDをBook Crossingのウェブサイトで検索して,その本の旅歴を知るとともに,自分の感想や本の現在位置を書き込んだりできる。そしてまた本はリリースされる。この3Rが循環するプロセスのなかで,本が人から人へ,場所から場所へ旅を続けていくのである。』
『Book Crossingの目標は,「世界全体を1つの図書館に(to make the whole world a library)」である。今後どれだけ活動が浸透し,その目標へと近づいていくのか注目される。』

ちょっとややこしいが、本が世界中を旅するという訳なのだ。
まぁ、言語の壁があるから、旅する範囲も限られるんだろうけど・・・。
「世界全体を1つの図書館に」というのは、著作権の切れた資料を電子データ化してデータベースにするという作業が進行中だけれども、このやり方なら、著作権の問題はうまくすり抜けていることになるわけだ。
さて、普及してこその運動だけれど、どうなることやら。

日曜日, 8月 26, 2007

「レガシーからWindowsへ」は「人が犬を噛む」ようなもの?

この記事の中の一部についてちょっと思うところがある。

「レガシーからWindowsへ」は「人が犬を噛む」ようなもの?:ITpro
『2003年7月1日にマイクロソフト日本法人の社長に就任したマイケル・ローディング氏の談話が、6月26日付日本経済新聞朝刊に掲載された。記事の見出しは「大型汎用機から『乗り換え』開拓」である。この記事を読んだ筆者は、「10年前にも同じような発言を聞いたなあ」という感想を抱いた。ローディング氏が実際にどのように話したのかは分からない。この記事を読む限りでは、「日本の法人市場はレガシー(大型汎用機主体システム)が多く残っている。ウィンドウズなどオープン系のシステムに替えればコストが大幅に減らせる」と述べている。』
『その結果、どうなったか。メインフレームを一掃できなかった企業は、メインフレームの周りに相当な数のUNIXサーバーとパソコン・サーバーを並べ、運用費用と保守費用で首が回らなくなっている。思い切ってメインフレームを一掃した企業も、オープンなサーバー群の維持費用で、新規投資どころではない。つまり、いわゆるオープンなサーバーに切り替えたところで、システム全体の作り方や、運用面で革新がない限り、コストはたいして下がらないのである。』

実はこの後段の部分だけれども、「システム全体の作り方や、運用面で革新がない限り・・・」というところは、既に僕の考えでは革新はなされていると思っている。真の問題は、OSや汎用性のあるアプリを欧米の企業に押さえられて、日本のIT産業は首根っこを押さえ込まれてしまったために、また、自前のシステム運用者やシステム設計者を育てなかったために、今日の状況が作り出されてしまっていると考えている。
なるほど、TRONなどのケータイにおけるような一部のものでは成功を収めてはいるが、汎用的でない点、チマチマしたものだけでしかない点で、欧米に大きく後れをとってしまったのだ。だから、大型のシステムのソフトの汎用性のあるものはすべて外資系企業に押さえられてしまい、それら以外の、今日本で動いている大きなシステムは自前で開発した独自の費用対効果の非効率なものばかりになってしまっているのが根本原因だと僕は考えている。
ところで、タイトルの意味は・・・、
『最後に本稿に付けた妙な題名を解説する。メインフレームをUNIXサーバーに切り替えることはかつてニュースであった。今でいうと、Windowsサーバーに切り替えるとニュースになる。犬が人を噛んでもニュースにはならないが、その逆はニュースになる。これと同じである。』

水は出しっぱなしの方がいい

今晩のテレビで、ギリシャの山火事のニュースをやっていたが、だいぶ被害者が出ているようだ。
異常な暑さのせいばかりでもないらしい。放火犯らしき人物が3人捕まっているそうだから・・・。
というわけで、所変れば何とやらで、イタリア人はおおらかというか何というか・・・。

【外信コラム】イタリア便り 水は出しっぱなしの方がいい(SankeiWeb)-gooニュース
『ローマの公園や街角には、円筒形の胴体から突き出た「大鼻」というあだ名の蛇口から、1日中、水が出っぱなしになっている公共給水柱が2500カ所もある。蛇口の出口を指で押さえると背中の部分の穴から水が上に噴き出、酷暑の日には多くの市民や観光客ののどを潤してくれる。』
『・・・水道局から届いた返答・・・
「以前、蛇口を開閉可能なものに代えたが、いたずらで壊されてしまった。また、この蛇口から出っぱなしの水は、人間ばかりでなく野鳥や野良ネコや野良犬ののども潤している。そのうえ、絶えず流れているため、水の滞留を防ぐ役割も果たし、水の浪費といっても全体の1%以下だから、心配する必要はない」』

金曜日, 8月 24, 2007

著作権保護問題は欧米に迎合せず、日本モデルを策定すべき

著作権について案外まともな考え方をもっている人は大勢いるのかも知れない。

著作権保護問題は欧米に迎合せず、日本モデルを策定すべき:CNET Japan

『著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラムなどが主催するトークセッション「日本は『世界』とどう向き合うべきか?-アメリカ年次改革要望書、保護期間延長論、非新告罪化を手がかりに-」が8月23日、東京・三田の慶応義塾大学で開催された。』
『パネリストからは「(米年次改革要望書に記された、著作権保護期間を)権利者死後50年から70年とせよとする要望は米国自身が利益を得るための内容であり、日本の国益、文化発展につながるものかどうかを考えるべき」(東京大学教授の中山信弘氏)など慎重論が相次ぎ、海外の動向に翻弄されることなく「日本発のモデル」を生み出すことが大切との方向で議論をまとめた。』
『今後求められる日本モデルについては、モデレーターの福井氏が「正当な利益の保護」「コンテンツの流通・利用」「新たな創造」の3点についてバランスをとることを提案、パネリストも大筋において同意した。一方、課題として同一性保護を前提とする人格権・財産権についての指摘があったことに対しては、中山氏が「過去の著作物をベースとした新たな創造を誰でも簡単にできるのがデジタルメディアの特徴。権利保護を弱めることに否定的な意見は多いが、(人格権の維持が)権利者側のクリエイターにとって不利益となるケースもある」との持論を展開した。
 世界との調和をどう取るかについては「(ベルヌ条約で定められた)死後50年を採用しており、すでに調和は取られている」(中山氏)と断言。その上で「日本発のモデルを世界に向けて発信していくことが必要」(久保田氏)とまとめた。』

米大統領、戦前日本とアルカイダ同列視 歴史観に批判

自分の思いこみが強いという点で、日本の指導者とアメリカの指導者は似ているようだ。

asahi.com:米大統領、戦前日本とアルカイダ同列視 歴史観に批判 - gooニュース
『冒頭は9・11テロかと思わせて、実は日本の真珠湾攻撃の話をする、という仕掛けだ。戦前の日本をアルカイダと同列に置き、米国の勝利があって初めて日本が民主化した、という構成をとっている。大正デモクラシーを経て普通選挙が実施されていた史実は完全に無視され、戦前の日本は民主主義ではなかった、という前提。「日本人自身も民主化するとは思っていなかった」とまで語った。
 退役軍人の会合とあって、朝鮮戦争やベトナム戦争の意義にも言及。すべて一緒くたにして「アジアでの勝利」は中東でも出来る、と訴えた。だが、米メディアは「日本や韓国は国民が同質的であり、イラクとは違う」「歴史から間違った教訓を引き出している」などと批判を伝えている。』

木曜日, 8月 23, 2007

再び朝青龍について

今朝のテレビニュースで、朝青龍がマンションを出て医者の診察を受けに行くところを報道していた。
東京新聞の「こちら特報部」を読んでみると・・・、
1.協会は力士の副業を禁止している。
2.朝青龍の家族は「ASAグループ」と呼ばれる事業の役員に収まっている。
3.「ASAグループ」の原資は朝青龍の稼ぎとされる。
4.何よりも騒動の発端は朝青龍の”仮病”で夏巡業をすっぽかしたことに始まる。
・・・等が理解できた。
こうした拝金主義の行動は、先輩の旭鷲山に始まるそうだ。
親方に無断で帰国を繰り返していたのは、この手広く繰り広げている母国の事業のためだったかと、勘ぐりたくなる。
以前、NHKで母国の少年たちのために大きな体育館を造ると語っていたのは、彼の一面でしかなかったのか?
記事の中で、龍虎氏は「朝青龍が大横綱になるか、単なる出稼ぎ横綱で終わるか、大きな節目だ」と語っている。
いずれにしろ、こうした横綱を生んだ相撲協会の威信は地に落ちたことに変わりない。対応が甘すぎたのだ。

日本のシステムエンジニア不足

同じく東京新聞の記事から・・・、
『欧米先進国や韓国、中国、インドなどの大学で高度な情報技術(IT)教育が推進される一方、日本の大学では「コンピューター科学の専門教育がほとんど行われていない。それを教える教員も少ない」(大岩教授)のが現状だ。』
『幸いなことに、アウトソーシングの広がりはまだ限定的だ。理由は、日本語という言葉の壁と、日本社会のIT への無理解がある。早稲田大基幹理工学部の算捷彦教授は「システムを発注する会社に能力がないので、インドや中国の会社に怖くて注文できない。だからレベルの低い日本の会社でも仕事が取れる」と、”たこつぼ化した”特殊事情を説明する。』

ここに小回りのきかない社会を作っている原因がある。情報のいち早くのみんなによる共有があって初めて小回りのきく素早い行動がとれるのだ。
日本社会はそうしたことに鈍感すぎる。原因はITへの無理解から来ていることは明らかだ。ことに中央官庁は言っていることとやっていることとの乖離が激しい。
前にも書いたかと思うけど、インターネットへの乗り遅れが最大の原因なのだ。これはつまりUNIXへの無理解が初めにある。日本の大学でUNIXを教え始めたのはつい最近だ。UNIXこそインターネットの育ての親とも言うべきOSだからだ。これではITエンジニアが育つはずがない。日本の義務教育にマイクロソフトのOSを採用したときにも同じ事が言える。あのとき国産OSのTRONを採用していたら、現場は多いに苦労したかも知れないが、今ほどの危機的状況にはならなかっただろう。このときはNECがマイクロソフトを採用するように働きかけたと聞いている。いつも産業界の意見を優先して採用してきた政府は、今になって苦しむ結果を招いているのだ。

水曜日, 8月 22, 2007

無からの誕生

東京新聞記事「宇宙論と人類の未来-1」から・・・、
『佐藤 宇宙創生のスタンダードなシナリオはと言えば、まず<無>から素粒子よりはるかに小さな宇宙が生まれる。この極微の宇宙は固有の真空のエネルギーを持っていて、その力でインフレーション(急激な膨張)が起こり、宇宙は急激に冷却されて真空の相転移が起こる。この時に放出される膨大な熱エネルギーで宇宙は超高温の火の玉となリビツグバンが始まる。』

この<無>というのには量子的ゆらぎが伴う・・・・。
『池澤 そういうことをうかがいながら、ここにわれわれ人間がいる、地球があって、太陽系があって、それを含む銀河があって…とスケールを上げていく中で畏怖と感動を覚えるんですね。』

ビッグバンから137億年たった今、我々がいるということは・・・、<無>からの誕生、不思議!!
『(佐藤)・・・何千兆光年というような観測の限界を超えたスケールでみると、宇宙はデコボコだらけだと思っています。』

そんなスケールの宇宙をどうやって想像するの・・・?
137億年までの様子は、国立天文台のサイトで手に入るMITAKAというソフトで想像することができるけど・・・。

ポータブルカーナビ

遅ればせながら、使ってみた。
目的地には遠回りながら、連れて行ってくれた。
でも、現場付近の詳細地図を用意していかないと、とまどうな!
付けてみて気がついたんだけど、僕は老眼だった。
音声を頼りに、何とか実用になりそうだけど・・・。

Googleマップ、ブログやWebに簡単に貼り付けられる新機能を追加

Internet Watchから・・・、

Googleマップ、ブログやWebに簡単に貼り付けられる新機能を追加
『米Googleは21日、Googleマップで表示しているエリアを簡単にコピー&ペーストして、ブログやWebページに貼り付ける機能を追加したことを発表した。』


西口は以前のまま

火曜日, 8月 21, 2007

グーグル、携帯電話でスムーズに地図を動かせる無料アプリを配信

グーグル、携帯電話でスムーズに地図を動かせる無料アプリを配信-BPnet
『NTTドコモのFOMA「903i」シリーズ以降の機種に対応する。』

残念!

スカイプのWindows Update問題、MSが「普段通りの配布でバグもない

今は正常に戻っているSkypeのことなんだけど・・・、

【続々報】スカイプのWindows Update問題、MSが「普段通りの配布でバグもない」-ITpro
『IP電話サービスの「スカイプ」が障害を起こした問題について、発端とされたマイクロソフトが8月20日、経緯を同社のブログで説明した。』
『マイクロソフトはスカイプ側から支援の依頼を受け、Windows/Microsoft Updateの調査をしたという。その結果、2つのことが分かったという。
 1つは、あくまでもスカイプのソフトウエア側の問題であって、Windows/Microsoft Update自体にバグなどの問題がないこと。2つめが、ソフトウエアのサイズや配布のスピードなど、Windows/Microsoft Updateの提供方法について普段と異なる点がないこと。』

このことに関係あるかどうか分からないけど、僕のパソコンのWindows Live Messenger は、よくクラッシュする。そのたびに修復を行っているのだが、今回の問題が起こった際も、修復作業を行った。あまり頻繁に起こるので、ダウンロードしたファイルをいつでも使えるようにしてある。
何かトリックを仕掛けてありそうな気もするけど・・・、マイクロソフトはこういう時にはいつも黙りだからなぁ!

「仮想化」への期待と見えてきた課題

仮想化技術とはなんぞや?

「仮想化」への期待と見えてきた課題:ITpro
『仮想化技術に興味がある方には周知のことと思うが,IAサーバー上のレガシー・システムに今起こっている課題は,古いOSをサポートするサーバー・ マシンが販売終了しており,周辺機器の大半についても古いOS用のデバイス・ドライバが提供されていないことだ。この状況でハードウエアが故障したらどう なるか。それを実体験した,あるユーザー企業のシステム部長は,「代替ハードウエアを用意し,システムを修正・復旧するまでに,非常に長い時間がかかって しまった」と語る。
 サーバー仮想化が注目されている理由の1つは,この類のトラブルを解消できることにある。仮想化技術は,ハードウエアの物理構成によらず,OSの 種類やバージョンにマッチした「仮想マシン」を提供できる。そこに,古いOSごとシステムを「そっくりそのまま」ポーティングすれば,最新のハードウエア が利用できるようになる。複数のレガシー・システムを1台のサーバーに統合すれば,サーバーの効率利用,コスト削減にもつながる(あらゆるレガシー・シス テムを簡単に仮想化できるわけではないが,技術的な問題については別の機会に譲る)。』

こうしたことは、個人のパソコンでもデータ量が増えて、テラバイト級のHDが欲しいときなど、使ってみたい機能だ。そうすれば、2台のパソコンを並べて延々とハードディスクを取っ替え引っ替えして、システムの移行を行う必要はなくなる。とりあえず、古いOSごと新しいマシンにそのままポーティングしておいて、おいおいとゆっくりデータ移行し、それを生かせるソフトの構築を行っていけばいいのだから・・・。サーバーに限らず欲しい機能だなぁ。

月曜日, 8月 20, 2007

地球帰還中の「はやぶさ」、3つ目のイオンエンジンが無事点火

Astroartsから、
ハヤブサは無事地球に戻ってこれるか?

地球帰還中の「はやぶさ」、3つ目のイオンエンジンが無事点火
『4つのエンジンのうちイトカワ離陸後に稼働しているのは「B」と「D」のみで、「C」および予備エンジンの「A」は安定性を欠くと判断され待機していた。』
『運用チームは探査機の温度を見計らい、7月下旬に「C」エンジンの再起動を試みた。「C」エンジンは作動時間7,000時間と余力を残しているもの の、稼働は2005年8月以来であり、制御と調整には時間を要した。28日、無事イオン加速に成功、「D」エンジンを停止し、「C」単独運転による航行が 始まった。
運用チームは、11月まで「C」エンジンによる航行を継続し、その後は冬眠モードで弾道飛行させる計画であるとしている。』

相撲と皇室

東京新聞の江川達也氏のコラムから、
『江戸時代、相撲取りは神様とされた。古事記において、日本の神は無茶苦茶な性格で暴れ回っている描写が頻繁に見られる。祭が盛り上がり、伝統文化への情熱が燃えるためには、豪快な力士が無茶を通す姿を歓喜と共に迎え入れる、おおらかな民衆が必要なのだ。』

同じく、月刊『創』編集長・篠田博之氏のコラムから、
『伝統ある国技といっても今の大相撲は外国人力士に支えられており、制度としては完全に空洞化している。現実との乖離が様々な矛盾を噴出させている点で、私にはこれが天皇制とよく似ているように思える。』
『今年二月に講談社が出版中止した皇室本『プリンセス・マサコ』の日本版がこの九月、第二書館から刊行される。ところが同社社長は元日本赤軍メンバー。皇室にとって頭の痛い事態だ、という内容である。』

今年の8月は、新聞もテレビも戦後62年経って口を開き始めた元日本兵に取材して、多くの記事や番組を見ることができた。戦後補償の個人への問題については、最高裁が企業と国が責任を負うべきだという付記を付けた判決を出しているそうだ。
先日は、新聞報道で日本主導でインターネットに代る新しい安全で高速なネットの開発をして、南米市場を手に入れようと目論んでいるという記事が出ていた。
前者は、高齢になった戦争被害者が裁判を起こさなければ、企業も国も手を打たないだろう。
後者は、そんなネットは量子コンピューターと量子暗号を使ったものでなければ、実現できないだろう。
かつて、ハイビジョンで欧米の反感を買って、デジタルテレビの技術で後れを取り、インターネットの優秀さを見抜けずに、ヨーロッパと共に運命を共にした失敗を、今再び犯そうとしているように思えてならない。日本は、世界に向かって現実味のない大言壮語を発するのを慎んだ方がいいと思うのだけど・・・。

これらの動きを見ていると、日本社会は閉塞状況に陥り、社会制度そのものが制度疲労を起こしているとしか思えない。西欧文化に日本人は毒されすぎたのか? 相撲の問題にしても天皇制の問題にしても、ここまでこじれさせてしまうということは・・・。
相撲はかつて神事であったことを思い起こして力士を教育する必要があるだろうし、宮内庁はもっと民衆に開かれた官庁になる必要があるだろう。でなければ、こうした騒動は今後も起こるだろう。
これからは小さな事にひとつひとつ応えて解決していくようなきめ細かく動ける社会制度でなければ、今の世界には伍していけないだろう。

日曜日, 8月 19, 2007

観客450人ドキドキ…夏木マリ舞台あいさつで“自殺ソング”

「暗い日曜日」って映画があったことは覚えているが・・・。

観客450人ドキドキ…夏木マリ舞台あいさつで“自殺ソング”sanspo.com-gooニュース-
『歌ったのは、歌うと死ぬ歌を描いた同作のもとになった曲で、実際に1933年にハンガリーで発表され、関わった人々が次々と不可解な自殺を遂げたとされる 「暗い日曜日」。だが、実はこの曲、歌っている本人だけでなく、聴いた人の方も死にたくなってしまうといわれている、映画版よりさらにパワーアップした “自殺ソング”なのだ。』

Wikipediaによれば・・・、
『暗い日曜日(くらいにちようび、zomoru vasarnap, Gloomy Sunday, Sombre Dimanche)は、1933年にハンガリーで発表されたヤーヴォル・ラースロー作詞、シェレッシュ・レジェー作曲による歌の作品である。
また、それを題材にした映画については「暗い日曜日 (映画)」を参照。

概要
曲調、歌詞ともに陰鬱さを醸し出した本作は「自殺ソング」として知られており、内容は暗い日曜日に自殺を決意するというもの。ハンガリーではこの曲を聴いて数多くの人が自殺したとされている。実際に自殺した人の記録は残っていないため都市伝説ではないかとも言われている。しかし、多数の自殺者が偶然にも生前にこの曲を聴いていたことなどから、ヨーロッパ各国で放送禁止にされたことは事実である。ただ、当時は自殺者が出てもおかしくない不況にあり、自殺を歌ったこの曲が引き金になった可能性は考えられなくもない。
ちなみに、この曲がヒットした後に作曲者の恋人は自殺しており、本人も自殺している。理由は定かではないが、この曲に対する世間の非難などの苦悩が少なくとも影響していると思われる。
現在でも多くのアーティストによって唄われ、特に1936年のフランスで発表されたフランス語によるダミアの録音で広く世界的に知られるようになった。故にシャンソンの作品であると誤解されることが多い。

日本におけるカバー
淡谷のり子を筆頭に越路吹雪、美輪明宏、戸川昌子、岸洋子、金子由香利、夏木マリなどシャンソンを専門分野とする歌手がカヴァーに挑んでいる。岩谷時子による訳詩で唄われることが多いが、1978年発表の浅川マキによる日本語詩、および歌唱が原作の持つ世界に忠実である。
なお、浦沢直樹による漫画作品『パイナップルARMY』にも『暗い日曜日』のエピソードが出ている。』

金曜日, 8月 17, 2007

新たな医師の診断も「急性ストレス障害」 朝青龍の症状

なぜ協会は早く治療に専念させないのだろうか。
自宅謹慎よりも入院加療の方が、遙かに効果的だろうに・・・。
この『謹慎』という言葉は外国では『監禁』と受け取られるらしい。
これはゆゆしきことだぞ・・・。国技である相撲のことなのだ、協会よしっかりしてくれ!

asahi.com:新たな医師の診断も「急性ストレス障害」 朝青龍の症状
『日本相撲協会から依頼を受けた新しい精神科医が17日、出場停止と謹慎などの処分を受けている横綱朝青龍の診察を東京都内の自宅で行い、「急性ストレス障害」との診断を下した。』

浮草の世

東京新聞、吉田司氏のコラムから、
『・・・例えばね、靖国へのA級戦犯合杷に昭和天皇が<不快感>を示した理由を、メディアは最近こう報じた。「戦死した人々のみ霊を鎮める社であるのに、そのご祭神の性格が変わる」。だがそれは戦前の現人神の原理から言えば、「『鎮める』とは…静かに眠ってくださいといったものではない。天子様(天皇)が強くなるために、魂を差し上げる」(『供犠と権力』臼田乃里子) ことで、折口信夫も「鎮魂を行ふと、天子様はえらくなる」と書いた。』

なるほど・・・。だとすると、靖国神社を熱狂的に崇拝している人々の一団は、カルトの一種であるということなのかなぁ?おそらくそうだろう。
戦死者といっても、兵士もいれば一般人もいる。その死に方も様々だ。戦地では人肉さえ食らって死んでいった人もいるのだから・・・。広島、長崎の人々は原爆の実験材料にされてしまった結果、世代にわたって苦しみを背負い込まされてしまった。靖国神社には戦地で戦死した人の名簿だけがある。
だから、戦死者の弔い方にはもっと心底日本政府は慎重でならなければならなかった。今から思い返してももう遅いけれど、そうだからといってこのままでいい筈はないだろう。何か手を打たなければ・・・、いつまで経っても過去の亡霊を背負ったままだ。
しかしながら、今の小泉政権から安倍政権への移り変わりとその後の動向を見ている限り、国民自体が浮草のように世の流れに流されてあっちへ行ったりこっちへ来たりしている。政府ばかり責めても、自分たちの責任逃れを白日の下にさらしているに等しいのではないかな?
日本に真の民主主義は本当に育ったのだろうか?各地に慰霊塔や墓名碑があるように草の根民主主義は確かに存在すると思うけれど・・・。

アナログテレビ多重文字放送、2008年3月で終了

スラッシュドット ジャパンから・・・、
Mooolyeee 曰く、
南米ペルー沖地震の津波情報を見ようと、久し振りに文字放送(アナログ)を眺めてみたところ、NHKの文字放送テレモ日本(日本文字放送)2008年3月31日をもって終了するとの告知があった。
これまで天気やニュース、交通情報等をいつでも参照できるメディアとして重宝していたが、インターネットの常時接続サービスの利用を始めてからは利用頻度 は確かに激減していた。デジタルテレビ放送の売りの一つとしてデータ放送の存在があるようだが、アナログテレビのデータ放送が盛り上がりを欠いたまま終焉 してゆくという事実は、デジタルテレビの今後のあり方を考える上でも何かを示唆しているようにも思う。
なお、聴覚障害者向けや、海外ドラマで行っている字幕放送はその後も続くとのこと。』


我が家のテレビは購入してからもうずいぶん経つが、当初はこの文字放送の見れるのをわざわざ探して手に入れたものだ。一度、チューナーが壊れて修理したことがあったが、まだ現役で頑張っている。当初は天気予報をいつでも見れるのでそれを一番重宝に使っていた。
今では、ケーブルテレビにしてしまったから、BS放送の11チャンネルでいつでも見れるようになった。確かに、わざわざ反応の遅いアナログの文字放送を見ることは、全くなくなってしまったが、放送終了と聞くとなんだか寂しい気がするものだ。
デジタル放送といっても、セットトップボックスをインターネットに繋いでそのサービスを受けようとすると、アナログの文字放送と同じくらいに反応が遅い。当初のシステム設計が悪いのかなぁ?

Skypeの障害

昨夜からSkypeの調子がおかしい。

シルバータウンの掲示板から・・・、
『日本時間の昨夜10時ごろから発生している、Skypeにログインできないという問題ですが、日本時間朝6時ごろ続報が出たのでお伝えします。・・・
今 回の障害の原因に不安の声があるようですが、Skypeのシステムがクラッシュしたわけでも、意図的なサイバー攻撃の的になったわけでもありません。 Skypeネットワークソフトウェア内のアルゴリズムが原因で、このアルゴリズムは、ユーザのみなさんがご利用のSkypeソフトと、Skypeネット ワーク全体のやり取りを管理するものです。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。現在日本時間9時45分の時点で問題は解決されておりませんが、いち早くの復旧を目指しております。現時点でログインできない方は、ログインの手順だけしておくと、復旧されしだいつながります』
『ヨーロッパは17日朝を迎えます、そしてアジアは夜に入っています。
我々は回復への向かっています。 Skype は安定しつつありますが、今の時点では完全なものではありません。
しかし昨日よりも安定してきました。
水曜日にWEBサイトを更新した事が原因だとか、サイバー攻撃を受けたのが原因だと言うのではありません。
我々ができるだけ早く、システム回復に努めます。
ありがとうございます。』
僕の所ではまだすっかりとは回復していない。プログラム上の問題らしいが、これだけ大きなシステムになるとバグを特定するのも時間がかかるだろう。
上記の文章は機械翻訳らしいので、少々読みにくいけど・・・。
いやいや、アルゴリズムが原因だといっているなぁ、そうすると、もっと時間がかかるに違いない!

マックス・ローチ氏死去

シャープで繊細なドラミングをする人だった。
決してソロのじゃまなどせずに、逆に引き立て役に徹していたように思えた。
アート・ブレーキーの奏法とは対照的に思えた。
また、ジャズの巨人のひとりが逝ってしまった。

木曜日, 8月 16, 2007

元米海軍通訳士官ドナルド・キーン氏が見た日本兵

昨日の東京新聞から・・・、
『「宣伝による洗脳の恐ろしさを感じた。日露戦争時にシベリアの収容施設に日本人捕虜がいたことは百科事典にも載っている事実。その当時は捕虜になることは恥ではなかったのだが、それが第二次大戦では、日本兵の多くが『捕虜になることは恥だ』と信じていた」「後になって調べてみると、四五年夏の終戦直前にも『米軍艦が沈没』『日本軍、勝利』といった見出しの新聞報道があった。報道機関でさえ大本営発表を垂れ流し、本来の機能を果たしていなかったのだ。最も気の毒なのは、沖縄の民間人だ。『米兵に捕まると殺される』と信じていて、多くが手りゅう弾で集団自決をしたり、岸壁から身投げしたりした」』

『キーン氏によると、恩地氏は数少ないインテリの捕虜だったという。「捕虜になったことを恥と思わず、偽名を使う捕虜が多い中、実名を堂々と名乗っていた。米軍に協力してくれた捕虜の一人だったが、それは米国のためではなく、この戦争を早く終わらせるためだった」と振り返る。ただ、戦後六十二年たっても恩地氏の心境は複雑なままだ。「狂気の戦争」だったとする一方、「米軍が三日でペリリュー島の戦闘は終わる、としていたところをわれわれは三カ月も粘った」「捕虜になるまでのニカ月間は飲まず食わずで頑張った」と、自らの戦いは肯定する。耳が遠くなり、キーン氏との会話はままならないが、最後にはこう言った。「何であんな戦争をしたのか…。日本人は何も知らなすぎた」』

この部分は、インタビュー記事の最後の部分だが、「日本人は何も知らなすぎた」というのは、現在の日本の指導者層を見ていると、今も同じような状況が続いていると思われる。なぜなら、米軍のイラク戦争に荷担しているからだし、閣僚の事ごとに発する発言はそれぞれちゃんとした高等教育を受けてきたのか疑問に思うような内容のものが多いからだ。マスコミも学者も官僚も政治家も国際情勢やイラク情勢についての分析が全くと言っていいくらい怠慢であるか、欠如しているか、考え方が偏向しているように思う。
自衛隊も国民の性向調査を行う前に、国際情勢の調査をもっと学術的に行うべきだ。やり方が旧態依然としている。もっと現代的な諜報活動をなぜ行えないのだろう。
内閣は気の合う仲間や派閥で固めるのではなく、異なった意見を持つ人間の集まりにすべきだ。世界を多角的に見ないとこれからの日本の進路を誤ることになるだろう。
マスコミも国民にもっと啓蒙的な報道を行うべきだ。イラクに報道記者を常駐させているのはテレビ局で何局あるだろうか?ヒョッとしてNHKだけではないのか?民放はフリーのジャーナリストに頼りっきりなのでは・・・?
とにかく、日本人は今でも世界の出来事について何も知らなすぎるというのは、今でもそのとおりなのだろう。外国で事故が起こると、「日本人は何人いました」というような報道の姿勢しか感じられないんだもの。これでは、自国にしか関心のない国民性は変わっていないと思わざるを得ない。それと付和雷同性の国民性も相変わらずだ。こんなのはお祭りの時だけでいいのに・・・。だから、パフォーマンスの上手な政治家にいとも簡単にだまされてしまうのだ。本当は国民が政治家をコントロールしてやらなければいけないのに・・・。

訃報や入院の知らせ

お盆の時期ということでもなかろうが、高校の同窓会のMLで、訃報や親しい友達の入院手術の予定などの知らせがあった。
定年65歳に向けて、暫時社会制度は移行中だけれど、60歳を過ぎるとやはり体調の変化はいろいろな意味で現れる。還暦とはよく云ったものだ。
なるほど、同窓生でも元気な人は大勢いる。でも、その陰で病気になったり死に至る人も確実にいる。人によりけりだけれど、60歳というのはやはりひとつの体調の変化の一区切りの時期であることには、確実なんだなぁ・・・と、今日は思ったことだった。

火曜日, 8月 14, 2007

3台に1台が軽自動車 初の2500万突破

僕の車もそのうちこの仲間入りになるな・・・きっと。
維持費、税金、ガス代、保険料・・・ずいぶん違うものなぁ!

3台に1台が軽自動車 初の2500万突破(共同通信) - goo ニュース
『普通自動車に比べ税金や車両価格が割安な上、ガソリン価格の高騰を追い風に一般家庭に深く浸透したためだ。4輪車の3台に1台が軽自動車の時代に突入したことになる。』

軽傷と思い職員派遣せず エスカレーターで指切断

午前中、東急ハンズに行きたかったのでバスで川崎に出てみた。
僕の使うバス停は、すべて西口の方に移動してしまったので、否応なく問題のエスカレーターを使ったのだが、朝までに直したらしくいつも通りに動いていた。周りを見渡しても誰も事故のことを心配している素振りなどしていなかった。
東急ハンズは東口を出て京急の方に寄ったビルの中にあるから・・・。

軽傷と思い職員派遣せず エスカレーターで指切断(共同通信) - goo ニュース
『JR川崎駅のエスカレーターで12日夜、女性会社員(27)が足の親指を切断した事故で、連絡を受けた川崎区役所が、けがは軽いと思い込んで職員を派遣せず、エスカレーターを所有・管理する川崎市への報告も翌朝までしていなかったことが14日、分かった。事故直後の対応や補修は保守点検を委託している東芝エレベータに任せきりにしており、川崎市は「今後は事故の一報連絡を徹底させる」としている。』

Dailymotionから


Blogger.comに投稿できるような画面になっているのだが、Blogの登録がエラーとなってしまう。
結局、You Tubeと同じ方法で、やってみた。

月曜日, 8月 13, 2007

田口ランディ公式ブログ:2007年08月

彼女のメールマガジンをずっと読んでいた時期がある。
問題の多い家庭に育ったようだった。
「私の家族は問題の多い家族だった。ひきこもりの兄は家庭内暴力を振るい、年老いた父母のすねを噛り続けていた。父は酒を飲むと前後不覚になり口汚く家族をののしり、母親に暴力を振るう。
 母は父と兄の両方から暴力を受け、ノイローゼになって「もう死にたい」と電話をかけてくる。この「もう死んでしまいたい」という電話と、父が酔っ払ってかけてくる愚痴と説教の電話に出るだけで、吐き気がして気が狂いそうになる時期がずいぶん長くあった。」

こんな一節があるが、この亡くなった引きこもりの兄についてはずいぶん詳しくその状況を彼女なりに分析・解釈していたようだ。父親との確執についてもいろいろと書いていた。
それが、今では介護に追われる日常になっているんだなぁ!

田口ランディ公式ブログ:2007年08月
『 精神科に転院ができた。
思えば七月十九日に、成増厚生病院で転院を断わられてから八月六日まで。
ただただ、病院を探すだけの没頭した毎日だった。
アルコール依存症で、骨折してい、末期ガン。おまけに離脱症状が抜けない。』
『 いま、父はたいへん落ち着いて、みるみる回復している。驚くほどだ。もう昨日の電話では普通に会話ができた。こんなに環境で違うものかと、あっけにとられた。帰りたいとも言わなかった。自分の状況を把握していた。そして、私を気づかっていた。心底ほっとした。
ほっとしたとたんに、たぶん疲れが出たのかな。
自分の体調が崩れて、いまやひどい状態だ。どうやら腸にかなりダメージを受けたらしい。もともと腸が弱いからなあ。安心すると疲れが出るってよく言うけど、ほんとうなんだな。
少し休んで、それから、これからのこと、ゆっくり考えていこう。
いやー、若い頃と違って、ちょっと無理すると身体がボロボロだ。舌がざらざらで、荒れて痛くてたまらない。これじゃ、キスもできねーよ。』
みんな、人生は順繰りなんだ。

十牛図

どうも、美術品としての価値が高いのか、なかなか現物を見ることは難しいようだ。
これなどは、公開されているポピュラーなものみたいだ。
最近、「たましいのこと」(松村潔著)という本で、十牛図の解釈を禅からの見方を離れて考えるおもしろさを教えられた。

土曜日, 8月 11, 2007

スカイプ、動画共有に対応したWindows向け「Skype 3.5」公式版の提供を開始

動画による情報共有というより、日常性、親近性の魅力なのかなぁ。
僕のケータイは解像力が低いし、ビデオカメラは持ってないし、うーん、デジタルカメラで試してみるかな?

スカイプ、動画共有に対応したWindows向け「Skype 3.5」公式版の提供を開始-CNET Japan
『自分のプロフィールに動画を追加することで、個人の近況や気持ちなどを他のユーザーと共有したいというニーズは世界的に高まっており、Skypeは動画共有機能で、これに応えたとしている。』

金曜日, 8月 10, 2007

戦争と平和

8月6日の東京新聞から、
『同会(市民団体「戦場体験放映保存の会」)事務局の田所智子さんは「多くの元兵士たちは終戦直後は仲間が戦犯に問われるかもしれないと体験を話せず、その後は企業社会のしがらみの中でやはり口を開けなかった。終戦から六十年以上がたち、ようやく自由に話せるようになってきた」と説明する。』
『「これまでも学徒出陣した人々の手記などはあったが、それはいわばエリートたちの話。戦後の革新陣営も元兵士らに必ずしも温かくはなかった。ある意味、身のおきどころがなかった無名兵士らの言葉を集めたいと考えた」』

別の日の東京新聞から、
『金子さんは一九四〇年十二月、二十歳で徴兵され、中国山東省・青島に上陸。臨清など五つの街を拠点に八路軍(共産党軍)を捜して山村を転々とした。八路軍やゲリラの根拠地に対し「焼き尽くし(焼光)、殺し尽くし(殺光)、奪い尽くす(槍光)」といういわゆる三光作戦を行った。』
『八路軍が潜む集落に催涙弾を撃ち込み、飛び出してくる村人たちに向かって機関銃の弾を浴びせた。戦闘が終われば集落を焼き払った。米や小麦、綿花、牛などの家畜も略奪したという。』
『「古い兵隊が女の人に乱暴しようとして抵抗され、真っ逆さまに丼戸にぶち込んだ。これを見た四、五歳の男の子が『マーマ、マーマ』と泣いて自分から丼戸
に飛び込んでしまった。苦しんで死ぬのがかわいそうと思ったのか、その兵隊が
『手りゅう弾をぶち込んでやれ』というので、持っていた一個をぶち込んだ」「当時はそういうことを平気でやった。同じ年ごろの子どもを見ると胸にこたえる。ちょうど孫が同じくらいの年ごろだよ」』

今日のNHKハイビジョン特集で、日本軍の毒ガス作戦のドキュメントを放送している。当時の関係者が、いろいろな証言を吐露している。
『近年、中国で日本軍が遺棄した毒ガス兵器による被毒事件が相次ぎ深刻な問題になっている。 日中戦争開戦70年。なぜ遺棄毒ガス兵器は今日まで放置されてきたのか、なぜ日本軍の毒ガス作戦は忘却されてきたのか。
そ の原因の一つは、東京裁判でアメリカが免責したことにある。当初、日本軍の毒ガス使用は、国際法違反として裁かれるはずだった。戦争中から日本軍の毒ガス 使用を非難してきたアメリカは、その証拠をつかんでいた。しかし、アメリカ軍内部で化学戦の研究・作戦立案を担っていた化学戦統括部の強硬な反対によって 訴追は断念された。』
NHKでは、以前、敗戦間際に旧日本軍が廃棄した毒ガスなどの場所のドキュメントを放送したことがあった。日本近海には大量の毒ガス弾が捨てられたままなのである。
今まで堅く口を閉じていた戦争体験者がここに来て、重い口をようやく開き始めたこと、アメリカでの新資料の発掘などにより、日本軍の国際条約違反を承知の上での戦争行為が明らかになってきたことなど、戦後処理(中国での置き去られた毒ガス弾の処理など、戦争被害者への保証など・・・。)はこの先いつまで続くことになるだろうか。とにかく真実が明らかになっていないことがまだまだありそうなのである。
でも、こうしたしっかりしたドキュメントはどうしてNHKだけでしかできないのだろうか?
いずれにしても、気の重い話だ。

猫愛好家の「ねこ鍋」


昨日は、夏バテしたか(何もしていないのに・・・)一日中寝ていた。夜になって目が覚めた、何のための一日だったのか・・・。
「やじうまWatch」の話題から・・・。「ねこ鍋」・・・猫好きの人の遊びとしては念が入っている。こうした遊びのできる人がうらやましい。
僕は犬なら大丈夫だけど、猫はダメだなぁ。どうも、飼いたいという気になったことがない。玄関の階段を昇ってきたり、車の下に入り込んでいたりすると思わず手をたたいて追い出すのが常だ。
この作品、最後に畳の上に戻してやるのが、つまらないといえば・・・作った人に怒られるか?

水曜日, 8月 08, 2007

二宮金次郎が薪を背負っている理由

今は知らないが、僕らの小学校時代には校庭の片隅に薪を背負った二宮金次郎の像があった。
働きながら勉強している勤勉な少年という説明を受けたような気がする。
さて、そんな説明は本当だったのだろうか。

二宮金次郎が薪を背負っている理由 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
『二宮金次郎は、1787年に生まれて1800年代前半に活躍した人だ。この1700年後半から1800年前半にかけては、現代と重なる部分が多い時代だった。人口もGDPもほとんど増えない低成長が続いた。』
『江戸時代に寺子屋で教えていたのは儒教だった。僕は子供のころに、金次郎が何の本を読んでいるのか気になり、台座に上って本を覗いたことがある。そこに は、1行1行しっかりと漢字が書いてあった。当時は小学校2年生くらいだったから、漢字ばっかりですごいなと感心したものだが、いま考えると当たり前のこ とだ。二宮金次郎が薪を背負いつつ読んでいる本は、儒学の経書である四書五経の『大学』だ。漢字で書いてあるに決まっている。』
『江戸時代の燃料はほとんどが薪だ。そこで、薪は高い価格で売ることができた。二宮金次郎は、換金効率の良い高額商品を背負っていた。ここが大事なところだ。米をつくるよりも薪を売ったほうが、手っ取り早くお金になる。金次郎は、効率を重視していたのだ。』
『こうして儲けたお金を、彼は「運用」して増やしていった。自分が貯めた金を、村人に融資し始めたのだ。』
『金次郎ファンドは、最初は個人向けにに融資していた。それが村単位の出資に拡大。さらに広がり、関東600カ村に融資するまでになった。最終的には、関東平野の小大名や旗本にも融資をすることとなる。』
『・・・金次郎はこのマニュアルづくりに7年間も没頭した。弟子や仲間を集め、一種のシンクタンクをつくり、あらゆるケースに対応できるようにシミュレーションを 行った。完成した行政改革のマニュアルは、新田の開発からお金の運用について、180年先の未来まで見通したさまざまなパターンを収容している。』
『戦後民主主義は、戦前をすべて否定。二宮金次郎も、根性と倹約という古い観念に閉じこめられてしまった。しかし、倹約は「コスト削減」、根性は「企画を実 現するための実行力」と置き換えて考えればいい。金次郎の改革や考え方は、人口減少と低経済成長が懸念される現代にも通じるものがある。』

こんなことは知らなかった。中国の某所で二宮金次郎の思想を実践しているところがあるという新聞記事を見たことがある。一度、ちゃんと二宮金次郎について勉強してみる必要があるかも知れない。いや、もう僕にとっては遅きに失したというところかな?

火曜日, 8月 07, 2007

平成19年度 年次経済財政報告

第4節に経済成長と格差の関係というのがある。
  1 経済発展段階からとらえた格差の変動
  2 現代の海外諸国で再拡大する格差
  3 再拡大する格差の背景となる経済社会環境の変化
  4 格差拡大是正措置としての政策対応の考え方

平成19年度 年次経済財政報告

 この「まとめ」の部分だけ抜き出してみると・・・、
『本節では、これまで述べてきた労働市場の変化が進む中での家計部門の対応について改めて整理し、特に重要と思われる分析内容、政策対応への示唆を指摘することとする。

●非正規雇用の増加は雇用確保の利点がある一方で雇用形態の多様化を促進

景気回復が長期化した2006 年においては、正規雇用者が増加に転じたが、引き続き非正規雇用者も増加し続けている。増加する非正規雇用者の雇用形態の理由を尋ねた各種の調査結果によれば、「正社員として働ける先がなかった」という消極的な理由が2割程度みられていること、また、一般に家計の基幹となる男性に、そうした消極的な理由が比較的多くみられることにも留意が必要である。
人的資本の形成に関して、正規と非正規雇用者で差があり、それが賃金に反映されることが懸念される。賃金関数により要因を幾つかに特定した賃金の変化をみると、正規と非正規雇用者では特に正規雇用者の賃金に勤続年数が影響していることが示された。また、個人アンケートでみた能力開発では、上司などからのOJT や企業外研修の面で非正規雇用者は相対的に機会が少ない状況となっている。さらに、処遇についても同じ仕事内容でも同じ賃金体系となっていないが、企業側にとっては、非正規雇用者についての情報(定着性や能力など)に乏しいことから、あえて正規雇用者との均衡処遇ができない状況にあり、労働市場の効率性向上の取組が求められる。
また、非正規雇用の増加の背景について幾つかの検証を行った。IT 化との関連では、WEBやLAN といったネットワークの活用により、一般事務職の減少、アウトソーシングの進行の可能性がある。グローバル化との関連では、現地生産をする場合には正社員を増やす反面、逆輸入比率を高める場合には正社員をむしろ減らす方向に働き、空洞化への懸念が示された。また、女性労働力の高まりが非正規雇用によってまかなわれていること、さらに、団塊世代の退職の影響が、特に基幹労働者であり、かつ既に正規比率の最も高い「30 歳代労働者」の雇用不足感として表れており、雇用不足感の解消が困難である可能性も示された。

●雇用形態の多様化に対応した雇用保護制度の設計の必要性

雇用形態の多様化については、法制度が果たす役割も大きい。職業安定法に基づく労働者保護の観点に加え、雇用確保・活用という観点を備えた労働者派遣法が成立した。我が国のみならず、諸外国でそうした労働者派遣が活用されており、我が国と同レベルかそれ以上の普及がみられる国もある。
雇用保護制度と失業率の関係をみる場合には、経済全体としての雇用保護の影響だけでなく、よりきめ細かな視点から雇用保護規制をみる必要がある。雇用保護の制度の設計に当たっては、若年雇用への影響を見極める必要がある。
雇用形態の多様化が進む中で雇用保護規制を緩和する際に生じ得る労働紛争の増加に対応して、円滑かつ迅速な解決に資する各種紛争処理制度が広く普及されることが重要である。

●雇用形態の多様化に応じた労使交渉の仕組みで労働市場の効率性を図ることが重要

制度の充実とあいまって、労使間で効率的な労使交渉を行う場を設定する工夫も必要である。一般的な経済学の見地からも、労働組合の交渉力の強さと効率的な賃金・雇用決定との関係が導かれる。かつては、労働組合による組織化が資本家階級との労使交渉で有利な条件を引き出すために一定の役割を果たした。現在においても、2000 年以降、労働組合加入の労働者は、無加入の労働者に比べ、賃金プレミアムが存在すること、福利厚生の満足度が高いことなどが示された。
現状、労働組合組織率が趨勢的に低下しており、非正規雇用の増加などを踏まえると、雇用形態の多様化に対応した新しい労使交渉の枠組みを考慮する必要がある。そうした中で、労働者が企業と有効な労使交渉の場を確保するためには、企業内の発言型従業員組織や労使協議機関の活用も考えられる。実証面からは、こうした組織・機関についても賃金プレミアムが見いだされ、労働者の交渉力向上に寄与していることが示される。
非正規雇用者の増加などにより、企業内の労働組合に所属していない又はできない労働者が増加している中で、労働者が交渉を通じ労働価値に見合った賃金、労働条件が適切に獲得されれば、労働市場の効率性の改善にも資することになる。

●低所得者層への政策的な対応として考えられる社会保障・税・雇用を含めた制度設計

これまで、格差と成長については、クズネッツの逆U字仮説より、成長の過程でいったんは格差が拡大するものの、次第に縮小するとされてきた。しかしながら、最近の研究では、成長と格差が同時に進行する例もみられ、特に我が国やアングロサクソン系の国々で、そうした傾向がみられる。その背景として、一部にIT 化やグローバル化の要因もあるが、それだけで全てを説明することはできない。
今後、低所得者層への政策的な何らかの対応が重要とも考えられる。諸外国では、社会保障給付に税制や雇用の柔軟性を組み合わせた制度の導入がみられる。我が国でも、非正規雇用者を始めとする労働者への教育の機会の充実などの政策的取組が期待される。』
ずいぶんと控えめな表現ではある。

東京新聞の夕刊で鎌田慧氏は「格差社会製造法」と題して、かつての暴力団の日雇労働者の供給手段でのピンハネの例と比較して、政府の作らせた労働者派遣産業を批判している。そして、以下の文でコラム記事を結んでいる。
『「労働者派遣法」は、失業者の生き血を吸う天下の悪法である。製造業ヘの適用を中止し、それまではアプレ手当のある「日雇労働保険」を適用すべきだ。』

「自分の心が願う好きなこと」をする

東京新聞コラム・加島祥造筆から・・・、
『空虚―からっぽ―の空間にはエナジーが満ちわたっていて、その力(タオ・エナジー)が万物を産み出す。そのエナジーは私たちの中にも、命として働いている―と老子は語る。』
『自分が遠くから伝わった存在であり、また遠くへゆくものだという生命意識を心に据える時』
『「足ルヲ知ルモノハ富ム」・・・この言葉は自分の内なる生命意識に心を向けよ、するとそこに限りない豊かな富を見つけるだろう、ということだと気づいた。』
『団塊の世代の人々は、社会からは以前ほど求められなくなったかもしれぬが、それだけにかえって、自分も外に求めずに、内側に富を、生き甲斐をみつける時点にいる。そしてそれは誰にも求めないでひとりでできることなのだ。』

なるほど・・・、そういうことのできた人は幸せだ。実際は現実のしがらみから、なかなかそうは行かないのではないかな?
上野千鶴子著「おひとりさまの老後」の書評に以下のような紹介があった。〈評者 森清〉
曰く、「ひとりで生きるのが基本」
曰く、「いっしょにいてキモチがよい人になれ」
曰く、「友人、家族にメンテナンスする」
曰く、「暮らすにも逝くにもお金は要るから工夫せよ」
曰く、「介護される智恵と力が必要」
曰く、「孤独死はこわくない」
『人は「生老病死」を生きる。本書は「病」にあまり触れていない。』ともあった。
こちらは現実的だ。実際、何をするにもお金がいるんだもの・・・。まったく。
生き方ではなく、実際に生活するに当たってのことが、当面の問題になってしまう。

日曜日, 8月 05, 2007

首相の勘違い

東京新聞のコラムから、(ジェラルド・カーティス筆)
『有権者の判断は「三つのNO」に要約できる。』
『第一に、有権者は、指導者としての安倍晋三首相に「NO」と言った。』
『第二に、有権者は、安倍首相の政策アジェンダ(課題)の優先順位に「NO」と言った。』
『第三に、有権者は、経済改革路線の果実から疎外されていた人々へ目を向けない安倍首相の姿勢に「NO」と言った。』

安倍内閣メールマガジン 第40号から、
『私自身の進退も含め、いろいろとご批判があります。しかし、改革への流れをここで止めるわけにはいきません。
教育再生や公務員制度改革、新成長戦略の推進、地域の活性化・再生、地球環境問題の解決に向けたイニシアティブ、アジア外交の再構築、憲法改正に向けた取組み。』
『私は、ここで逃げることなく、自らが先頭に立ち、国民の厳しい声に正面からこたえていく覚悟です。そして、ゼロから出直す気持ちで、新しい国づくりに向けた信念を貫いていきたいと思います。(晋)』

結局、彼は世論を全く無視して、取り巻き連中の意見だけが耳に残るということなので、彼に何をいっても無駄なようだ。こんな指導者の舵取りで日本丸は何処へ行くのだろうか。

土曜日, 8月 04, 2007

シルバークラブとSkype

Skype でちょっと遊んでみた。
何日か前に、いきなりSkype で呼び出しを受けて、出てみたら、50歳以上の者たちだけでSkypeの会議室でおしゃべりを楽しんでいるということだった。
ものは試しと今晩、アクセスしてみたら、まず、チャットでお伺いを立ててから会議室に参加していいかどうか打診すると、会議の主催者が呼び出しをかけてくれるというのがルールになっているようだった。
今日の参加者では海外旅行の好きな人や、写真の専門家はだしの人がいた。
携帯で連絡を取り合っている人もいたりして、老後の楽しみのひとつのあり方をかいま見たような気がした。
80歳代からパソコンを初めて、現在90歳代の人もいてカクシャクとした話し方をするそうだ。
そういえば以前トフラーの「富の未来」に出てきた話だが、インドの街角にノートパソコンをおいておくと、子どもたちが集まってきていつの間にか誰にも教わらないのに使えるようになってしまうというのがあった。勿論、核となって教える子どもが出てくるわけだが、どうも、この話、年寄りにも当てはまるようだ。

「医は仁術」の傾向は見られず、米医師の世論調査

お医者様でも、自分の生活や健康が保証されなければ、仁術を施したくてもできないということだろう。
キリスト教国のアメリカでさえそうなのだから、医療危機の叫ばれている日本においておや・・・。
所詮資本主義体制のもとでは、余程奇特な精神の持ち主であるごく少数者のみしか、「医は仁術なり」を実践できないということか・・・?
CNN.co.jp : 「医は仁術」の傾向は見られず、米医師の世論調査 - こぼれ話
『シカゴ──さまざまな宗教では、貧しい人々や社会から取り残された人々を手助けするよう、教えを説いていることが多い。それでは、米国で信仰心にあつい医師は、信仰心が薄い医師よりも、医療サービスを充分に受けていない患者をより多く見ているのか?こんな疑問を持った医師がアンケート調査を実施し、米国の専門誌に結果を発表した。』
『結果は、信仰心があついと自覚する医師が、貧しい人々などをより多く診療しているという、「偏った」ものではなかった。つまり、信仰心があついと自覚している医師が、信仰心は薄いと感じている医師よりも多く、底辺にいる人々を診療している傾向は見られなかったのだ。』

マサチューセッツ州、Microsoftの「Open XML」攻勢に白旗

マイクロソフトのいう Open とは、名ばかりのものなのか?
結局、世界最大のソフトウェア企業は、顧客を囲い込むことだけを考えていて、将来への展望は持っていないことになる。困るのは、囲い込まれた消費者だ。せっかくのデータが将来読めなくなる危険性が大だからだ。

マサチューセッツ州、Microsoftの「Open XML」攻勢に白旗 - @IT
『正確には、マサチューセッツ州は「Massachusetts ETRM」(Enterprise Technical Reference Model)の草案の中で、マイクロソフトのOpen XML(Ecma-376)フォーマットを公式標準の1つに認定した。ETRMは、マサチューセッツ州のコンピューティング環境を支える標準、仕様、技術を特定するのに使用されるアーキテクチャフレームワークだ。』
『すなわちマサチューセッツ州は、Open XMLが本物のISO標準になる可能性がかなり低いにもかかわらず、マイクロソフトに対抗する勇気を見せてマサチューセッツ州議会に働きかける代わりに、あっさりと白旗を揚げたわけだ。』
『ODFは真のオープンスタンダードであり、万人が利用できるフォーマットだ。誰でもODFをデフォルトフォーマットとするオフィスプログラムを作成できるし、他者が作成したドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを読み書きできる。一方のOpen XMLは、オープンとは名ばかりだ。
Open XMLドキュメントは、マイクロソフト自身の「Office」スイートプログラムの旧版とすら互換性を備えていない。』
『ユーザーである自分には関係ないと考えるのは、甘いといわざるを得ない。マイクロソフトが地盤を確保し、市場から競争を排除した後にリリースするOfficeの次期バージョンがいったいいくらになるのかを考えてみたほうがいい。』

こう見ると、依然としてデータとして使って将来的にも安心なのは、Text Format で表現されたもの以外には安心できないということに落ち着くようだなぁ。たとえば、TeX のようなもの・・・。Webでもこうしたものを使っていれば安心ということなのだが・・・。まぁ、防衛策としては、Blog 等のバックアップをテキストデータで取っておくということぐらいかな? オフィススイーツのデータのフォーマットについては、当分静観を決め込んで、PDFとして結果のみを残しておくぐらいかなぁ? OpenOfficeOrg も独自フォーマットのようだし・・・。

金曜日, 8月 03, 2007

落ち着かない一日

ひとつは、光回線の売り込み電話にうっかり乗ってしまったこと。
最近の状況も知りたかったので、結構詳しく話を聞いてしまったのが長引くもととなった。
だいぶ前のことになるが、職場で光回線を導入するのにかなり面倒だったことを思い出した。コンピューター室まで引き込むのに、道路の下を通して直角に曲げられないので、建物の半地下の曲面になっている壁をはわせて引き込んだ。
光回線にしても、使う機材やルーター、ハブ、パソコン自体の性能、OSの性能、etc. など、すべての環境整備を整えてやらないと、思ったほどのスピードが出ないのだ。
そこで自分の使っている機材の点検をした。あ~ぁ、こりゃ期待できない。つまり、古すぎる。
今の時期、各社とも工事費ゼロ、使い始めの2~3ヶ月の使用料は無料、電話を光電話に変えれば、今と維持費は変わらないでしょ・・・というのが向こうの言い分。でも、使えなくなる電話番号がいくつかあることも教えてもらった。まぁ、僕は使いそうもない番号ばかりだったけど・・・。
だいぶ長くやりとりしたけど、結局見送った。本当は、初めにお断りすればよかったのだけど、ついついということがあるものだ。

ふたつめは、クーラーと扇風機の掃除。どちらも、プラスティック部分が多くて、これが経年劣化を起こすんだな。去年捨てた扇風機は、羽を止める爪の部分がプラスティックでできていて、汚れを落とそうとぞうきんを当てたらボロボロと折れてしまった。こういうのは長く使いすぎた証拠なのか?
今年は、クーラーの蓋のヒンジ部分が折れてしまった。先日、洗濯機のヒンジが同じように折れたのを、うまく瞬間接着剤で付けられたのを思い出して、同じようにやってみたのだが、この時期暑くて、長いこと放っておけなかったのが失敗のもと。どうもうまく固まらない。仕方ないのでガムテープをまいてごまかしておいた。汚れが床に落ちたので部屋の中をまーるく掃除機をかけておいた。今日は風が強かったので、1階にも砂埃が入ったと思い、こちらもざっと掃除機で吸い取っておいた。気の済む程度に・・・。

そういえば、FMラジオで太田裕美が阿久悠の追悼特集ということで、彼の作品ばかりを流していた。何曲か僕の大好きなものが聞けた。これが彼の作品だったとは知らなかったというのもあったりして・・・。

というわけで・・・もないが、何となく落ち着かない一日だった。

家庭の省エネ

我が家は築35年で、地震が来るともう危なくなっている。省エネといっても僕は定年になってしまったから新しい器具を購入するには慎重にならざるを得ない・・・、経済的に・・・ん? 矛盾してるかな?
nikkei BP net から、

bp special ECOマネジメント/コラム
『家庭で使用されている給湯器は、ほとんどがガスや灯油を燃焼させるタイプである。これらの燃焼型の給湯器では、排気ガスを外部に放出しなければならない。その際に、熱も同時に排出されてしまうことになるため、どうしてもエネルギーのムダが発生した。従来型の給湯器は、いくら高性能であっても15~17%程度の熱が捨てられていた。
 この熱をできるだけ逃がさないで利用しようとしたものが、「潜熱回収型給湯器」である。都市ガスと液化石油ガス(LPG)を燃料とするタイプは「エコジョーズ」、灯油を燃料とするタイプでは「エコフィール」という商品名で市販されている。』
『ガスを燃料として、ガスエンジンを使って発電機を回して発電し、排熱を利用してお湯を沸かし、給湯タンクに貯めて利用する。電気と熱を一緒に作るシステムを「コージェネレーション」と呼び、病院やホテルの給湯をはじめ、熱利用の大きな用途で数多く採り入れられている。・・・・・・家庭用のガスエンジン給湯器は1kWの発電能力を備えており、同時に発電の際に得られる熱出力は2.8kWである。通常の給湯器と違って、発電ユニットと排熱からつくるお湯を貯めておく貯湯タンクで構成されるシステム機器である。発電と排熱利用による省エネルギー効果は、通常のシステムと比べると20%ほどの改善になるとされている。』
『コージェネレーションで注目度が高いのが家庭用燃料電池だ。燃料電池は、「水の電気分解」と逆の原理で電気を発生させる。水の電気分解は、水に外部からの電気を通すことによって水素と酸素に分解する。逆に燃料電池は、水素と酸素を化学反応させて水と電気をつくる。酸素は空気中に豊富に存在するが、一方の水素は天然ガスやLPG、石油から分離抽出する方法が一般的である。』
『近年、最も注目されている給湯器の一つがヒートポンプ式給湯器であろう。ヒートポンプという技術は、私たちの家庭のなかで日常的に利用されている冷蔵庫やエアコンに使われている技術と同じである。エアコンで暖房を行う代わりに、お湯を沸かそうというわけだ。・・・・・しかし、最新のものでは、定格効率でCOP値(エアコンの効率を表す指標。値が大きいほど効率が高い)が4.0(1kWの入力で4kWの出力が得られる)を上回る製品が販売されるようになった。
 この給湯器は従来の深夜電力温水器(これは1kWの入力では1kWの出力しかない、通常のヒーター式のもの)に代わる商品として開発販売されている。したがって、電気代は深夜割引のうえ(昼間の電気代の約70%も割安)、さらに効率が従来型の温水器の3倍~4倍であることから、月に給湯代が1000円程度になると言われている。』

いろんなものが考案されているんだなぁ。
ん~、安くなったら考えようっと。

木曜日, 8月 02, 2007

mixiにYou Tube

You Tube の動画の下に表示されている「共有」という所をクリックすると、mixi のマークが現れる。これをクリックすると、日記の欄にYou Tube の動画が挿入されるようだ。
僕は、外部のブログを使っているのでテストできなかった。

再び地図について

 
一度、画像で保存して、Picasa で取り込むしか方法は無さそうだ。
なんだ、普通のやり方じゃん。
Posted by Picasa

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。