日曜日, 9月 30, 2007

教科書検定やり直し「参院決議も」 民主・菅氏が表明

沖縄の県民大会に11万人が集結。

asahi.com:教科書検定やり直し「参院決議も」 民主・菅氏が表明
『民主党の菅直人代表代行は29日、沖縄戦で日本軍が集団自決を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題について「検定のやり直しを求めることが必要 だ。歴史をねじまげるようなやり方はおかしいという国会決議を参院に提出することも視野に入れたい」と述べ、検定意見の撤回などを求める国会決議を検討す る考えを示した。』

東京新聞から・・・、
『沖縄戦研究者で、沖縄県史の編さんにもたずさわった作家の大城将保氏貧しは「集団自決」について、国への崇高なる犠牲的精神で死ぬことを『自決』とみる見方がある中で、沖縄では「集団自決』を強制集団死という。旧日本軍の関与がなく、住民が手りゅう弾を手に入れたり、かまやカミソリでわが子や家族を手にかけ勝手に死んだなんてことはあり得ない」と話す。』
『なぜ教科書から「軍の関与」が削除されたのか。大城氏はこの点について「沖縄戦で軍隊が住民を守らなかったことは、挙国一致体制をつくろうとする一部の人にとっては消し去りたい事実。愛国心教育の妨げにもなる」とみる。その上で、教科書検定で軍の関与の削除の根拠の一つとされた、隊長命令があったか否かを争っている「大江・岩波『集団自決』訴訟」の背景にも「同じ流れがある」と指摘。「係争中の裁判を根拠の一つにし、調査もせず、教科書の記述を変えるのは乱暴すぎる」と憤る。』
『「戦場で極限の体験をした人はなかなか語れない。体験を語ることは、もう一度その場に記憶が戻ること。自分の手で家族を殺した事実を背負ってきた人にとってどれほどつらいか。』
『「教科書で真実が教えられない時、国が戦争に向かっていくことを、沖縄の人は体験で知っている。今、国がどこに向かっているのか。考えなくてはならない」』
『沖縄戦で動員された「ひめゆり学徒」が靖国神社に合祀(ごうし)されたのは、国家の強制が明白だからだ。集団自決も、軍の関与抜きでは考えにくい。英霊になることも、自決も民間人が望むはずもない。』

文科省はこうした声に耳を傾けようとはしていない。検定委員に恣意的に特定の思想傾向を持った人材を選んでいると思わざるを得ない。しかし、いくら諮問したといっても最終責任は文科省にあるのであって、委員会の意見を簡単に修正するわけにはいかないといって逃げ切ることはできないはずだ。
これも日本社会の制度疲労・腐敗の典型的なものの一つだ。

かぐや、2度目の軌道調整 月めざし、地球に別れ

月探査ラッシュのはしり、「かぐや」について、

asahi.com: かぐや、2度目の軌道調整 月めざし、地球に別れ - asahi.com サイエンス
『月探査機「かぐや」は29日、地球の周回軌道から離れて月の周回軌道へ向かうため、2度目の軌道調整をした。宇宙航空研究開発機構によると、同日昼に地球 から約8500キロまで接近。計画通りエンジンを噴かして軌道を変え、順調に月をめざしているという。10月4日に月の周回軌道に入る見込みだ。』
『月に近づくと、最初は月からの距離が約100~1万3000キロの長円軌道に入る。この「難関」をくぐり抜けると、月との距離を少しずつ詰めながら2基の子衛星を分離。高度100キロを回る円軌道に乗れば、12月中旬から観測を始める予定だ。』

月の起源、地球の起源に迫る、こうした衛星の打ち上げもあるし、今日テレビでやっていたが、海洋の深海ボーリング船「ちきゅう」のように、地表をボーリングしてマグマの研究までできるような探査船もある。
我々の知っていることは実際、ほんのわずかだ。この地球についても・・・。

土曜日, 9月 29, 2007

Windows XPの販売期間が5カ月延長、2008年6月末まで継続

僕にとって一つの目安だ。

Windows XPの販売期間が5カ月延長、2008年6月末まで継続:日経パソコンオンライン
『同社の製品ライフサイクルに関するポリシーでは、Windowsは発売後4年間は販売を続けるとしている。Windows XPは、Windows Vistaの発売がずれ込んだこともあり既にこのポリシーは満たしているが、Vistaの発売から1年は販売を続けるとしていた。だが「過去のOSの多く は、後継製品の発売後2年は販売を継続していた。Windows XPの販売期間を、Windows Vistaの発売後1年としていたのは、やや野心的だったかもしれない」(ナッシュ氏)。』

ここまでくると、パソコンを新調するというより、システムをどのような構成にするかということになる。地上デジタル化のテレビのこともあるし、ケータイもその連動を視野に入れる必要もあるし・・・。
でも、一方で年金生活者の耐乏生活のことも選択肢の一つに考えとかないとエライ目に遭うかもしれないし・・・。

相撲協会「国技はく奪」突きつけられた

国技でなくなった相撲に魅力はあるのか?

相撲協会「国技はく奪」突きつけられた(日刊スポーツ) - goo ニュース
『日本相撲協会が、国から強烈なダメだしを食らった。刑事事件へ発展必至の重大問題を受け、北の湖理事長は、文部科学省の松浪健四郎副大臣から5項目の要求を突き付けられた。
 (1)警察の捜査と並行して真相を究明すること
 (2)(1)の結果を踏まえ、関係者に必要な処分を行うとともに、必要な措置を講ずること
 (3)再発防止策を検討すること
 (4)過去の類似事例の検証を行うこと
 (5)「力士の指導に関する検討委員会」に有識者など外部の者を加えること。』
『財団法人と認められて82年。これまでの問題も内部で処理し、世間の常識とは乖離(かいり)してきた角界だけに、5項目の要求のすべてに対応するのは、容 易ではない。「土、日に動きはありませんが、週明けからにでも」(北の湖理事長)。いまだに認識の甘さは否めないが、日本相撲協会は今、大きな岐路を迎え ている。』
・・・週明けからにでも・・・という腰の重さに、事の重大さを認識しているのかどうかが疑問だ。
まともな対応が協会はできるのだろうか。国技でない相撲なんて・・・。
もっとも、もう一度初心に戻って、全国各地の郷土の年中行事の一つとなってから、再出発してもいっそいいのかも知れない。

金曜日, 9月 28, 2007

政治家の無責任発言

東京新聞から・・・、
『鳩山氏は現行制度を「誰も死刑執行の署名をしたいとは思わず、法相に責任をおっかぶせる形」と形容し、「ベルトコンベヤーと言ってはいけないけど(死刑判決が確定した)順番通り(の執行)なのか、乱数表なのか分からないけど、自動的に客観的に進む方法を考えてはどうか」と述べた。』

・・・らしい。
『これに噛みついたのが亀井氏。二十七日、本紙の取材に応じ、「人命を虫けら以下に考えている。人の命を守る役所のトツプが、人命を軽視するなんて大きな矛盾だ。だから鳩山氏には法相の資格はない」と批判。』
『刑事訴訟法は「死刑執行は法務大臣の命令による」(四七五条)としており、そもそも死刑制度の本質の一つは「国家が処刑するから私刑(リンチ)はするな」というものだ。』
『亀井氏は「発言からすると、鳩山氏は心情的には死刑には賛成ではないんだろう」とみる。その上で「だからといって、自分は見ざる聞かざるで、判決が確定したらどんどん処刑されるのは無責任だ。死刑は国家による殺人。懲役とは違い、冤罪があったら取り返しがつかない」と指摘した。』
『刑訴法から「法相の命令」が削除されると、死刑執行の責任は選挙の洗礼を受けない法務官僚に移る。有権者が議員を使って役所を監督するシステムの否定になってしまう。』
『裁判員制度が始まると、有権者から無作為抽出された裁判員が判決を出すため、「国民が国民を処刑する」矛盾に陥るからだ。』

なるほどねぇ・・・。
自分が死刑執行の最終責任を負いたくなければ、死刑制度を廃止したらいい。
そういった方向での発言をする姿勢が少なくとも欲しいじゃないか。
誰だって自分の手を汚すのは嫌がるものだ。それを最高責任者が口にしたら、組織は成り行かなくなるんだから・・・。

木曜日, 9月 27, 2007

遺体「まるで別人」 急死力士の父「体中に傷」

相撲界もおかしいぞ!
親方連中の再教育が必要なのでは?
朝青龍の問題も根っこでこういった腐敗につながっているのかも知れないなぁ?
まるで今回の騒動の自民党に似ている。

遺体「まるで別人」 急死力士の父「体中に傷」(朝日新聞) - gooニュース
『正人さんによると、死亡前夜の6月25日夜、ちゃんこを食べながらビールを飲んでいた親方が、空のビール瓶を持った右手を背中の方に水平に振り、右後方に座っていた俊さんのおでこを殴った、との説明だった。「おでこから血がでたが、ティッシュでふいたら止まった」。その夜、兄弟子ら数人が俊さんを取り囲み、暴行を加えたことも認めた。』

17歳の少年に寄ってたかって暴力をふるうなんて、相撲部屋でも何でもない。ゴロツキの集まりじゃないか。相撲道はどこへ行ったのか?

水曜日, 9月 26, 2007

火星の表面に丸い穴 地下洞窟への入り口か

新聞でも報じられていたが、未だに疑問の火星に生命が存在するかどうかという疑問。
穴の中にはたいてい何かあると思いたがるもんだ・・・人間は。

火星の表面に丸い穴 地下洞窟への入り口か - Astro Arts
『見つかった「穴」は全部で7つ。直径は100~250メートルで、クレーターと比べて深い地形であることは画像から明らかだ。マーズ・オデッセイが赤外線カメラで温度を測定した結果、これらが確かに穴であると裏付ける結果が得られた。』
『「単なる深い縦穴であるにせよ、広大な洞窟へ通じているにせよ、これらは火星の地底世界への入り口なのです。火星のどこかに存在する洞窟が、過去の生命や現存する生命にとっては小さな聖域となっているかもしれませんし、未来の人類にとってはシェルターとなるかもしれません」と語るのは「穴」を発見した研究チームの1人で米国地質調査所のTim Titus氏。』

まだまだ不思議に満ちた、我が銀河系・・・。

「法改正後はYouTube見るだけで違法」は誤解、文化庁が見解示す

何か微妙だなぁ。
まぁ、近づかないのが一番なんだろうけど、こういうのは冒険もしてみたくなるもんだし・・・。

「法改正後はYouTube見るだけで違法」は誤解、文化庁が見解示す - Internet Watch
『中間整理案では、違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画について、第30条の適用範囲から除外することが適当であるとしている。これが法制化され た場合、海賊版からの録音録画をはじめ、違法ダウンロードサイトやファイル交換ソフトで入手した違法コピーから著作物を録音録画することは違法行為とな る。ただし、罰則については適用されない見込みだ。』
『なお、YouTubeなどの動画共有サイトを視聴する際には、動画ファイルのキャッシュがPC内のHDDに一時的に保存される。この点についてIT・ ジャーナリストの津田大介氏は、「違法ダウンロードが法制化された場合は、キャッシュとして保存することも複製と見なされ、違法行為になってしまうのか」 と疑問を示した。
 この質問に対して川瀬氏は、「それが複製にあたるかどうかの知識はない」と前置きした上で、2006年1月に提出された文化審議会著作権分科会 報告書の内容を紹介。それによれば、文化審議会著作権分科会に設けられた「法制小委員会」において、仮に現行の著作権法でキャッシュが「複製」と解釈され ても、権利制限を加えるべきではないとする見解が示され、法改正事項として挙げられていると答えた。』

ウーン、法改正後の状況を見て判断するしかないのかなぁ。
個人情報保護法についても、その取り扱いに行きすぎがあったり、解釈のずれがあったり、現場では混乱が見られるようだし、実施されてからの状況判断で事に臨むというところだろうか。

Googleブック検索に新機能が追加

Googleはこのところ矢継ぎ早に新しい分野の開拓を行っている。
また、魅力的な機能が加わったようだ。

NDL カレントアウェアネス-E No.114から、

『Googleは2007年9月6日,書籍検索サービス“Googleブック検索”に,情報の整理・検索に役立つ新機能を追加したと発表した。

 その第一は,ウェブ上に自分の「図書館」を作成し,そこにGoogleブック検索で提供されている,自分のお気に入りの書籍を登録することができる「マイライブラリ」機能である。各々の書籍には,ラベルをつけたり,星印(最大星5つ)で評価したり,レビューを書いたりすることができ,他の利用者もこれを見ることができる。また,マイライブラリに登録されている書籍だけを対象とした全文検索も可能である。このほか,ISBNを指定してのマイライブラリへのインポートや,XML形式でのエクスポート機能,RSSでの配信機能も備わっている。なお,このマイライブラリの利用には,利用者登録が必要となっている。

 第二に,「人気のある引用」として,当該の書籍のどのフレーズがよく引用されているか,またそのフレーズをどのような書籍が引用しているかを見ることができる機能が追加されている。

 そして第三に,全文が公開されているパブリックドメインの資料について,枠線つきで画像をクリップできる機能が追加されている。クリップした部分に対しては一意に特定できるURLが生成され,Googleが提供している個人用のオンラインブックマークサービス“Google Notebook”に保存したり,同じくGoogleが提供しているブログサービス“Blogger”の記事で参照したりすることができるようになっている。これらを使って,どの書籍のどの部分に関心を持ったかということを共有することができる。』

ちょっと、本格的に取り組むには、なかなか手がかかりそうだけれど、先を見た機能追加には違いない。
Googleのオフィスツールにしても、自分のパソコン上でなく、ネット上に保存しておくというのが、ミソなんだなぁ。
あとはこれらのツールをどこまで活用できるかは、こちらの腕にかかっているということか?
もっとも、今の時点では日本語版はないそうだけど・・・。

月曜日, 9月 24, 2007

ミャンマー・反軍政デモ

今日は5万人に増えたと言うことだ。
いったいどうなるか?

東京新聞から・・・、
『燃料費値上げに端を発したミャンマー軍事政権に対する抗議行動のうねりは日増しに大きくなり、二十三日には旧首都ヤンゴンで約二万人が参加した。国民に強い影響力を持つ僧侶と民主化勢力が「反軍政」で連携を強めており、国内情勢は緊迫の度を深めている。』

ヤンゴンの自宅に軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは、自宅前を通るデモ隊に対し、門まで出てきて手を合わせているところを、ケータイで写真を撮られていたようで、その写真も掲載されている。
特徴的なのは、僧侶の列の両側を民衆が手を繋いで守っている図だ。いかにも僧侶が尊敬されているお国柄を表している。

KDDIら、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功

そのうち光通信サービスや大型液晶テレビが大幅に値下がりしてくるんじゃないかと期待しているんだけれど、甘い考えかなぁ? それまで今のマシンが保つかどうかが心配だ。

KDDIら、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功:ニュース - CNET Japan
『アッカ・ネットワークス、イー・アクセス、KDDI、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB、TOKAI、ビック東海の7社は9月20日、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功したことを発表した。  これは、FTTHサービスのシェアドアクセス方式(アクセス系光ファイバを分岐する方式)に用いられるOLT装置(最大32ユーザを収容する光信 号伝送装置)などを複数事業者で共用するもの。検証の結果、技術的に複数事業者でOLT装置を共用可能であることが確認された。』

もっとも、使い方によっては大幅な速度ダウンも予想されそうなOLT装置だなぁ。
せっかく光ファイバーを使っても、10メガぐらいのスピードだとなぁ。
でも期待は持てそうだ。

日曜日, 9月 23, 2007

農家切り捨て論のウソ

まず、東京新聞の加藤寛氏のコラムから・・・、
『・・・ところが自民党の敵となるベき小沢民主党には改革の意欲がない。年金改革には実に鋭いメスを入れた民主党も、行政改革は隙だらけだ。一番気になるのが、農家の戸別所得補償政策だろう。いろいろ理由はあるのだろうが、今の日本は日本の基幹となる農産物を守るのではなく、国際競争力を育てる農業政策が必要である。小沢民主党の所得補償政策は明らかにおかしい。一人区を行脚して参議院選挙に勝つためにこんな政策を打ち出したとは思いたくないが、どうも小沢民主党には古い農業政策が根強く、JAからの脱皮ができていないようである。農地の集約化・株式化が必要である。・・・』
加藤氏はいくつかの改革案を上げているが、これはその中の一つである。

次に本題、
  • 神門 善久(ごうど・よしひさ)氏 農業経済学者、明治学院大学経済学部教授へのインタビューから・・・、
農家切り捨て論のウソ (ニュースを斬る):NBonline(日経ビジネス オンライン)
『マスコミは「零細農家イコール弱者」のような形で描きたがりますが、現実には彼らほど恵まれた人たちはいない。農地の固定資産税が軽減されているうえに、相続税もほとんどかかりません。たとえ“耕作放棄”をしていてもですよ。
 そのうえ、農地を売却すれば大金を手にできる。「田んぼ1枚売って何千万円も儲けた」なんていう話はザラにある。しかも、そうした農地の多くは敗戦後の米国主導の“農地解放”を通じて国からもらったようなものです。濡れ手で粟なんですよ。』
『農家が望んでいるのは、小沢さんの所得補償政策のようなチッポケなお金ではありません。彼らが本当に求めているのは公共事業なんです。公共事業で道路などを作ってもらえれば、自分たちの田んぼや畑が高く売れるでしょう。』
『基盤整備は本来、農業を良くするための公共事業です。ところが現実には、この例に限らず、事業の趣旨を履き違えている農家が多いのです。そもそも、公費で 私有地を整備してもらった揚げ句、それを売って個人が儲けるというのは普通許されないでしょう。ところが、農業の世界ではそれが堂々とまかり通っているの です。これはほんの一例ですが、農家が公共事業を求める理由が分かるでしょう。』
『既に、政府の外国人研修制度を通じて中国などから多くの外国人が地方の農村部に入り込み、実質的な農業労働力の一翼を担っています。先進的な農家は、そう した外国人を“研修生”としてではなく、正規の労働力として認めてもらいたいと考えているのです。そうしなければ、いずれ日本の農業は立ち行かなくなると いった危機感がある。今の日本人は辛くて厳しい“本当の農業”の担い手にはなれないと、見切りをつけているからです。』
『日本の農業が抱える本質的な問題から目をそらし、このまま小手先の農家保護策にばかり終始していれば、いずれ日本の農業は本当に潰れてしまいます。外圧で潰れるのではありませんよ。農水省とJAと族議員、そして何よりも農家自身が自らの手で潰してしまうのです。今、日本の農業は確実に“自壊”の道をたどっていると思います。』
マスコミ政府も、事の本質を見ていないと言うことだ。
先進的な農家は、輸入農作物に勝つ自信があるから、それを作り出すための労働力の確保に懸命なのだ。そこのところが、全然見えていないというのはどういう事なのか?
利潤ばかりを追うマスコミと、私利私欲ばかり考える政治家しかいない結果だと言わざるを得ないだろう。
マスコミと政治家がしっかり舵取りをすれば、日本農業は立派に立ち直れる実力はあるのだ。

田口ランディ氏のコラムから

田口ランディ氏が東京新聞のコラムでこんなことを書いている・・・、
『アメリカではインターネットの侵食によってついにマスメディアが終焉を迎えているようだ。』
『「週刊誌市場がいかに深刻な危機に直面しているかを物語るものだ」として、週刊誌の部数の落ち込みを指摘している。』

このコラムは「新聞を読んで」というものだが、目についた記事についてそれぞれ論評を加えているもので、上の引用も記事を読んでのものだ。そして・・・、
『そもそもネットから出てきたネット時代の作家と言われる私だが、年をとるにつれネットから離れている。ていねいに手間と時間をかけたものをじっくりと読みたくなるのだ。既存メディアはこれから厳しく「質」を問われる時代になる。新聞も、雑誌も、もちろん小説もか。ああ、他人事ではない。』

コラムでは、他のテーマについても論評をしているのだが、この部分に最も興味を引かれた。
「アメリカでは・・・」の記事でも、しっかりした編集を行ったものと、ネット上に咄嗟に書いた情報との内容の違いや視野の違いについてもふれられていたのだが、ランディ氏にネットから離れられてもつまらなくなるなぁ。「年をとるにつれ・・・」ということもあるのだろうが、著作権の問題も絡んでくる(つまり実入りのことだけど・・・失礼・・・氏は会社経営もしていたはずだ)んじゃないかなぁ。いやいや、もう、昔のような直情的な文章をメーリングリストで流すようなことはできなくなったと言うことなんだなぁ。でも、彼女のブログの文章には昔の面影が残っている。

金曜日, 9月 21, 2007

教科書検定について

文部科学省のことでちょっと・・・。
同窓会のML記事から・・・、

『・・・教科書検定の指針となる学習指導要領の記述は、簡単なものだ。それを解
釈して、「これはダメ」、「これは入れるべし」と決めるのは、文科省が選任した
検定官(正式には教科書調査官や教科用図書検定調査審議会の専門委員
と呼ばれる人達)である。
まず、これだけ大きい権限を持った検定官の選任の仕方が、極めて不透明
である。次に、執筆者が書いた元の文章の隣に検定官が「ここが悪いから直
せ」という指示を書いてくるが、その判断基準が非常に恣意的である。前回
良かったことが今回ダメだったりする。それを「前回良かったじゃないか」と言
うと「解釈が変わった」と言われる。
検定意見のおおかたは、「誤り」「不適切」「理解しがたい」「学習指導要領の
記載を超えている」という風に、判で押したようなものだ。しかも、平成13年度
に検定を受けた「高校生物I」を例にすると、“明らかに誤りである”という指摘
は全体の7%ぐらいでしかなく、表現の修正を求めたり、内容に制限を加えた
りする意見が大半を占めている。

教科書検定は、科学のおもしろさを伝える、魅力ある教科書づくりをしよう、と
いう姿勢では行われていない。法律文書を点検する姿勢のようで、「おもしろ
くしたいというお気持ちはよくわかります。でも、それはできないのです」という
答えが返ってくる。
法律文書は、読んでおもしろくないのみならず、科学や国語を教える上で不
適切なことが多い。だから、日本の教科書はおもしろくなく、子供がそっぽを
向くのだ。

法律文書の感覚で検定するので、たとえば、「受精後の発生過程」という図
に関して、こんなクレームがつく。ネズミの受精後に卵分割が始まり、発生が
進んで胎児がだんだんに作られていって、最後に出産が起こるという図だった。
それに対し、「出産は発生ではありませんので、出産を削除してください」。
言葉の定義から言えば、出産は発生ではないだろう。しかし、一連の発生過
程の説明で、最後に出産を入れないことが、科学的な態度と言えるだろうか。
また、前回の指導要領で、「高校生物I」に書くべきことの中から「進化」が落ち
た。
そうしたら、進化の記述は絶対に一つもいれてはいけない、進化をにおわせ
る記述も一切ダメ、という調子で検定が行われ、日本中の教科書から一斉に
進化の記述が消えた。なんの国民的議論もないまま、キリスト教原理主義者
が優勢を占めるアメリカ南部諸州よりもひどい状態になったのである。

そんな指摘の積み重ねが最終的に250個以上あると、自動的に検定に落ち
てしまう。くだらないことでも数多く指摘されて、総数が250を超えるとダメにな
る。
検定官の解釈が執筆者の判断と合わない場合が多々あるが、絶対に文科省
の意見のほうが強い。反論するチャンスも与えられない。今どき、こんな官尊
民卑も珍しいだろう。検定を行うことの大きな目的の一つである間違いのない
記述にするというのは、大事なことだ。ただし、それを文科省が今のような体
制で行うのでは、ベストから程遠い。・・・』
『私は、2回高校物理教科書の作成にかかわりましたが、○ ○○○さんと同様の体験をし、同様の思いを抱きました。○ ○○○さんのおっしゃっていることは 正しい。ただ、○さんは初めてだから驚かれたのでしょう。誠実な高校教師や中学・高校・大学の教科書の執筆者のあいだでは検定のひどさは常識です。
 物理では、核エネルギー・原子力のところだけとりあげましょう。原爆の構造にふれたり、図を挿入すると、文科省は必ず「不適切」の一言で掲載 を絶対に認めません。・・・原爆と原発とは深い関係にあり、現在の原爆は原発(原子炉)で作られるプルトニウムという猛毒の人工元素から作られます。こうしたことや放射性廃棄物 の処理という難題、事故の危険性(最近の例では刈羽原発での事故)などもあって、原発推進派の日本では原発についても、それに否定的な見解を教科書に書く とこれも検定で削除されます。原発への賛否両論ぐらい併記させても良いと思うのですが。私は授業では原爆、原発ともとりあげ、原発については賛否両論を生 徒に示していました。
 ただ、どのくらいの人がある程度のレベルでもいいから原発の構造・関連するシステムなどについて知っているのでしょうか。ある程度の原発への 知識ぬきにその賛否について意見を持つことは難しいのではないでしょうか。私は、原発については全ての生徒が学ぶ権利があるとずっと思って来ました。今で は実際に学ぶのは少なくなった物理を選択する生徒だけでしょう。なお、原発については大学入試にはでませんので、受験戦争のなか、省略する教師も多いかも しれません。
 ちょっと海外に目を向けると、教科書検定のない国も多くあります。イギリス、アメリカしかり。最近注目されている、競争が無くて学力世界一の フィンランドでも検定はありません。オランダではPRONという教材があって、生徒に原爆について調べさせるなどということが普通に公認されています。』

やっぱりなぁ、こんな調子の教科書で勉強させられる学生が気の毒だなぁ。
文科省にはやっぱり期待できないと言うことに落ち着くなぁ。

Mozilla、Thunderbirdなどメール・コミュニケーション分野の子会社設立

ちょっと不安を覚える記事だ。
僕は両方を愛用しているから・・・。

Mozilla、Thunderbirdなどメール・コミュニケーション分野の子会社設立- Internet Watch
『Mozillaでは、Webブラウザ「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」の開発を行なっているが、Firefoxの開発に注力することなどを理由として、Thunderbirdプロジェクトのスピンアウトが検討されていた。』
『Mozillaでは、新会社の設立は既存のThunderbirdユーザーに影響を与えるものではないとして、Mozillaは新会社設立後も引き続き Thunderbirdのセキュリティおよび安定性を改善する通常のアップデートを提供し、ユーザーのニーズに応えていくとしている。』

ウーン、新規開発は行われなくなるのかなぁ?
まぁ、この先の成り行きを見守るしかないだろうな。

先住民族の権利に関する宣言

日本はこの国連の宣言採択に賛成した。あれ?そんな資格が我が国にあったっけ?厚顔無比といわれるんじゃないのかなぁ?・・・というのが私の感想だった。
東京新聞から、
『世界に三億七千万人いる先住民の「権利宣言」は「各国は、先住民の土地や資源を取り上げるような行動、あるいは強制的な同化や統合を防ぐための仕組みを規定すべきだ」「先住民は自決権を持つ。政治的地位を自由に決定し、経済的、社会的、文化的発展を自由に追求できる」など四十六条からなる。』
『反対陣営は先住民族が多数いる米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド。』
『アイヌ民族に対する「国」のスタンスは大まかに言えば「司法・立法」と「行政」で異なっている。』
現在の「アイヌ文化振興法」は、97年5月までは、「北海道旧土人保護法」というものだった。つい最近のことだ。こんな名称の法律をこの間まで後生大事にしていた人権後進国が、賛成できるんだろうか?
ちなみに、新聞の記事では反対陣営は先住民族に対して真摯に向き合っている国々だとある。
責任感があるからこその困難故に、反対にまわらざるを得なかったということだ。
『日本が、賛成後に、少数民族の″個人としての権利〃に触れるコメントを行ったことが引っかかるという。わざわざ個人の権利を強調することで民族の″団体としての権利〃を薄め「民族自決権や土地資源に関する権利の封じ込めを狙ったのでしょう」。』(アムネスティ・インターナショナルの日本支部事務局長・寺中誠氏)
これは、的を射た意見だと思う。
ケツの穴の小さい、姑息なことばかりする日本だ。
『一昨年十月、当時の麻生太郎総務相が「(日本は)一文化、一文明、 一民族、一言語」と述べ、町村信孝外相も今月十四日、「アイヌ民族が先住民族であると結論を下せる状況にない」と述べるなど、政府からは、司法・立法と対立する発言が相次いでいる。』
この辺は案外国民一般の意識であるのかも知れない。文部科学省がもう少しまともな教育行政を行わないと、いつまで経っても日本人の意識は変らないだろうな!

木曜日, 9月 20, 2007

ネット上のマルチ商法

東京新聞から・・・、
『ネットの世界では、ミクシィなど会員制の交流サイトが人気だ。匿名の「荒らし行為」がなく、会員同士で気軽に語り合ったり、仲間の輪を広げたりできるのが利点だが、親しみやすさにつけ込む勧誘行為も目立つ。「副業でネットワークビジネスを始めたら、収入が月に数十万円」「いい商品を楽しむうちに仲間が増えていく」―こんなPRが、サイト上にあふれている。その多くは、消費者を販売員にして、会員を増やしながら商品を販売していくマルチ商法。』

最近、mixiの「あしあと」を見ると、こんなのばっかりだ。
若い女性の名前で、そのサイトで日記を見ようとすると何もないのが多い。
悪知恵を働かせる輩は後を絶たない。mixiのように大所帯になると、全くどんな人間がいるかわかりゃしない!危ない危ない!

水曜日, 9月 19, 2007

IBM、無償オフィススイート提供へ

ロータスかぁ、懐かしいソフトだ。

IBM、無償オフィススイート提供へ - ITmedia News
『米IBMは9月17日、ワープロなどのオフィスソフトの無償提供を開始することを明らかにした。』
『同社は「Lotus Symphony」という名前のツール群で、文書作成、表計算、プレゼンテーションソフトを提供するとしている。
 MicrosoftのOfficeスイートは既に、Googleのオンラインツール「Google Apps」との競争にさらされている。』

僕のパソコンは、買い換え時期をとうに過ぎている。
オフィススイートは、僕にとっては必要ないんだが、いろいろ遊べる楽しさはある。
講談社のブルーバックスなどには、エクセルを利用した応用ソフトがいろいろあるからなぁ。
ウーン、次のパソコンはどんな内容構成にしたらいいかなぁ?

子守

赤ちゃんとのお留守番だ・・・。

最初の1時間20分ほどは、いろいろと遊んで気を紛らわすことができた。

湯煎して飲ませるように、おっぱいの準備も万全、オムツの取り替えに失敗した時の為に、着換えやタオルも揃えて置いてある。

さて、愚図りだしたぞ。・・・・、まずおしゃぶりを与えてみる。・・・ダメ!・・・おっぱいには時間が早い。そんな時は抱き上げて、あやしながら歩き回るに限る。・・・30分ほどそうしてるうちに、そーら、・・・眠くなってきたぞ。ころあいを見計らって、下におろしタオルをかける。・・・よしよし目を覚まさないようだ。

母親が帰るまであと1時間ほどだ。上手くそれまで寝ていてくれるかな?目を覚ましたら哺乳瓶のおっぱいをあげねばなるまい。

まあ、こういうときは運を天に任せるしかない。目を覚ましたらそのときはそのとき・・・。

確か今日は水曜日、4時からNHK-FMで鈴木真由香さんの番組があるはずだけど・・・、今週は特別番組に編成されているかもしれない。東京ジャズも今週から始まるし・・・。
おっと、ケータイをマナーモードにしておかなかった。・・・目が覚めてしまったな。
ヨーシ、全て試してみよう・・・・・・全て失敗・・・・。
後30分、仕方ない、抱いていよう。

日曜日, 9月 16, 2007

アッコ勘違い「酔って誰か殴ったかな」

こりゃ~、有名税みたいなもんだな。日頃、メディアで好き勝手なことを言ってるから、警察もつい「和田アキ子風の」なんて表現をしちゃったんだろう。しかし、有名人の名を借りるのも時と場合によりけりでご用心ご用心。

アッコ勘違い「酔って誰か殴ったかな」(日刊スポーツ) - goo ニュース
『防犯メールは同県警の不審者情報配信システムが3日に一般向けに配信したもので、県内で女装した男が下半身を露出したとして注意を喚起。男の特徴を「和田アキ子風の黒色の短髪」としたが、13日に不適切な表現だったとして謝罪のメールを配信していた。』
『・・・「えっ、私の事件? 酔って記憶ないけど、誰かを殴っちゃったんじゃ…」と誤解。迎えに来たマネジャーに恐る恐る「ニュース見た?」と尋ねると「朝から電話がバンバンで困ってますよ。でも、コメントする立場にないって言うしかないですから」。ニュアンスから自分が罪を犯したわけではないことを知ったという。』

確か、東京新聞の記事では事務所のコメントで、「犯人逮捕の手がかりにでもなれば・・・」という表現で気にしてないようだったが、ご本人もご酩酊で勘違いするぐらいなのだから、長野県警もホッとしたことだろう。コセコセしてすぐ裁判沙汰で事を大きくする人が多いからね、最近は・・・。

ダイポールモード現象

東京新聞から・・・、
『ベルー沖では海面水温が上がったり下がったりするエルニーニョ、ラニーニャ両現象の発生が知られているが、インド洋でも海面水温が変動する「ダイポールモード現象」が発生、世界の気象に影響を及ぼすとされる。』
『計画では、ベルー沖の「エルニーニョ監視海域」と同様に、インド洋や太平洋西部に監視海域を設け、海面水温の観測結果に基づき七カ月先までの水温を予測する。』

気象庁ではこうした計画のもと予算要求を出したらしいが、正確な予測を求め続けると、だんだん地球規模のデータが必要になってくるに違いない。大変だけど、地球温暖化の進む今日、情報収集の範囲が広がっていくのは当然の成り行きかなぁ?

金曜日, 9月 14, 2007

千の風になって

東京新聞に新井満氏のインタビュー記事が出ていたので、つい・・・。

Wikipediaから・・・。

詩(Do not stand at my grave and weep)

(いずれも題名は無い)

(a) Mary Frye によりオリジナル・バージョンだと確認されたと言われる詩

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.
I am in the birds that sing,
I am in each lovely thing.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there. I do not die.

(b) Margaret Schwarzkopf の両親の友達が、葉書に印刷した詩(大幅なアレンジが加えられている)

Do not stand at my grave and weep
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.

(c) Mary Frye が死んだ時に、British Times の死亡記事(2004年9月)に載せられたバージョン(9行目と10行目が異なる)

Do not stand at my grave and weep
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circling flight.
I am the soft starlight at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.

[編集] 日本語訳

(b) の日本語訳の例

わたしのお墓に佇み泣かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは眠りません
わたしはふきわたる千の風
わたしは雪上のダイヤモンドのきらめき
わたしは豊穣の穀物にそそぐ陽光
わたしはおだやかな秋雨
あなたが朝の静けさの中で目覚めるとき
わたしは翔け昇る上昇気流となって
弧を描いて飛ぶ静かな鳥たちとともにいます
わたしは夜に輝くやさしい星々
わたしのお墓に佇み嘆かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは死ななかったのです

安倍首相が退陣表明で犯した3つの過ち

前代未聞の首相退陣劇、日本という国は何という無責任さがまかり通るのかということを示した。

安倍首相が退陣表明で犯した3つの過ち - ビジネススタイル - nikkei BPnet
田中 秀征(福山大学教授)氏の記事によれば、
『1)首相は前々日の10日に、衆参両院で所信表明演説をした。これに対する代表質問が12日に始まるはずであった。言うまでもなく演説と質問は一体。演説だけして質問を受けないで辞めるのは、電話して応答を待たずに切ってしまうのと同じこと。非常識極まりない。』
『2)辞意を伝えるに当たっては、不可欠な順番があるはずだ。それを無視してしまった。与謝野馨官房長官、連立相手の太田明宏公明党代表、麻生太郎自民党幹事長などは最も優先度が高い。ところが、与謝野長官は「何も知らないまま代表質問がある衆院本会議場に向かっていた」(日経新聞 9月13日)という。』
『3)何よりも問題なのは辞任の理由がもう一つはっきりしないこと。確かにいくつかの理由が挙げられているが、聞けば聞くほど理解ができなくなる。安倍首相は、自衛隊によるインド洋での給油活動の継続について話し合うため、小沢一郎民主党代表に党首会談を申し入れた。それを断られたことが理由の一つであるかのような口ぶりであった。そんなことは事前に分かっていたことで理由にはならない。』

安倍内閣メールマガジン 第46号 の中で、彼はこう言っている。
『・・・改革を進めていく、その決意で続投し、内閣改造を行ったわけですが、今の状況で、国民の支持、信頼の上で、力強く政策を前に進めていくのは困難である。ここは、けじめをつけることによって、局面を打開しなければならない。そう判断するにいたりました。
新たな総理のもとでテロとの闘いを継続していく。それを目指すべきではないだろうか。今月末の国連総会へも、新しい総理が行くことがむしろ局面を変えていくためにはよいのではないか、と考えました。・・・』
『無責任と言われるかもしれません。しかし、国家のため、国民のみなさんのためには、私は、今、身を引くことが最善だと判断しました。』

いやぁ、そりゃー、無責任といわれて当然でしょう。自分の仕事を中途半端なままで放り出してしまったのですから・・・。それに、彼の考え方はおかしい。自分がやめても誰かが自分のあとを続けてくれると思いこんでいてそれを前提にものを考えている。混乱の極みに達しているようだ。
思い起こせば「美しい国日本」の概念、「戦後レジュームからの脱却」ということの中身もハッキリしなかった。
安倍氏を自分の後継者に指名した小泉氏は、ここに来て福田氏の陣営に荷担するようだ。自由民主党は再び伏魔殿と化したか?

グーグル、世界的なプライバシー標準の策定を提案

ネットは国境の壁を越えて機能するのだから、こうした提案は妥当だろう。

グーグル、世界的なプライバシー標準の策定を提案:ニュース - CNET Japan
『検索大手のGoogleは、企業が消費者データをどのように保護すべきかを定めた世界的プライバシー標準の策定において率先している一方で、個人が情報を公開されたことによって実際に損害を受けたか否かに重点を置いた救済策を提案している。』
『この案は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のプライバシーフレームワークに沿ったものだ。この枠組みは、オーストラリアや香港など、APECに加盟 する多くの国と地域が支持しているが、すべての加盟国による支持ではない。Fleischer氏は、不支持である国の一例として、中国を挙げている。』
『APECの概要に よると、このAPECの枠組みは、「情報プライバシー保護への柔軟なアプローチを促進」すると同時に、「取引に対する障害を未然に防ぎつつ、データの流れ における説明責任を可能にする実用的なポリシーアプローチ」だという。この枠組みでは以下の9つの原則が定められている。損害の予防、個人情報の完全性、 通知、セキュリティ予防手段、収集制限、アクセスと訂正、個人情報の利用、説明責任、選択である。』
実際に実行しようという段階では、現実の国という壁が立ちはだかる。
しかし、本当に機能するには確かにすべての国境を越えて実施されるのが望ましいが、初めはできるところからでもどんどんやってみたらどうだろう。問題が生じたら、面倒でも個々に対処していくしかないだろう。それよりまず実施していくことに大きな意味があるだろう。

水曜日, 9月 12, 2007

市場の後継予想は麻生氏?漫画・アニメ関連株が急騰

あーぁ、坊ちゃん首相のあとは、マンガ首相か!
政界にまともな人材は居なくなってしまったのだろうか?

市場の後継予想は麻生氏?漫画・アニメ関連株が急騰(読売新聞)
『東京市場では12日午後、“麻生銘柄”とされる漫画・アニメーション関連株が急騰した。』
『漫画古書販売のまんだらけ(東証マザーズ)には、安倍首相の辞意が伝わった午後1時前から買いが殺到し、前日比5万円高の43万6000円まで上昇してス トップ高となった。アニメ制作のプロダクション・アイジー(ジャスダック)もストップ高。同業の創通(同)、東映アニメーション(同)、バンダイビジュア ル(東証1部)なども軒並み上昇した。』
『麻生グループで唯一、株式を上場する土木建設業、麻生フオームクリート(ジャスダック)は午後1時過ぎから売買が成立せず、ストップ高となり、直近の取引成立日(4日)より80円高の390円で注文数に応じて比例配分された。』

実に嘆かわしい状況と思いませんか?

相撲協会の思い上がり

日本相撲協会の北の湖理事長は、元NHKアナウンサーの杉山邦博氏の取材証を理由も告げずに取り上げたそうだ。だいたい組織のトップがこうした行為に及んだときには、その組織は末期的症状を呈していることが多い。組織内に問題を含むことを承知しているから、外部から批判されたり、問題点を指摘されると逆上したトップはこうした行為に及ぶことが多い。今までは政治家によく見られたが、相撲協会もその二の舞を踏むようになったということだ。
東京新聞から・・・、
『東京相撲記者クラブは十一日、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)に対して抗議文を提出した。』
『杉山氏は、横綱朝青龍の一連の問題で、テレビ番組に出演した際に相撲評論家としての意見を再三述べていた。』
『杉山氏は「極めて無念で残念です。これだけ大相撲を愛し、いい形で発展することを祈って発言した。うなずいたからという理由には納得できない」と話した。』

マスコミは、大事にしないとファンの信用を失うことにもつながりかねない。言論の自由は憲法で保障されているのだから、テロなどの犯罪行為的なものを除いて、余程慎重に組織のトップは行動すべきだ。

火曜日, 9月 11, 2007

MicrosoftとLinux,新しい時代の始まり

ずっと気になっていたこと・・・。
SCOの横やりは正当化されるのかという心配・・・。

MicrosoftとLinux,新しい時代の始まり:ITpro
『Linuxが様々な規模の企業に浸透するにつれて,企業はMicrosoftと様々なオープンソースのベンダーの両方に対して,製品の相互運用性を向上さ せるよう要求するようになったのだ。彼らの名誉のために言っておくと,Microsoftもオープンソースのベンダーもこの点に関しては,これまで非常に 現実に即した態度をとってきた。かつてLinuxの特徴だった宗教的熱狂は,今では沈静化してしまったようだ。』
『ユタ州の連邦地裁判事が,2003年以降UNIXを取り巻いてきた法廷劇を終わらせることを願って,厳しい判決を下したのである。2003年という のは,SCO Groupが「IBMはUNIXのコードを,無料で公開されているLinux OSに組み込んだ」として,10億ドルの損害賠償を求める奇妙な訴訟を起こした年である。「自分たちはUNIXの著作権保有者なので,違反コードを含む Linuxの販売や使用から発生した利益の一部を受け取る権利がある」というのが,SCOの主張だった。
 だが,SCOの主張には一つ問題があった。UNIXの著作権を所有しているのはNovellなのだ。もちろんNovellは即刻,SCOに所有権 があるという主張に対して異議を唱えた。これら2社の法廷闘争は4年間続いたが,ようやくそれに終止符が打たれた。結局,SCOではなく,Linuxを支 援していることで有名なNovellが,UNIXの著作権を所有しているという判断が下されたのである。』
『・・・SCOに対して実際にライセンス料を支払ったMicrosoftやSun Microsystemsなどの企業は,自分たちが誤った判断を下したことに気づいた。そして,SCOはそうして得たライセンス料の一部を正当な著作権保 有者であるNovellに支払う義務を負う可能性が高い。おそらく,SCOの財政は破綻し,彼らは姿を消すだろう。』
『このニュースでもっとも重要なのは,Linuxを取り巻いていた不確定要素がなくなったということだ。Linuxは,その合法性が正式に認められ,過去4 年間の厄介な法的問題の呪縛から逃れることができたのである。少なくとも法的な見地からは,Linuxを使うことで発生するかもしれない問題が,突然解消 したのだ。』

これは僕の中では大きなニュースだ。当初からSCOの強引な手法には疑惑の目が向けられていたことは確かだが、法廷闘争に持ち込むことに成功してからは、SCOは実に粘りに粘った。マイクロソフトやサンはあらかじめ危険を回避するために、相当額の金額をSCOに貢いでいたからだ。訴訟大国米国の恐ろしい面がここに代表されていた。
この記事の前半に書かれているように、「かつてLinuxの特徴だった宗教的熱狂は,今では沈静化してしまったようだ」というのは、エンタープライズ型に各メーカーが専念して、コンシューマー用のLINUXの魅力が半減してしまったからだ。僕の場合は、RedHatLinux9で更新をしないままで居る。というより、そうせざるを得ない状況になってしまったと僕は判断していたのだ。RedHatは当社の思惑通りに、個人の多くの開発者がついてきてくれないことに気づいた節がある。個人市場に戻ってきてくれるだろうか?それとも、営業的に安定した利潤が得られる企業相手のサービスを続けるのだろうか?

雷に2度命中し生存 米ジョージア州の男性

奇跡というものはあるんだ!

CNN.co.jp : 雷に2度命中し生存 米ジョージア州の男性 - こぼれ話
『 ジョージア州サバンナ(CNN) 米ジョージア州に2度の落雷を生き延びた男性がいることがわかり、注目を集めている。
この男性は、同州サバンナのジョー・ソーアスさん(55)。11年前に裏庭の木から約30センチのところに立っていたところ、雷が落ちた。「全身が揺さぶられた。火がついたようだった」。
・・・ その約1年後、再び裏庭で、前回とは別の木から約1.8メートルの場所に立っていて、またもや落雷を受けた。』
『米気象局の話では、同国の気象にからんだ死亡事故で、原因として最も多いのは洪水で、次に落雷が続く。雷が命中する確率は、40万回に1回だという。
2度の落雷後、裏庭の木はすべて切り倒したというソーアスさん。いまは雷が聞こえたら、「すぐに建物の中に入る。音を聞いた瞬間にだ。雷は、この私を探しているんだから」。同時に、ソーアスさんの近くにいる人はみな、一目散にソーアスさんから遠ざかるという。』


再び・ウィキペディアの天皇陵記事について

東京新聞から、
『宮内庁の風岡典之次長は十日の定例記者会見で、誰でも執筆、編集ができるネット上の百科事典「ウィキペディア」から、庁内のパソコンを使って天皇陵に関する批判的な記述を削除したとして、職員一人を口頭で厳重注意した、と発表した。』
『風岡次長は処分理由について「行政事務以外の目的でのパソコン使用を禁じているため」と説明。記述を削除した行為については「明らかに間違った記述があったとしても、個人ではなく組織で対応を判断すべきだ」としている。』

業務遂行上の基本的な注意点のことを述べているに過ぎないが、発表はそれだけに形式的に過ぎていて、宮内庁の中の雰囲気は何か伝わってくるような気がする。
それにしても、勤務中にネットサーフィンしている時間があるんだ、宮内庁の職員は・・・。
とまぁ、今となっては、他人のことは簡単に批判できる立場になったからなぁ・・・、僕も。

月曜日, 9月 10, 2007

AIR GUITAR WORLD CHAMPIONSHIPS 2007 Ochi Dainoji Yosuke Japan

テレビのインタビューで応えていたのには・・・、お笑いとエアギターとを切り離して考えるつもりはないとのこと。でも、ギャグは不発だったなぁ・・・。

父「近所に迷惑」30歳長男絞殺

以前勤めていた職場で、家庭内暴力をふるう息子を持った父親が、入院させた病院で息子を殺してしまったということがあった。こういったニュースを見るたびに、日本はまだまだ後進国だなと思う。それは社会の福祉制度が整っていないためだと思うからだ。

父「近所に迷惑」30歳長男絞殺 - goo ニュース
『調べによると、水田容疑者は10日午前7時ごろ、自宅のベッドの上で寝ていた阪口さんの首をビニールひもで絞めて、殺害した疑い。
 阪口さんは水田容疑者の長男で、同容疑者は「病んでいた長男が近所に迷惑を掛けるので将来を悲観して殺した」と供述しているという。同容疑者は約2年前から阪口さんと2人暮らしだった。』

こうした悲劇を起こさないためにも、気軽にカウンセリングを受けられるような社会であって欲しいと願うばかりだ。

平凡な毎日

自分の居る2階と、両親の居る母屋の1階との行ったり来たりの毎日・・・。

土曜日, 9月 08, 2007

スイスと日本

永世中立国と日本の違いとは・・・?
日本の生きながらえる道とは・・・?

アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報
『・・・しかし永世中立国とは軍隊を持たない国という意味ではない。自らは戦争を始めず、また他国間の戦争にも参加しない、ということであり、それはどこかの国がスイスを攻めてきても援助を要請することができず、したがって自国で侵略国を撃退する力が必要だということだ。そのため、1815年に永世中立国の宣言をしたスイスはきわめて重武装の国家である。永世中立国は、世界中のどの国とも戦争をしないとうたいつつ、世界中のどの国とでも戦う用意があるということなのだ。 』
『今、世界は大きな変換期にさしかかっている。まず、安くて豊富なエネルギーがなくなりつつある。戦争には多くのエネルギーが必要だ。そのための石油をめぐって、大国が必死にイラクを押さえている様子はブラックジョークのようでもある。
エネルギーが稀少になれば、他の国が他の国を侵略する脅威は大きく減少する。したがって日本がすべきことは、スイスの道をまねるのではなく、まず、売国奴のような政治家が米国の脅しに屈して日本という国が破壊される前に、食料、エネルギーを自給自足できる社会に作り直すことだ。いま焦点をあてるべきは、国際ではなく、国内の問題や課題なのだ。国内で、自分たちの手で、健康や幸福のために必要な製品やサービスを提供することができる国にすることであり、それは日本の国家安全保障にとって、軍事兵器や軍隊の増強、またそのために憲法を変えることなどよりも、もっと重要なことなのだ。』

この「食料、エネルギーを自給自足できる社会に作り直す」というのは大事だと思う。
誰かそういったことのできる道を、思いつける人はいないかなぁ?
あの誇り高きフランス人さえもグローバリズムの波に呑みこまれてしまった今、なかなか難しそうだけれど・・・。

金曜日, 9月 07, 2007

年金問題が象徴する日本社会の大いなる課題

要は明確な日本独自の理念がないということだろう。
目先の問題をとりあえず回避しておけば、すべて何とかなるという態度だ。
昔から「100年の計」という言葉があるではないか。
今の日本人は、合理主義、効率優先という言葉に目先がくらんでいるのだろう。

年金問題が象徴する日本社会の大いなる課題 (宮田秀明の「経営の設計学」- NBonline
『社会保険庁の業務には、いい加減なことが多すぎることが判明して、国民が怒っている。ついには、参議院選挙に大きな影響を与えた。あまりの批判の強さに、社会保険庁は2010年に日本年金機構という新しい組織に衣替えすることを決め、それまでにもいろいろな業務改革をしようとしている。』
『こうした小手先のソリューション改革でお茶を濁すという考え方は、ここにきてたまたま年金問題が象徴しただけで、以前から日本社会に巣食う大きな課題である。
 ここで言う「ソリューション」とは、与えられたビジネスやサービスのモデルを実行するためのやり方(実行手段)のことだ。ソリューションの上位にある概念は「モデル」である。企業経営におけるビジネスモデルは、このモデルの1種だ。工学的にはシステムや方程式と言い換えてもいい。与えられた方程式(モデル)の解を求める方法がソリューションだ。』
『明治以来、延々とこうしたことを繰り返してきたのが、日本の産業や行政の姿と見ることができる。この結果が、例えば日本で使われるコンピューターソフトウエアのほとんどが輸入品という事実だったり、競争力を失って東アジアの国々に乗り越えられそうになっている製造業という現実だったり、時代の変化に乗り遅れて間違いだらけどころか腐敗臭さえ感じられる行政サービスだったり、全く主体性のない日本外交だったりする。
多くの先進国では、どんな社会システムでもビジネスでも、最初にビジョンがあり、そこからコンセプトを創造して、具体的なモデルに落とし込んで、始められてきた。しかし日本では、明治以来、コンセプトやモデルの多くが欧州や米国からの借り物だったケースが少なくない。』
『 コンセプトの創造、モデルの創造の価値がいかに高いか、日本企業は多くの場面で思い知らされているはずだ。コンセプトとモデルを借り物で済ませる習い性を変えて、私たちも早く主役にならなければ、日本の競争力は弱まるばかりだ。
 ソリューションレベルの経営、モデルレベルの経営、コンセプトレベルの経営の3つがある。ソリューションレベルの経営だけでは危うい。小手先のソリューション改革だけでは、社員も国民も疲弊するばかりだ。コンセプトとモデルの上位概念が、強い競争力を生み出すことを、そろそろ理解したいものである。』

日本は古来、中国から持ってきた律令制度から始まって、社会制度面でも海外からの借り物で済ませてきた。でも、江戸時代の鎖国政策により、日本独自の文化、技術、社会制度が、海外の優秀な考え方を一部取り入れながらも、育った時期があったではないか。
激動する現在こそ今また再び、日本自身の頭で物事を考えなければならない時期に来ているということだろう。まず、大学から手をつけなければダメかなぁ?

台風一過後の多摩川

河口から10キロ地点の午前中の状況。


橋桁に目盛りが書いてあるんだけど、一番上の目盛りまでいっていそうだな。











簡易トイレの中はここまで埋もれていると、きれいに汚物は洗われて、水が退いたら砂が溜まっているに違いない。










緊急避難路(遊歩道)まで、水が来たのは何年ぶりかなぁ?夜中にはもっとゴウゴウと流れていたんだろうな?

Posted by Picasa

木曜日, 9月 06, 2007

宇宙で超巨大な「空洞」が見つかった

本当に何もない空洞(ボイド)とは、いったい何だろう?
ダークマターもダークエネルギーも存在しないなんて、信じられる?

宇宙で超巨大な「空洞」が見つかった - AstroArts
『宇宙にはほとんど物質が存在しない「ボイド(空洞)」が存在し、膜のように分布する銀河団とともに、泡が積み重なったかのような「大規模構造」をなしていることはよく知られている。ビッグバンで誕生して間もない宇宙には、場所によってわずかなゆらぎ(温度差)があり、それが大規模構造へ発達していったと考えられている。』
『宇宙には「観測できる物質とエネルギー」のほかに、決して観測できない「ダークマター(暗黒物質)」や「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」が存在する。とくにダークエネルギーは重力とは逆の反発作用、「斥力」として機能していて、それが宇宙の膨張を加速させているらしい。そんなダークエネルギーの中を通過した背景放射は、温度がわずかに高く観測される。しかし、巨大ボイドにはダークマターやダークエネルギーさえも存在しないため、その分だけ背景放射が冷たく観測されるというわけだ。』

発見の元はNASAのマイクロ波観測衛星WMAPによる観察によるらしい。
『宇宙背景放射とそのゆらぎ、ダークエネルギーの存在(宇宙膨張加速の発見)などは、宇宙論を根本から変えてきた発見である。今回見つかったボイドも、本物であれば、そのサイズ同様、宇宙論に大きな影響を与えそうだ。』

うーん、ますます分からなくなる宇宙構造。

水曜日, 9月 05, 2007

ウェザーニューズ、過去56年分の台風データベースを公開

今回の台風は関東を直撃しそうだ。
ウーン、データベースを調べている暇は無さそうだが・・・?

ウェザーニューズ、過去56年分の台風データベースを公開 - Nikkei BPnet
『ウェザーニューズは9月5日、同社の気象予報サイトが提供する「台風情報」コンテンツで、過去56年間に発生した台風の詳細をまとめたデータベースを公開した。現在の台風の特徴と過去の台風を比較し、個人で行う防災対策の参考にできるという。』

悪用犯罪多発…警察庁「サイバーパトロール」民間委託

先日テレビで放映していた、子どものための、特定児童への中傷記事などを見つける団体の画面には、20-30人は働いていたようだったが・・・。それでも、悪戦苦闘しているようだった。「10人体制」って、何団体にも委託するんだろうか?いや、「一つの」ってあるなぁ??

悪用犯罪多発…警察庁「サイバーパトロール」民間委託:CNET Japan- WebBCN
『警察庁は違法・有害情報の監視業務を一つの民間団体・法人に委託し、有料サイトにも登録するなどして情報収集を積極化する。委託先は約10人体制で、来年度から開始する。』

Webカメラにも高画素化の波、130万画素クラスに売れ筋シフト進む

この記事の中に出てくるコーヒーポットを見るために、どんな苦労をしただろうか?
何だ、つまんないことをするものだと思った記憶がある。
でも、その時にはアクセス数が記録的な数字だったはずだ。ジョークのような映像がみんなの関心を呼んでいたのだ。
何でもないつまらない映像を延々と映していたことが、かえっておもしろがられて、みんなが見に行ったような時代だった。

Webカメラにも高画素化の波、130万画素クラスに売れ筋シフト進む :BCNランキング-ニュース
『Webカメラとは、主にリアルタイムの映像をインターネットで配信する際に使うカメラのこと。最初のWebカメラはケンブリッジ大学コンピューターサイエンス学部のTrojanの部屋に設置され、コーヒーポットに入ったコーヒーの残量をチェックするために稼動していたという。』
『しかし、最近では130-131万画素の130万画素クラスのシェアが徐々に伸びている。顔だけではなく、髪の毛までくっきり表示できる130万画素クラスは、06年8月では10.3%のシェアしかなかったが、07年8月にはシェア22.2%と、倍近くも伸びた。また1年前では見かけなかった200万画素モデルも登場し、3.5%のシェアを獲得した。Webカメラ市場でもデジタルカメラ市場と同じく、高画素化の流れが始まっているようだ。』

こんな高解像度のカメラで映した映像は、登り回線のスピードがある程度ないとギクシャクしてしまうんだろうな?今のところ僕は10万画素のもので我慢している。それでも、相手の方では、とぎれとぎれになることがあるらしい。

月曜日, 9月 03, 2007

ケータイの迷惑メール・その後

オリジナルメール設定を変えてみた。
「特定URLを含むメールのみ受け取らない」をチェックしてみた。
だいぶ迷惑メールが入ってこなくなった。
以前からこの項目はあっただろうか、記憶が定かでない。
年取ったなぁ!

夏にさようなら

NHKのラジオ深夜便で伊東ゆかりが歌っている歌のタイトルである。
詩の言葉がハッキリ聞き取れるので、軽いメロディーの流れとともに気に入っている。
内容は南の島に女だけの息抜き旅行をしたら、その地で元彼を見かけた。
あとをつけてホテルに電話をかけて、カクテルを飲みながら話し込んだが、やっぱり何か違う。
だから、センチメンタルにさようなら、夏にさようなら。
というわけである。
伊東ゆかりが歌っているところがいい・・・、こんな内容の唄を。
彼女の声は全く衰えていない。若い頃の張りはないがそれだけ奥行きが出たように感じる。
相変わらず音程は確かだし、1つ1つの言葉を大切に歌っている。声ののびもすばらしい。
こんな内容の唄を早朝に聞くのも何だが、懐かしさを感じさせる点だけを注目していると、耳に残るメロディーだ。

3人の叔母・伯母

年老いた3人の叔母、伯母がいる。
一人は、10年ほど入院したままで、週に何回か気の優しい孫娘が様子を見に行っている。入院費は年金でまかなえているようだ。この病人の次女がしっかりしているので、今では半分植物人間のような状態らしいが、最後まで看取って貰えるだろう。
一人は、歩けなくなって、家の中を這うように移動している状態らしい。息子がいるが面倒を看きれないらしい。この人の弟が生活保護を受けられるようにしてやったところが、息子がそれを反古にしてしまったらしい。でも、この人の弟は時々様子を見に行っているようだ。面倒見のいい弟がいて、ある意味幸せだ。
もうひとりは、緑内障と白内障が同時進行中で、医者にはもう治らないと宣言されたらしい。国民年金とわずかな貯蓄で暮らしているそうだ。息子がひとりいて、月に3万円ほどくれるらしい。目がほとんど見えなくなっているので、外出はしないそうだ。
ぼくもそのうち、こんな状態のいずれかになるだろうな。
まだまだと思っているのは甘いのかも知れない。
そうなった時、どうするかだ・・・。

日曜日, 9月 02, 2007

草刈り

我が家と隣の社宅のアパートの間のちょっとした隙間に、いつの間にか草がはびこっていた。
手で引っこ抜くには狭すぎるし、草によっては背が伸びすぎていたので、家庭用の草刈り機を購入してやっつけることにした。
天気予報では、明日からまた気温が上がりそうなので、朝涼しいうちに作業をした。
草刈り機の刃はプラスティックでできていて、石に当たるとパチンと割れてしまうのだった。
ある程度刈り取ったあと、鍬でごろごろ転がっていた石ころを、隅っこにどけると同時に刈り取れなかった草や、木化した茎を掘り起こして何とか片付けた。
いつの間にかヤブ蚊が集まってきていて、腕をだいぶ刺されてしまった。
リチウム電池で動く草刈り機は、安かったこともあり、水洗いもできない構造で汚れはブラシでこすり落とすだけであり、この先どれほどの回数を使えるか不安を覚える程度のできのものだ。
まぁ、植木屋さんがこの間入ったときに、やっていってくれなかったためなのだが、改めて頼むことを考えれば、この程度の出費は安い方かも・・・。

土曜日, 9月 01, 2007

総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本語版で判明

日本政府は、メディアに対する干渉の他に、事実の歪曲も辞せずと言うところかな・・・。

総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本語版で判明 - ITmedia News
『Wikipediaを編集した組織や企業が分かるツール「WikiScanner」の日本語版がこのほど登場した。これを利用して行政機関からの編集について調べてみると、総務省や文部科学省、宮内庁などから、行政に関わる内容からエンターテインメント関連まで、さまざまな内容について編集があったことが判明。行政に批判的な内容を削除する編集も見つかった。』
『・・・・例えば総務省からは、「電子投票」の項目が10回以上編集され、電子投票のセキュリティーに関する内容が書き換えられているほか、「水曜どうでしょうの企画」を詳細に説明する書き込みや、シミュレーションゲーム「蒼き狼と白き牝鹿」に関する書き込みもあった。
 文科省のIPからは、本間正明・元政府税制調査会会長に関するスキャンダルが削除されていたり、「コミュニティ・スクール」の項目で、文科省自身が作成したWebサイトについて「かなり充実している」と自画自賛も。
 厚生労働省からは「薬物」などの項目で編集があったほか、アダルトゲーム「ななついろ★ドロップス」の項目で解説も書き加えられていた。宮内庁は、天皇陵や歴史関連の書き込みを編集しており、宮内庁に関連する疑惑の指摘を削除した跡も見つかった。農林水産省からは、ガンダム関連で大量の書き込みがあった。』

今の政府と中央官庁は、こういうところは実にご都合主義だ。これがもっと進むと言論統制にまでなっていくんじゃないだろうか。NHKへの強制放送命令も出したばかりの事だし・・・。あっ、その大臣はもう替わったか・・・。中国じゃあるまいし、批判されたらされたでいいじゃないんだろうか?こんな姑息な手を使うから、かえって市民の信用を落としていることがわかんないんだろうか。
批判に対しては反論すればいいし、自分たちに都合の悪い記述を黙って消し去るより、両論併記の形にしておいたら、これは信用に足ものだと理解されるんじゃないだろうか?

ほぼ日刊イトイ新聞ー「ソーシャル・ウェブ」座談会

糸井重里さんが「タグ」と「ソーシャル」という概念に注目したらしい。

ほぼ日刊イトイ新聞ー「ソーシャル・ウェブ」座談会
『糸井  たとえば「クジラ」って、ツリー構造で考えると「ほ乳類」ですよね。でも、「タグ」の考えかたをすると、「クジラ」には「哺乳類」という荷札も、「海」という荷札も付けられる。「海」という荷札は、「イワシ」にもついているし、「アメフラシ」にも、ついています。』
『滑川   タテ割り方式の「ツリー」ではなく、ひとつのものごとに、いろんな属性をつけられるのが「タグ」の画期的なところなんですよ。』
『糸井  それから、もうひとつ。インターネットにかかわっていると、映画『トゥルーマン・ショー』みたいに、一人の個人に全世界の目が向いてしまうなんてことが、でてくる。 』
『滑川  つまり「ソーシャル」という状況ですね。 』
『糸井  これってつまり、あらゆる人、あらゆるものごとに、「伝ることができる」可能性と「見られてしまう」可能性との両方があるということですよね。これもまた、「ソーシャル化」したことの結果です。』
『糸井  このあいだの土曜日の夜、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観にいったら、みごとに、いっぱいなんですよね。はやい話が「愉快なだけ」の映画を観るために(笑)、真夜中の映画館にたくさんのお客さんが集まっている。その現実のありようを、グーグルでは、捉えきれないんじゃないか。つまり、どこまでいってもグーグルって、情報を伝えたり、管理したりする以上のことはできないと思うんですよね。』
・・・・・

ネットで語り合っていた人たちが、ある日オフ会を開いて、居酒屋で談笑するなんていうのは昔のパソコン通信時代から行われていた。やっぱり、現実社会と仮想社会の話に逆戻りするようだけれども、そう簡単にも割り切れない。両者は実際、相互乗り入れしているんだもの・・・。
とにかく世界が広くなったと同時に、知識やニュースが瞬時に地球上の多くの人が知ることが可能だと言うことなのだ。まあ、言語の問題は別として・・・。以前、音楽のシェアが問題になって・・・、つまりMP3ファイルでの蔓延が問題になって規制され、いま、動画が話題になって規制の対象になろうとしている。これらは、言語の理解を必要としなくても内容が伝わるからなんだろうな・・・。
『「2.0」とか、「ロングテール」とか、最近のインターネットはなにかと難しそうで、タイヘンらしい。』

どうも、そうらしい。ついて行けないよ・・・。

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。