土曜日, 12月 29, 2007

フェルナンデス政権の発足

ル・モンド・ディプロマティーク南米版編集長、ブエノスアイレスによる・・・。
『1983年12月10日、軍事独裁制に終止符が打たれたアルゼンチンで、アルフォシンが大統領となった。24年後の12月10日には、キルチネル大統領の妻であり、女性で初めて最高権力者に選出されたフェルナンデスが、同国の大統領に就任する。』
『1990年代を通じて、国営企業だけでなく油田やガス田も民営化し、ただ同然で売却したアルゼンチンは、新自由主義の優等生とみられていた。しかし国民の 60%近くの生活水準は貧困ラインを割り込み、20%の国民は赤貧にあえいでいた。汚職や犯罪の指標は頂点に達していた。』
『キルチネル大統領が行ったのは、ゲームのルールを変えることだった。対外債務の一部破棄を通告し、期限繰り延べを交渉した。国際通貨基金(IMF)の圧力などどこ吹く風だ。そして「ミラクル」が起こった。2003年以降、成長率は年間平均8%、財政は黒字化し、中央銀行の外貨準備は500億ドル近くに達した。好転をもたらした要因は、通貨ペソの切り下げ(ドゥアルデ時代に可決)、自国産品(農業、牧畜、エネルギー)に関わる国際相場の好転、産業振興策を基礎とした経済政策、そして社会問題への配慮だった。こうした政策は、危機の根幹を変えるものではなかったにしても、国民の生活条件を著しく改善した。』
『2007年10月、弁護士で昔からの活動家、キルチネル大統領の妻であるフェルナンデスを選出したのは、その継続を求めるという有権者の意思表示だ。こうした変化の方向性を引き継ぐことを新大統領は公約した。これが、流血の軍事クーデタと政治社会危機の相次いだ約1世紀を経て、民政復帰24周年を迎えようとしているアルゼンチンの現状である。』
『市民社会は、フェルナンデス政権が公約を実施するかを見守っている。市民社会が期待しているのは、国家機構の強化、共和主義的な国家運営、社会の結束の強化、そしてより良い発展のあり方、つまり富の再分配、企業基盤の強化、汚職の徹底的な根絶だ。民間部門でも公共部門でも、口利き料などの便宜供与は問題の一角でしかない。価格の二重表示、水増し請求、税金逃れ、各種の投機的取引は、多国籍企業はもとより、どの企業でも日常茶飯事になっている。有権者が失望した場合には、アルゼンチンは政治的、社会的な動揺に舞い戻るおそれがある。』

28日の東京新聞にに、大澤 真幸氏が「民主主義 最悪にして最良の制度」という一文を寄せている。
『かつてウィンストン・チャーチルは、「民主主義は最悪の制度だ、しかしわれわれは民主主義以上の制度を知らない」と語った。最悪なのにそれ以上のものがないという、この逆説を、今日、あらためて痛感させられる。』
『われわれが民主主義を選好するのは、善や真理が何であるかがもはや不確定だからだ。民主主義は、善についての多様な構想の噴出を許容し、それらの間の抗争を奨励する。だが、民主主義が許容する多元性は無限ではありえない。討議が成り立つためにも、最小限の善や真理があらかじめ共有されていることが前提になる。』
『民主主義のためには、真理や善についての共有された観念が必要だと考えるとき、討議は、その共有された真理を皆で発掘し、いわば想起する作業となる。当然、異なる真理を前提にする者とは話し合いが成り立たない。』

何と難しいものよ。
氏は最後にこう締めくくっている・・・。
『遡及的に立ち返るべき真理を前提にするのではなく、それ自体が真理を生成する出来事となるようなコミュニケーションがありうるということ、開放的な民主主義への希望がここにあるのではないか。』

今の世の中、民主主義と資本主義が世界の主導権を握っている。でも、それに対して反勢力も当然いるわけで、南米の動き、イスラム過激派、中東に見られるようなテロによる反撃、・・・やはり、コミュニケーションの成立を探し求める必要があるのは確かだ。

Netscapeブラウザ、開発・サポート終了へ

Slashdot.jpから、
TechCrunch Japaneaseの記事によると、かつてはMicrosoftとブラウザ戦争を繰り広げ、経営難からAOLに吸収された後も細々と公開されていた、あの「Netscape Navigator」がついに開発終了となるようだ。』

もっとも、日本語版は確かVer.7.1までしか出ていなかった気がする。ぼくのXP機に入っているのが最新版のはずだから・・・。
ブラウザの黎明期に現われて、新機能を次々に実装していったころが懐かしい。
今となっては一番しぶといのは、IEだろうか? FirefoxもThunderbirdを切り離したし、どこまで頑張れるか?僕はメインに使っているんだけどなぁ?
『公式ブログ記事“End of Support for Netscape web browsers”によると、2008年2月1日をもってサポートが終了される。この記事では、Firefoxへの乗り換えを勧めている。』

とのこと。

木曜日, 12月 20, 2007

ファンドの貪欲

韓国では一般大衆にファンドの購入熱が高まっていると聞く。
しかし、この記事を読む限り、恐ろしい妖怪のようだ。

ディプロ2007-11 - Voracite
イグナシオ・ラモネ(Ignacio Ramonet)
ル・モンド・ディプロマティーク編集総長訳・岡林祐子
経済の優位が引き起こしてきた惨禍を批判する言説(一時期はオルターグローバリズムと呼ばれた)が錯綜をき わめ、急に聞こえてこなくなったと思いきや、新たな資本主義がいっそう荒々しく、猛攻をかけるようになっている。プライベート・エクィティと呼ばれる新種 のハゲタカ資本、莫大な資金を引っさげた貪欲な投資ファンドだ。』
これらのファンドが銀行、保険会社、年金基金、裕福な個人投資家などから調達した資金の額は、2002年か ら2006年の4年間で、940億ユーロから3580億ユーロへと跳ね上がった。投資ファンドの爆撃力はすさまじく、1兆1000億ユーロを超えている。 行く手を阻むものはない。』
ハゲタカファンドという現象は15年ほど前からあるが、資金を安く大量に調達できるようになり、金融商品の 高度化が進んだおかげで、ここ数年で恐るべき規模に拡大した。その原理は単純だ。一握りの富裕な投資家が企業買収を決定する。買収後はプライベートに経営 を行ない、株式市場からも市場ルールの制約からも距離を置く。口うるさい株主たちへの報告義務は負わない。弱肉強食の掟だけに従い、資本主義の倫理という原則さえも回避するということだ。』

資本主義の貪欲さは、止まるところを知らない。あぁ、恐ろしや、恐ろしや!

最新版オフィスの操作に迷ったら

私は戸惑いっぱなしで、眺めているだけだ。
最もオフィススイートは、もう、そう使うことはないだろうけど、税の申告やちょっとした文章ぐらいは使う場面が考えられる。今までOffice2000で通してきたから、全くゼロからの出発に等しいかな・・・?

最新版オフィスの操作に迷ったら:日経ネットナビ
『この2007は、旧版の「オフィス2003」と比べるとメニュー構成やボタンなどが一新されています。そのため、2003に慣れたユーザーが、使 いたいメニューを見つけるのに苦労する場面も多くあります。
そんなときに役に立つのが、マイクロソフトがホームページ「オフィス・オンライン」で提供している「コマンド リファレンスガイド」です。ウ ェブページ内でワード2003やエクセル2003の画面を再現して、対応する2007の操作を解説してくれます。』

まぁ、ぼちぼちいじくってみることにするか?

薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否

国はこうした問題について同じ過ちを何度も繰り返している。
高級官僚たちは、身の保全をまず第一に考えるように思える。
基金への拠出額を増やしたところで、その運用は患者たちがおこなわなければならない。
責任転嫁と解釈されても仕方ないだろう。

asahi.com:薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否
『薬害C型肝炎訴訟の和解協議で、政府は20日、一定期間に血液製剤を投与された原告には直接和解金を支払い、その他の原告らを間接的に救済する「基金」を 30億円に積み増す案を大阪高裁に提出した。原告側は「一律救済の理念に反する案だ」として政府案を拒否し、同高裁での和解協議を打ち切る考えを表明し た。1カ月半に及んだ協議は決裂の可能性が高まった。』
『修正案では、血液製剤フィブリノゲンは85年8月~88年6月、クリスマシンは84年1月以降について国・製薬会社の責任を認めた東京地裁判決を基準に、期間内の原告に対し、症状に応じて1320万~4400万円の和解金を直接支払うとした。
 一方、国・製薬会社は「訴訟活動支援のための和解金」として、原告弁護団がつくる「基金」に計30億円を支払う。配分方法は原告側にゆだね、今後提訴する患者も含め、「期間外」に製剤を投与された原告を間接的に救済する内容だ。』

うーん、それともこうした場合に、将来にわたって安定した基金を運用するような援助機関が、日本にはないのだろうか。もし、そうした機関があれば、たとえばNPOのような・・・、基金の運用を上手にやって、被害者のバックアップが行えるとも考えられる。・・・、いいや、理念の違いだからやっぱりそういった考えは甘いか?

日曜日, 12月 16, 2007

日本の狂気

東京新聞の書評欄から…。
『なぜ、年間三万人超もの人たちが希死念慮を抱き、自らいのちを絶ってしまうのか。集団自殺という不気味な現象が多発するのか。パラノイア的妄信や妄想と癒着した宗教集団の狂ったイデオロギーに、信者はなぜ引き寄せられるのか。時に噴出する日本の狂気の陰に潜む日本人の心の深層を、気鋭の宗教心理学者と精神科医が読み解く。』
『日本は、特有の文化的歴史を有している。深遠な美的感覚、悟り、知恵‥それらの伝統を捨て、テクノロジーの発展とともに近代化を推し進めてきた現代日本は、多くの歴史的断絶や屈辱ヽ無力化が浸透する狂気を形作ってきた。』
『「現代は、精神の死に延命措置を施している時代」と著者が語るように、子供から高齢者まで誰でもが生きづらさを感じて「うつ」になりうる日本社会は、「スピリチュアル」の死に直面しているのかもしれない。』
評者は斉藤弘子氏(ノンフィクションライター)

やっぱり、そうか。こうした題名の本が出るようになったんだ。
日本社会に蔓延する社会病理現象は、すると、かなり深刻だと受け止めなければならないだろう。

南京大虐殺記念館

東京新聞の記事から…。
『旧日本軍による南京占領から七十年の十三日、中国江蘇省で新装開館した「南京大虐殺記念」の主要テーマは「平和の希求」だ。』
『記念館正門前には、犠牲者を描いた彫像十数体が配置された。正門を入ると、石を敷き詰めた広場があり、荒涼とした雰囲気が漂う。
広場の奥に新設した「災難の壁」には「遭難者(死者)30万人」と大きく刻印された。「十二秒に一人が殺害された」として十二秒おきに水滴の音を奏でる施設もでき、死者数は以前よりも大きく取り上げられている。』
『新装にあたり、朱館長は広島市の平和公園を三度視察した。』
『。南京市の運転手の男性(35)は「市民の大半は日本が嫌いだと思う。被害を忘れないためにも大虐殺の文字は削れない」と言い、こういう意見は少なくない。
また、館内の展示写真は約六倍の約二千五百枚に増え、旧日本軍の還留品も増加した。「南京占領」を歴史的に説明する展示がされる一方、旧日本軍の残虐性は依然として強調されたままだ。』

韓国にも、同様な記念館があったはずだ。日本人が広島・長崎の原爆投下をいつまでも忘れないように、中国や韓国、その他のアジア諸国もいつまでも日本帝国主義時代の民間人大量殺戮を忘れないだろう。
経済的な結びつきや文化的な交流は進んでも、こうした面のあることを日本人として心しておくべきことだ。

土曜日, 12月 15, 2007

有田芳生の『酔醒漫録』: アメリカ型犯罪が起きる日本社会の変質

日本社会の変質か・・・、そういう解釈のほうが的確かな?

有田芳生の『酔醒漫録』: アメリカ型犯罪が起きる日本社会の変質
『発砲事件は統計的には2001年の215件から減少し、今年は54件、死者は19人(一般人の死者は8人)だ。昨年の死者2人に比べて増加している。問題は統計数字ではない。佐世保事件のようなアメリカ型犯罪(発生形態と結末)を「きざし」として敏感にならなければならない。散弾銃を乱射し、犯行後に自殺する事件はアメリカではしばしば起きている。日本の犯罪に質的変化が起きたきっかけは1995年のオウム事件であった。ここでも「95年転機」なのだ。スポーツクラブという日常空間で発砲事件が起きた異常は、日本社会の劣化を象徴して余りある。』
日本社会の劣化とは、グローバリズムに飲み込まれた結果としてなのだろうか?オウム事件を質的変化のきっかけとみるのは、オカルトの蔓延をきっかけとしているのだろうか?では、日本赤軍の日航機乗っ取り事件はどうだろうか?いまだに北朝鮮による日本人拉致事件として尾を引いたままではなかろうか?
戦後日本は、経済・文化の進歩はあっても、各個人の精神構造は支離滅裂になってしまったのではないか?多様化とも言えるか?万葉の昔から日本には哲学が芽生えなかった。その代わり文学は世界に冠たる源氏物語をはじめとして、和歌、俳句などの世界を発達させた。神道、仏教、儒教は盛んだったが道教はあまり受け入れられなかった。国学の樹立が図られたりもした。明治以降、西洋の学問を急激に輸入したが、やはりどこかいびつになっているのかもしれない。

佐世保乱射事件容疑者、自宅近くの教会敷地で自殺

YOMIURI ONLINEから・・・。
佐世保乱射事件容疑者、自宅近くの教会敷地で自殺 : 週間ニュース
『長崎県佐世保市名切町のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で14日夜、2人が死亡、6人が重軽傷を負った散弾銃乱射事件で、同県警の捜査本部は15日、散弾銃の所持許可を受け、事件後姿をくらました同市船越町の無職馬込政義容疑者(37)の犯行と断定。行方を追っていたところ、午前7時35分ごろ、同クラブから南西約4キロのカトリック船越教会敷地内で死んでいるのを見つけた。』
うーん、精神を病んだ日本人が増えている。なぜ、銃を人に向けて発射しなければならないんだ。この日本で・・・。銃社会のアメリカでこうした乱射事件の多いのはある程度理解できる。確率的に起こる可能性が高いからだ。でも、規制の厳しい日本で、なぜもこうした事件が多いのか?精神を病んだ人が多いとしか思えない。
東京新聞の記事から…。
『埼玉県熊谷市で今年二月、男が居酒屋で口論となった知人男性を射殺後に自殺。五月には鹿児島市で金融業の男が弟を殺害。今月九日には高知県津野町で男が隣人二人を殺傷。この男は逮捕後に「最近二人が自分に冷たいように感じた」と供述したが、被害者の親族は「恨みを買うことはない」と話した。』
『宇都宮市で二〇〇二年、男が隣人の主婦を射殺し自殺した事件では、約一カ月前に栃木県公安委の許可を得ていたことが判明、遠族が「許可は違法」として県などを相手に提訴。宇都宮地裁は今年五月、県警担当者が男の身元調査などを怠ったとして賠償を命じた。』
たとえ、各都道府県公安委員会が銃所持の許可を与える際に、専門医による精神鑑定をしたとしてもこうした事件を未然に防ぐ助けにはならないだろう。事件を起こす人間は一方的な思い込みで銃を乱射していると思われるからだ。何とも歯がゆくやりきれない事件だ。

思い出して、昨日の報道から・・・

同じく東京新聞の記事による。
『第二次世界大戦中の旧日本軍の従軍慰安婦間題をめぐり、欧州連合(EU)の欧州議会本会議(フランス・ストラスプール) は十三日午後(日本時間同日深夜)、日本政府に公式謝罪と元慰安婦らへの賠償を求める決議案を、一部修正の上、賛成多数で採択した。』
『決議では、日本政府が性的目的で徴用に関与したのは歴史的研究で明らかとした上で、国際法に違反した「二十世紀最大の人身売買の一つ」と非難。』

さあ、大変だ。この問題についてはほとんど世界包囲網が出来上がった。日本の官僚や政治家はどこまで鈍感なのか、早く何かしらの手を打たないと、日本は世界から軽蔑されるだけの国になってしまうぞ!

日本人の堕落についてもうひとつ

これも東京新聞から…。
「”偽”装と”謝”罪の1年」と題した「からむニスト」の記事で、政治家、官僚、企業人、スポーツ人のテレビでの謝罪会見の多さに”からん”でいる。
そう、そう、今年のテレビは建築家のいい加減な構造設計から、政治家や官僚の年金問題に対する認識の驚くべき意識の低さまで、ビックリするような謝罪会見、言い逃れ会見の多い1年だった。
まったく、日本人はいつからモラルをなくしたのか?
先日、NHKのBS放送で韓国のテレビ局制作の儒教の放送をしていた。いまさら、儒教を学びなおせとは言わないが、せめて倫理の本ぐらいは学生の頃に読んでいてほしいものだ。
でも、倫理の本を読んでいるような学生は、いまの日本では社会に出て出世できないか?

ネットでの中傷に有罪判決

やはり東京新聞の記事から…。
『家族問題に詳しい評論家の池内ひろ美さんのしをインターネット掲示板の書き込みで脅し、講座を中止させたとして、脅迫と威力業務妨害の罪に問われた会社員小林一美被告のしに、東京地裁は十四日、「懲役一年、執行猶予四年」(求刑懲役一年六月)の判決を言い渡した。』
『「ネットは、見知らぬ他人同士がつながってグループになり、面識ない他人を攻撃する道具になる。誹謗中傷もネット殺人もその構図は同じ」と池内さん。』
『「言論の規制はすべきでないが、今のような野放し状態も問題¨ネット社会独自のルールを立法化し、悪質表現に何らかの措置をする必要がある」と河合教授。(桐蔭横浜大法学部教)』
『、森井昌克神戸大教授(情報通信工学)も「現状は書き逃げともいえ、何でも書いていい風潮がある一方で、書かれた側はほとんど何も手を打てない。書いた相手を突き止め、後から謝罪されても傷ついた名誉や信頼は消えない」と話した上で、こう提言する。「ネット中傷の被害者を広く救済するため、悪質な書き込みをした人が責任を問われる基準を明確にすべきだ。具体策の議論が、求められている」』

2ちゃんをのぞいてみてすぐに感じることは、特殊な表現が飛び交い、ひどく低劣な言葉が多く書き込まれていることが多いということだ。2ちゃんが始まった初期のころには、貴重な情報も得られたが、いまではどうなのだろう。ぼくは、ある時期から時間の無駄だと感じてのぞいていないので現状がわからないけど…。
ぼくは、2ちゃんの存在自体を否定するわけではない。そこに匿名を利用して書き込む人の品性の悪さがひどく目立つのを嫌悪するようになったということだ。
日本人の品性の悪さもとうとうここまでに至ったかを知るには、2ちゃんをのぞいてみるには適していると思う。

ゴア氏の不都合な豪邸

東京新聞より・・・。
環境団体にゴア邸の電力消費量は世帯平均の二十倍以上・・・、などと暴露されたゴア前米副大統領は、改修工事をしたそうだ。
『地球温暖化防止の啓発活動が評価されノーベル平和賞を受賞したゴア前米副大統領のテネシー州の豪邸改修工事が、このほど完了した。』
『ゴア邸は部屋数が多く、電力の大量消費はやむを得ない面もある。それでも反省したのか、ソーラーパネルや雨水利用設備、地熱を使った暖房など最新の環境技術を次々と導入してきた。』

さすが、ノーベル賞をとるほどの人はやることが違う。これも、経済格差の一面か?批判されてすぐ対応できるんだから大したものだ。
貧乏人のひがみの一言・・・。

金曜日, 12月 14, 2007

日米欧がコケゲノム解読 植物進化の過程を解明へ

いまではコンピュータにより、生物のゲノムの解読が非常に早く達成されるようになった。
その成果のひとつがまたこれだ。植物にも生物時計の遺伝子があるんだなぁ。

日米欧がコケゲノム解読 植物進化の過程を解明へ - 山陽新聞
『ゲノム解読されたヒメツリガネゴケは、単純な構造の葉と茎を持ち、全長約5ミリ。解読の結果、DNAの塩基は約5億対で、約3万6000個の遺伝子を持っていた。
 この中には、茎や葉の構造を丈夫にする遺伝子や、乾燥に耐える遺伝子、紫外線や放射線で損傷したDNAを素早く修復する遺伝子など、陸上に適応するための遺伝子が存在。光を感知し、その方向に伸びる遺伝子や、生物時計の遺伝子も備えていた。』

水曜日, 12月 12, 2007

国際間大学プロジェクトが150万冊の書籍をインターネットで公開

遅まきながら、カレントアウェアネス-E No.119で知った。
英文が読めればなぁ!

国際間大学プロジェクトが150万冊の書籍をインターネットで公開
『米国のカーネギーメロン大学が,浙江大学・インド科学研究所など中国・インドの高等教育機関,エジプトのアレクサンドリア図書館と共同で取り組んでいる書籍デジタル化プロジェクト“Million Book Project”(CA1593参照)がこのほど,150万冊の書籍のデジタル化を終え,ウェブでの無料提供を開始したことを発表した。Million Book Project は,「全ての本をデジタル化し,永久に保存し,全ての人に無料提供すること」を目指す“Universal Library”という壮大なプロジェクトの第一歩目として位置づけられている。なお「Million=100万」と冠しているのは,「100万」冊という冊数が現時点で存在する全ての書籍数の1%に当たるからだという。』
『今回のデジタル化作業では,書籍110万冊が中国で,36万冊がインドでスキャニングされた。現在でも,世界中の50のスキャニングセンターで,1日7,000冊の書籍を1,000人が作業してデジタル化しているという。』
『Million Book Projectが一段落した後も,Universal Libraryの構築を目指すプロジェクトは続行していくが,今後課題となるプロジェクトの「持続可能性」については,米国議会図書館(LC)のデジタル保存事業(CA1502,E525参照)から助成を受ける,OCLC経由でデータを提供し,OCLC参加館から費用を得る,といった可能性を検討するとともに,QuestiaやNetLibraryなどの電子ブックサービスからも持続可能モデルの示唆を得ているということである。もっともUniversal Libraryでは今のところ,商業ベースの手法は持続可能モデルにはつながらないとの見解を示している。』

すごい事業だ。
この「持続可能性」というのが難しい。日本では国会図書館が取り組んでいるが、OCRではないからなぁ!
青空文庫は、著作権の問題で頭を抱えているし、金銭面、人的協力もあくまでボランティアに頼っているし、何より強力な後ろ盾がないのがつらいところだ。
こういったところでも日本は後塵を拝しているなぁ。

土曜日, 12月 08, 2007

Windows Vista のセコさ

最近、IEがよく固まる。以前からFirefoxを中心に使ってはいたのだが、Vistaは気まぐれで、IEでないと見れないWEBとか、Firefoxでないと見れない頁とかがよくある。
・・・で、XPからFirefoxのBookmarkをVistaに持ってきた。ところが、XPでは簡単にその場所が分かったのに、Vistaでは、さっぱりそのありかが分からない。
まず、コマンドプロンプトでdirとやってみた。GUIで見るのと全く変わりないディレクトリしか出てこない。プロパティで見ると、dirでは表示されないディレクトリに保存されている。ヒョッとしてと思い、lsコマンドを使ってみる。案の定、出てきた。Userの下にdirコマンドでは表示されないディレクトリがあり、lsコマンドで降りていくことができるのだ。
何でこんなセコイ事をしたのだろう? 特別な理由でもあるのか?
でも、とりあえず、FirefoxのBookmarkの在りかが分かって一安心。

金曜日, 12月 07, 2007

面白い記事二つ

東京新聞に面白いと思って読んだものがある。
ひとつは、ワープロ特許で特許譲渡の対価としての天野真家氏が東芝に約2億6千万円の支払いを求めて訴えを起こすというもの。もう一つは、加島祥造氏が求めすぎないことについてインタビューを受けている記事。
『天野教授は東芝総合研究所に在職中の七四―七八年、入力した仮名を前後関係から判断して漢字と仮名の交ざった文章に変換する「二層型仮名漢字変換」と、意図しない同音語が出てくるのを減らすため一度使った漢字を優先的に出すようにする「短期学習機能」を発明した。この発明によって、仮名を適切な漢字に変換できる確率が飛躍的に向上したという。』
『訴状では、同社がこの二年間に特許から得た利益は少なくとも約二十六億円と試算。』

今までも青色発光ダイオード、CDやDVDなどの光ディスク読み取り装置、半導体「フラッシュメモリー」などで、同じような訴訟が繰り返されてきた。社内規定による報奨金だけで済まそうとしている日本企業は今の時代、優秀な人材を集めるには発明に見合った利益をその当事者に与えるようにしていかないといけなくなってきているのに、いまだにこうしたことを繰り返している。霞が関と同じような体質が日本企業にもあるのかなぁ。

加島祥造氏は、一連の老子の私訳の本で、また、ここにきて「求めない」(小学館)で大いに発売部数を伸ばしているようだ。
『老子が言っているのは、社会に尽くしてゆっくり生きるのが一つ。もっと宇宙的なエナジー(力) の中で生きる自由な自分があることがもうひとつ。その二つが自分の中でうまく溶け合えばバランスよい人間になるというのが老子の世界なんです。』
『求めるのを少し減らすごとに、自分の時間が返ってくる。その時間を少しずつためていけば、そこから自分の一番したいことがわき出てくる。そういう時間と場所を作ってやれということなんです。それには安らいだ心でいることが大切だ。これも「求めない」のもうひとつのテーマですよ。』
『老子は「足るを知るは富」と言う。足るを知ればこれ以上求めないという気になって見えやら不安やらで発散したエナジーが自分の内側に向いて、生命力を育てるようになる。そうすると自分の好きなことが出てくる。』
『今の私たちは、ちょっと工夫すれば、社会に追いまくられないで自分の時間を見つけられるんです。 一日五分でも、工夫一つで持てるんだよ。その五分を十分に、二年後に二十分に延ばせば、壮年のころには自分の楽しい時間で何かできるようになるかもなあ。』

うまいことを言うなぁ。こうして加島氏のもとには著作権料がたっぷりと入ってくるわけだ。かつて、著作権料ほど割のいいものはないと聞いたことがある。座っていれば黙ってお金が入ってくるというわけだ。・・・もっとも、大きなヒットを飛ばさないといけないわけだけど、一発当てればもうこっちのものということ…。

文字セットのこと

日本語文字セットは、昔から今に至るまでごちゃごちゃしたままだ。
JIS規格はどんどん変わるし、同じコードで違う字体が出るなんてことが度々ある。
これはもう諦めた。でも、自分のパソコンで使いたい漢字ぐらいは表示したり印字したりしたい。だから、今昔文字鏡が発表された時には、ドキドキしたものだ。その後、東大が中心になって、GT書体が完成された。こちらは書体の定義までもった本格的なものらしい。
今度マシンの性能が良くなったので、欲張って、これらを入れてしまった。
Arial Unicode MS フォント
GT書体フォント
今昔文字鏡
以上のうち、
Arial Unicode MS フォントは、印字が不完全になることがあると断っているが、Unicode 文字のフォントをすべて含んでいるとのことで、約4万字ぐらい。
GT書体フォントは、漢字66773字という。
今昔文字鏡は、諸橋轍次著『大漢和辞典』(大修館書店刊)に収録される約5万の見出し漢字、Unicodeとして知られる日本・中国・韓国の文字を一括で扱うための規格ISO/IEC 10646のCJK漢字、甲骨文字、西夏文字、現代中国で使われている簡体字、変体仮名などを含む、約12万字ということである。
以前は、こんなことしたら、めったに使わないもののためにリソースの無駄遣いだというのが定説だったが、さて、Vistaでも同じことか…?
まあ、しばらく様子を見て、不都合だったら、削除すればいいさ。

月曜日, 12月 03, 2007

守屋氏妻、なぜ逮捕 夫も知らない関与追及

妻の座にいる女性の怖さだ…。

守屋氏妻、なぜ逮捕 夫も知らない関与追及(産経新聞) - goo ニュース
『公務員の妻に同容疑の「身分なき共犯」を適用することは異例で、法曹界でも注目を集めている。なぜ、公務員ではない妻まで逮捕されたのか-。』
『幸子容疑者は、わいろとされた計12回のゴルフ旅行(計389万円相当)全てに同行。このほか、守屋容疑者が不在の場合でも、「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者(69)から単独でゴルフや飲食接待を受けることもあった。』
『すでに明らかになっている宮崎容疑者から守屋容疑者側への資金提供約400万円のうち、200万円超は幸子容疑者名義の個人口座に入金されていた。幸子容疑者はこの資金提供について周辺に「夫には相談せず、個人的に借りた」と打ち明けていたという。』

一国の首相の細君は、ファーストレディーとか言って国際貢献に大いに尽くすことができるし、その分、社会的身分も必然的に高くなるし、世間の注目度も大きくなるから、自ずと身の回りのことに細心の注意を払うようになるだろう。
しかし、キャリア組の出世頭とはいってもたかが公僕の国家公務員の細君が夫の地位を利用して、私利私欲を満たすというのだから呆れるほかはない。
世間がギスギスしているのも、こういった細君連中が意外に多くいるのではないか?
くわばら、くわばら!

Windows Vista Home Premium のこと

このところの心境の変化により、新しいパソコンを仕入れた。
初めに増設メモリも一緒に購入していたので、それを挿してから電源を入れたのが始めの間違い。メモリの相性が悪く、システムの導入途中でいきなり落ちてシステムインストールに失敗。
メーカーのサポート窓口に電話して、相談の結果増設メモリをはずしてシステムインストールをやり直し。でも、既におかしくなったままだったので、改めて工場出荷時の状態に戻して、再インストール。
増設メモリはその後、別メーカーのものに取り換えてくれたので、今では無事に動いている。そんなだから、購入時の真っ新な状態で動いているのかはわからない。
その後、今のメインマシンであるWindows XPから、どうしても引き継ぎたいソフトをインストールする。オフィス・スイートはOooでいいやと思っていたが、標準のフォントが変わっているので、つい、Office2007のシルバー割引のアップグレード版を仕入れてきた。
どうしても使いたいのは、古くても百科事典と国語・漢和・古語辞典、英和・和英辞典、それと翻訳ソフトを溜まっていたサービスポイントでダウンロード。一段落したところで、バックアップソフトを動かしてみる。大丈夫なようだ。ただし、増設ディスクのフォーマットはVista本体でやらないとだめだった。復元ポイントも適当なところで作成した。
シルバー・タウンのTANABEさんに教えてもらって、Windows Ready Boost機能付きのUSBメモリ4GBをキャッシュメモリ動作にして挿してみる。メーカーの説明ではメインメモリの3倍程度で一番効率よく動くそうだが、値段が高すぎて手に入らない。グラフィックボードの性能が低いので目にわかるほどの効果は出なかった。
さて、ソフトではXPから持ってきたたいていのものは動いているが、おかしな動作をしたり、おかしなメッセージを出したり、目的を果たせないものなど、いろいろある。ATOMTIMEは時刻の差を検出できても時刻合わせができない。PCastVIDEOは画面がAEROに対応していないというメッセージが出て、自動的にクラシック画面に切り替わる。DOSの時代から使っているタイピング練習ソフトは、PIFファイルを取り込めるのに、アイコンの変更ができず、DOSのコントロール文字が効かない。ViewerLiteは「レジストリの書き込みに失敗しました、手動でRegEditで書き直してください」なんて表示が出る。
そんなこんなで、僕が当面目指していた辞書類、宇宙関係類、分子構造表示類、数学関係類などのソフトは大体入れ込んだ。TeXもいれたが、Cygwinはあきらめることにした。というのは、Mini MacがBSDUnixを基本にしているから、Unixソフトを使いたければ、そちらで・・・、ということにして。
今の感想は、ソフトの進化をハードが追っかけているという感じかな? Vistaを快適に動かしたいなら高価なマシンが必要になっちゃうだろうことは確かだからだ。

火曜日, 11月 27, 2007

米Google担当エンジニアが語ったiGoogleのコンセプトとガジェット開発者

iGoogleを僕はホームページにしているが、どうしてこれを思いついたんだろうか?
「インプレスR&D」のなかから・・・。

米Google担当エンジニアが語ったiGoogleのコンセプトとガジェット開発者
●編集部 以前は「パーソナライズド ホーム」と呼ばれていましたが、それがリニューアルしたときiGoogleに名前が変わりました。「テーマ」の切り替えができるのはとても面白い機能ですが、変更の理由は何だったのでしょか。
●シェ iGoogleの目的は最初から、ユーザーにカスタマイズできるサービスを提供することでした。そのなかで一番求められていたのは、ページのコンテンツを簡単に、自由に選べるようにするということです。
これからは、コンテンツ以外にももっとパーソナルにカスタマイズできるものを提供していこうと考えています。テーマ以外にも、カスタマイズできる要素をさらに加えていくでしょう。
テーマ機能を加えた理由はたくさんありますが、一番の理由はユーザーからのフィードバックが多かったということです。「こういうテーマや機能を追加したら 面白いのではないか」というメール(意見)を数多くいただいたので、それを採用していきました。今後のテーマでは、オープンに開発できるAPIの提供を予 定してます。
Googleで全般的に言えることですが、提供するサービスの内容やプロジェクトの方向性は、ユーザーの意見によって成り立っています。開発者やプロダク トマネージャーの意見よりも、ログのデータやユーザーの意見を集めた統計が、プロジェクトの方向性を決めています。ですから、iGoogleのユーザーに もフィードバックを送ってほしいとを常にお願いしています。』
●編集部 iGoogleの最大の特徴は、ガジェットを自由に選んで配置できることですが、そのガジェットの規格をオープンにして、いろいろな人が自由に開発できるようにしたのはどういった意図があったのでしょうか。
●シェ 限られた人数では、できることにも限界がありま す。われわれだけでは、すべてのユーザーが要求するガジェットを作ることはできません。すべてのユーザーに満足してもらうために、APIを公開して誰でも 作れるようにしました。そのおかげで、現在1万3千個以上のガジェットがあります。限られた人数でも時間さえあればそれだけの数を作れないこともないので すが、アイデアが思い浮かばないということもあります。
たとえば、毎日どれだけの水を飲むと健康かということで、飲んだ水の量を計算してくれるガジェットがあるんです。これは、われわれだけでは思い浮かばな かったガジェットですね。APIを公開することで、優れたガジェットやコンテンツが増えると、それによってiGoogleというプロダクトもさらによくな るということです。』
●編集部 積極的にAPIを提供しているとのことですが、ぜひ注目してほしいというものはありますか。
●シェ たくさんのAPIや機能がありますが、新しいのはガジェット同士で通信できるというものです。Gadget-to-Gadget Communicationと呼んでいるもので、API開発者向けガイドでも解説されています。
これは、1つのガジェットで何か操作をすると、もう1つのガジェットにその情報を与えるということができます。たとえば、Googleファイナンスがそれ です。もっと大きなインターフェイスになるようなアプリケーションなら、複数のガジェットに分けて、ファイナンスアプリだったら、グラフを別のガジェット から操作するとか、そのような機能が考えられます。
もう1つ、ぜひとも使ってほしいのがFlashを扱うAPIです。ゲームでもビデオでも、すでにFlashのデータを持っているなら、それをガジェットに するのはとても簡単です。swfファイルのURLをコピー&ペーストするだけ。たったの5分でできますよ。そしてすでにウェブサイトを持っている 方は、こういうのも使えます。ウェブサイトのURLをここにコピペするだけで、ガジェットが作れます。
また、ガジェット開発用のツールとして、Google Gadget Editorがあります。ガジェットは作ったものの、それをホスティングする自分のウェブサイトを持っておらず応募ができないと悩んでいる方には、このツールは役立つでしょう。これを使えばインラインでガジェットの開発とプレビューができます。
ほかにもGoogle Page CreatorGoogle Codeなどを使うと、プロジェクトのホスティングができます。』

ガジェットはJavaScriptで作ることができるそうだ。
これくらいはできるようになれたらいいなぁ。

ジェシィ・シェ(Jesse Shieh)
米国ジョージア工科大学大学院卒業。専門は、ユビキタスコンピューティング及びパーベイシブコンピューティング。2005年に米国Googleに入社。iGoogleのUIデザインチームのチームリーダーを務める。」

月曜日, 11月 26, 2007

テレワーク

東京新聞の社説から・・・、
『現在、日本のテレワーク勤務者は全就業者の約一割に当たる約六百万人と推計され、政府は二〇一〇年までに、これを三割に倍増する目標を立てている。』
『普及が進まない理由として、職場での人間関係を重視する日本の企業風土が挙げられる。さまざまなアンケートでも「チームワークで行う仕事には勤務時間後の付き合いなど上司や同僚とのコミュニケーションが欠かせない」との答えが少なくない。』
『新しい労働形態に適応した労働関係法の見直しが必要だ。』

ここで、企業風土をいっているが、僕の見るところそれより先に霞ヶ関の勉強不足が原因だろうと思う。政府はブロードバンドの普及率とその値段の安さは世界一だと威張っているが、それが何だ。何も活用されないハードなんて意味がないのだ。ソフトがあり活用されていての価値の出るハードなのに・・・。それに安いといっても固定電話に比べればまだまだ高すぎる。先のハードルは高い。
『日本でのテレワーク普及が進まなければ、せっかくの一雇用が海外へ流出する恐れもある。』

おそらくこちらの可能性の方が高いだろう。

フードドライブ

「もったいない」って言葉は国際語になったって聞いたけど・・・。
肝心要の日本では死語になったのかな?
東京新聞の記事に、NPO法人「セカンドハーベトジャパン」のチャールズ・マクジルトン理事長の話が載っている。このNPO法人の母体はキリスト教会だそうだが、宗教色はないそうだ。このあたりも日本の仏教集団との社会貢献に対する対処の違いを感じるが・・・。
『チャールズさんは「大半の企業は”とてもいいことですね”と言うだけで話が進まない。廃棄費用がなくなる分、収益にもプラスなのに」と嘆く。』
というわけで協力してくれるのは、ニュースキンジャバンなど外資系の企業だそうだ。
『「日本中どこでも食品は余っている。そして食べ物を買えない人がいる。各地に広げていきた」と語る。』
『チャールズさんは「日本の貧困率(標準的な所得の半分以下の世帯)は15%もある。だが日本人は自分や周囲がよければいいという考え方が強く、もったいないと思う気持ちがあっても、社会のことに目を向けようとしない」と指摘する。』

いまの日本に政府の福祉政策は機能していないということか?
少なくとも落語に出てくる長屋の住人には、チャールズさんの言うような日本人は出てこない。

木曜日, 11月 22, 2007

人工多能性幹(iPS)細胞

東京新聞の記事から…、
『大人の皮膚細胞に四種類の還伝子を導入するだけで、ほぼ無限に増殖し、神経や筋
肉、骨などのあらゆる細胞に変わる胚(はい)性幹(ES)細胞(万能細胞)に似た
「人工多能性幹(iPS)細胞」が作り出された』
『。京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らが二十一日、米科学誌セルの電子版に発表した。』
『一九九八年にヒト受精卵からES細胞を世界で初めて作った米ウィスコンシン大のジェームズ・トムソン教授らも同日、ヒト皮膚細胞に半分違う四種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作成したと米科学誌サイエンス電子版に発表した。』

これは逆転満塁ホームラン的な研究成果だろう。
まったく人というものは思いがけないことを発見するんだから、将来を悲観することはないかもしれない。

日本でのダライ・ラマ

東京新聞によれば…、
『チベット亡命政府(本部インド・ダラムサラ)の駐日事務所、ダライ・ラマ法王日本代表部は講演以外の日程は公表せず、摩擦の回避に神経質になっている事情をうかがわせている。』
『十五日の来日以来、これまでに記者団がダライ・ラマに直接質問できたのは、伊勢市での記者会見だけだった。』
『欧米各国の首脳たちは、中国政府の抗議を承知の上でダライ・ラマと会談することで、国際社会に向けて一定のメッセージを発している。』
『外務省中国課は「個別のビザ審査の基準について話す立場にない」とダライ・ラマの入国条件を明らかにしていないが、関係者によると、政治活動や日本政府関係者との面会の自粛が条件になっているという。』
ノーベル平和賞を受けた人に対して、敬意を払うのが当然と思うが、敗戦国である日本は中国に気兼ねするほうが先で、ダライ・ラマへの、ひいてはチベットの人たちへの好意的でない対応に終始しているように思える。
人権後進国である日本と私が思うのはこのような時も含まれる。

金曜日, 11月 16, 2007

VistaかXP、どちらがいいか

PC Watch 「山田祥平のRe:config.sys」から・・・、
『個人的にはもうXPには戻りたくないというのが本音だが、理不尽なバグが、まだまだたくさん残っているのも事実だ。SP1が出るまでこの状況は続くのか、あるいは、SP1が出てもこのままなのか。
『久しぶりに学校時代の友人からメールが届いた。もちろん同年輩、そして主婦である。何かと思ったら、PCの買い換えの相談だった。今、手元にあるのは、もう10年近く使っているPCだとかで、本人もすでに老衰ご臨終を自覚しているという。』
『パワーユーザーは、まだXPがいいと思っているだろうが、機が熟すタイミングも見逃さないだろう。それまではXPを使おうと心に決めている。今はXPがいいと思っているから、XPを勧めるのだが、ある時点で、いっせいにVistaに乗り換える。』
『VistaプリインストールPCといえども、使い始めるまでには、相当の時間がかかることがわかるだろうか。新品のPCでこれなのだ。もはや、自宅にブロードバンドが引き込まれていなければ、新しいPCを購入しても、まともに使えないといってもよさそうだ。』

え~、実は私もVistaPCと今格闘中である。
WindowsOSにこだわったのは、パッチが自動的に当てられるからである。
Linuxは追っかけをとうに諦めてしまった。毎日のようにパッチを当てる作業の連続だからだ。
それに、市販フォントを使いたいことも大きな理由だった。
今のメインマシンは10年にはならないまでも、メモリの増設、ハードディスクの交換増設、グラフィックボードの増設などで延命を図っているのだが、クラッシュの不安がちょっと頭をよぎるようになったのだった。
Vistaに移行するには、今の時期は中途半端であることはわかっていた。
DVDディスクも新時代に移行する途中であるし、DuoCPUに対応した平行動作するソフトもまだちっとも出ていない。
Vistaは新しい文字コードだし、フォントも新しくなっている。しばらくは文字化けに悩まされるかも知れない。それでも、XPで動いている古いソフトを入れてみたら、何とか動いているようだし、バグがいっぱい残っているとしても、XP機がクラッシュした時にバタバタしなくてもいいかな・・・という安心感はいいものだ。
しかし、当面はXPがメインマシンであり続けるだろう。それだけいろいろ環境を整えているからだ。ソフトが変なメッセージを出しても、気にしないことにしている。
ブラウン管ディスプレイは10年は過ぎているだろうが、いまだに健在だからPC本体次第だ。

木曜日, 11月 15, 2007

図書のデジタル化

国立国会図書館のカレントアウェアネス-E No.117から、
『図書館蔵書デジタル化の「パートナー」をどう選ぶか?
Googleによる書籍検索サービス「Googleブック検索」,またその対抗馬としてMicrosoftが展開している“Live Search Books”のいずれかと提携して,蔵書を大規模にデジタル化する図書館が増えている中,誰もが自由に利用できるという「オープン」の考え方を尊重し,Internet ArchiveとYahoo!が主導するデジタル図書館プロジェクト“Open Content Alliance(OCA)”(E392参照)に参加して大規模なデジタル化を進める図書館も出てきている。』
『GoogleやMicrosoftが著作権の保護期間が切れているデジタル化済み資料を無償でダウンロードできるようにしている点を評価しながらも,一営利企業がパブリックドメイン=公の所有物であるはずの資料のデジタル化・流通を独占することになりかねないことを危惧し,「皆が様々な方法で利用できる共同のコレクションを作るコミュニティプロジェクト」から端を発したOCAの「オープン」という理念の重要さを強調している。』

この公の所有物であるはずのものというところがミソだ。これを利用して企業が一儲けしようとたくらんでいるところが問題なんだなぁ。
『青空文庫,『青空文庫 全』を全国の公共図書館等へ寄贈
このほど開設10周年を迎えたことを記念し,青空文庫と日本図書館協会との協賛事業として,公共図書館および大学・短大・高専付属図書館計3,000館,高校図書館約5,000館に対し,これまでに蓄積された著作権切れの全作品6,612点を収めたDVD-ROM付きの冊子『青空文庫 全 もう一つの読む自由』(以下,『青空文庫 全』)を寄贈することが,2007年10月26日に発表された。寄贈に要する費用約300万円は,貯蓄していた広告収入で賄うという。
 今回の寄贈計画は,青空文庫をより多くの人に知ってもらうこと,インターネットを利用できる環境にない人にも青空文庫を利用できる機会を設けること,著作権保護期間について考えるきっかけを作ることなどを目指して,有志により企画されたという。冊子『青空文庫 全』には,DVDの使い方や青空文庫のこれまでの歴史に加えて,著作権保護期間延長に反対するという青空文庫の立場とその理由も記されている(E594参照)。』

青空文庫がこれほどしぶとく生き残って行かれるとは当初は考えられなかった。ボランティアの熱心さと運用の仕方が余程うまいんだろうなぁ。こういう運動は資金集めが最大の悩みになりそうだけれど、大きなスポンサーも付いていないようだし、どうやって活動し続けていられるんだろうか?

土曜日, 11月 10, 2007

国民重視の候補者

国民重視の政治とはどんなものか?
ビル・トッテン氏のサイトから・・・、彼はもう米国籍を持っていないが米国に平和主義者の大統領が現れることを望んでいる。

アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報
『 クシニッチ氏はオハイオ州選出の民主党下院議員である。2004年に次いで今回も大統領選挙に立候補しているが、メディアからはほとんど無視されている泡沫候補だ。』
『 もはや米国籍ではない私だが、クシニッチ氏は米国大統領になって欲しいと願う人物である。日本も米国も、二世、三世議員が多い中で労働者階級から苦学の末に下院議員になったクシニッチが民主党候補としてメディアで話題にならないのは、その理念と政策のためである。』
『所得税が米国で導入されたのは第一次世界大戦の頃で、当初は人口の1%に満たない、年収50万ドルを超す金持ち層だけが対象だった。その後も戦争や大恐慌 などで税制改革が行われたが、基本的に所得税の対象は富裕層で、累進率もきわめて高く第二次大戦の頃には最高税率が94%であった。これを大きく変えたの がレーガン政権の税制改革だった。14%~70%だった所得税率は減税措置後には10%~50%になった。これが中高所得者優遇の始まりであったといえ る。』
『私が一番言いたいのは、米国の政治家やエコノミストでも、国民のことを考えている人がいるということだ。クシニッチの最大の問題は資金不足で、それゆえに どんなに良い政策を訴えても泡沫候補とされ、メディアも取り上げない。その結果、どんな良い政策を提言していても、多くの米国人に無視され続ける。それで も、クシニッチ議員を支える多くのボランティアがいるということは、米国にも良心がある証拠なのだ。そこに希望を持ちたいと思う。』

富裕層や巨大企業からの献金で戦うものが勝利を収める。
2世3世の議員が政界で幅をきかす。
多国籍企業は第3世界へ労働力を求め低賃金で劣悪な環境で人々を働かせる。
上記の文章の最後に彼が述べているように、日本にも良心はあるか?
政党から無視され、マスコミから無視され、ボランティアからのささやかな資金で選挙を勝ち抜くことのできる環境が日本にはあるか?
もっとも、それ以前に、地域エゴや団体のエゴがまかり通る中で、真の生活を見つめている人をどうやって見つけるかが問題か?

木曜日, 11月 08, 2007

マツダの水素自動車、来夏から納入 ノルウェー国家プロジェクトに協力

すばらしいニュースのひとつ。
水素は宇宙に無限にある。バイオ燃料が生き物の食物を横取りするのに比べて遙かに正当な考え方だ。

マツダの水素自動車、来夏から納入 ノルウェー国家プロジェクトに協力-KYODO NEWS
『地球温暖化対策として、ノルウェー政府が進める国家プロジェクトの水素エネルギー利用に、マツダが協力することになり7日、都内のノルウェー大使館で覚書に署名した。』
『マツダの井巻久一社長は「環境問題はますます重要。水素エネルギーの基盤整備に協力したい」と話している。』

RX-8ハイドロジェンREかぁ、一度乗ってみたいものだ。

モラルの低下

東京新聞の記事から、
『「恥知らずにもほどがある」-。ニューヨーク中心部ミッドタウンにあるシティバンク支店。預金口座を持つ会社員ステインバーグさん(55)は怒りをあらわにした。シティは信用力の低い個人向け住宅ローン(サブプライムローン)関連投資の失敗で一兆円を超える損失を計上する見通しになり、会長兼最高経営責任者(CEO)だったチャールズ・プリンス氏が四日、引責辞任した。しかし、同氏には最低でも株式や年金など九千四百万ドル(約百七億円)もの大金が事実上の退職金として支払われる見込みで・・・。』
『サブプライム問題では住宅ローン会社が大手金融機関からの投資を資金源に金融知識のない人々に野放図な融資を行った。ヘイズ教授は「一連の問題の根底にはウオール街のモラル低下がある。』

最近日本で起きた「おねだり官僚」に似た話ではないか。片や、世界市場を狂わせる結果を招いているし、片や、国会の証人喚問でも政治家の名を出さず、しらばっくれて日本の国防を危機に陥れている。
モラルの低下は、日本だけではなかった。世界の市場の中心地であるウォール街でも起こっていたのだ。ヘッジ・ファンドといわれる化け物は、利鞘だけ上げるのを目的としているから道徳心も何もない。資本主義でこの世界はやっていけるのかと心配になる。南米で社会主義がもてはやされる理由も十分にわかる気がしてくる。

児童精神科医の悩み

東京新聞の斎藤学氏の記事から、
『坂本弁護士はジャーナリストに接触されテレビ放送局「TBS」とかかわることによって自身のみならず妻子を絞殺される憂き目をみた。継母とその子どもたちを放火によって殺した奈良の少年に関する事件はジャーナリスト草薙某にそそのかされた児童精神科医が逮捕され、著書を大手出版社に販売させた印税取得者は逮捕を免れた。』
『ジャーナリストと名乗るものは出版そのものが権力の一画を担うから免罪される。われわれ単なる情報提供者たちには、ちょっと油断すれば過酷な運命が待っている。』

同じ日の藤川洋子氏の記事から、
『公正な第三者、あるいはその道の権威として、医師が頼りにされる理由はわかる。けれど、教育機関も捜査機関も医師という肩書きに安直に頼ってはならないと思う。「関係機関との対応にばかり、時間をとられて・・・」と医師に嘆かせていては、肝心の子どもたちが不幸だという気がしてならない。』

この二つの記事を読んでいて感じたことは、公権力ないし社会的権力を持っているものは余程慎重に行動しなければならないということだ。この二つの記事の中で児童精神科医だけが公権力ないしは社会的権力を持っていない。一番弱い立場のものが憂き目をみてしまう。そうしたことが積み重なれば、誰でも嫌気がさしてしまうだろう。日本で人権が尊重されていないということはこうした場面でも感じられる。人権より社会への戒めを示す方が優先されているといわざるを得ない。善意でやったことないしは、うっかり情報を盗み見られてしまったために、善意の人が罰を受けてしまうのだ。こうしたことが積み重なれば、狡猾なものだけが社会で幅をきかせるようになるだろう。いや、そうなっているからこそ、児童精神科医の悩みは深いのかも知れない。

日曜日, 11月 04, 2007

フランク永井と松尾和子

NHKBS2で2人の足跡を描きながら往時の映像を見せる番組があった。
当時、米軍キャンプを廻りながらジャズを歌って腕を磨き、そして歌謡曲に転向した人たちの実力はやはり今聞いても聞き応えがある。
NHKでは『「ムード歌謡」 という新しい歌の世界を切り開いていく姿』と紹介しているが、時代を懸命に生きた2人の姿が伺える。若いときには何となく聞き流していたが、独自の世界を切り開いた2人の唄はやはりたいしたものだと改めて感じた。
こんなテレビをぼんやりと見ていてしみじみとした感情が湧いてくるのも年とった証拠だ。

ロン・ポール下院議(72)・安保政策「ほっておけ」

東京新聞のコラムから・・・、
『ポール氏の主張は「リバタリアン(自由至上主義者)」と呼ばれる保守思想に基づき、特に新鮮味はないが、イラク政策の手詰まり感が広がる中、「米国は余計なことに手を出すな」との訴えに共感が広がっているのかもしれない。』
『ほっておけばいいというのが私の政策の基本だ。米国は数時間以内に地図上からすべての国を消し去るだけの武器を持っている。米国はなにも心配することはないだろう。』
『われわれは中国の毛沢東(元国家主席)やフルシチョフ(元旧ソ連書記長)らほかの旧ソ連の乱暴者とも話すことができたじゃないか。どうして、もっと話し合うことができないというのか』
『人々はまだ米国が何に向かって立ち上がるべきかに関心を持っている。それは私が訴えるように合衆国憲法や自己防衛、小さな政府、自由主義経済だ。』

彼は連邦政府の権限強化につながる法案のすべてに反対するため、「ドクター・ノー」のニックームがあるそうだ。彼の手にかかったら日米安保などほっておけということになる。例の下院本会議での日本政府に従軍慰安婦問題での公式謝罪を求める決議に反対したのは、アメリカ人には関係のないことだし、判断すべき事じゃないということになる。大統領選に出馬したが支持率は1%ぐらいらしい。

学士号急増580種 文科省、ルール化検討へ

これはおもしろいというか何というか?

学士号急増580種 文科省、ルール化検討へ(朝日新聞) - goo ニュース
『「カルチュラル・マネジメント学」「情報アーキテクチャ学」「人間環境マネジメント」――。いずれも大学の学部を卒業すると得られる学士号の専攻名だ。その数は少なくとも580で、6割は全国で一つしかない。』

いくら学問が細分化したといっても、全国でひとつしかない学士号を持っていたところで、何の役に立つのだろう。
『専攻名が急増したきっかけは、91年の大学設置基準の大綱化だ。文学士や法学士など29に限られていた専攻名の縛りがなくなった。』

国の官僚の質の低下はこんなところにも現れてきたということか・・・。不祥事続きだと思ったら、頭の中が空っぽの高級官僚も増えているんだなぁ。少し、将来を見通した考え方のできる頭をもった人はいないのだろうか?

土曜日, 11月 03, 2007

ほとんどGoogle PC、gOS搭載の低価格PCを米Wal-Martが販売

なるほど、パソコン生活もこういう行き方があるんだ。
でも、僕の場合、確定申告をオンラインでやろうとすると、やっぱりマイクロソフトから離れられないなぁ。
Linuxの他に、こういった選択肢も出てきたのは楽しい。遊べるぞ、このOSは・・・。

ほとんどGoogle PC、gOS搭載の低価格PCを米Wal-Martが販売(マイコミジャーナル) -gooニュース
『米Wal-Martが199ドルの低価格デスクトップPC「Everex Green gPC TC2502」の販売を開始した。Googleのオンラインアプリケーションを日々利用しているユーザーを想定してデザインされた「gOS」を搭載してお り、Google PCと呼べそうな内容となっている。』
『gOSは「Google appsおよび他のWeb 2.0 appsを利用するための新たな選択肢となるように開発された」という。gPCはSkype、Gimp、OpenOfficeなどのローカルアプリケー ションを備えるが、gOSのデスクトップはGoogleの各種オンラインアプリケーションへのアクセスを優先したデザインとなっている。例えばデスクトッ プから直接Google Searchを利用できたり、ラウンチバーからワンクリックでGmail、Maps、News、Calendar、Docs、Bloggerなどにアクセ スできる。PCをインターネットアプライアンスのように利用するOSと言える。gOSはCreative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unportedでライセンスされており、その詳細については米国時間の11月1日にgOSのサイトで公開される予定だ。』

gOS
http://www.thinkgos.com/

木曜日, 11月 01, 2007

フランス税制は革命前に戻るのか

福田首相は国民の視点に立って・・・とよく言うが、その鎧のしたには消費税のアップが見え隠れする。
今の日本でも、格差の急激な拡大は天井知らずに進んでいる。フランスもそんな状況になってきたようだ。

ディプロ2007-10 - En France, retour aux privileges fiscaux de l'Ancien Regime
累進所得税という平等化を象徴する制度は、普通選挙制に100年あまり遅れて確立された。この税制改革は、 財務大臣ジョゼフ・カイヨーの発案により、国会における激しい議論を経て、左派の支持の下に1914年7月2日法として可決された。まさに市民権の根幹と なる法律であり、普通選挙を通じて決定された公共政策の費用は、一人一人の市民が担税力に応じて負担するという原則がここに確立された。市民は誰でも(裕 福な人も貧しい人も)、それぞれの必要に応じて公共財産を無料で(あるいは廉価で)利用する権利を持つ。そして、この権利は、市民それぞれが財力に応じて 資金を負担する義務を伴う。』
一人一人の市民が担税力に応じて、累進税によって国民的連帯の費用を負担するという原則は、第一次世界大戦 を経て強固に確立された。1915年には2%だった最高税率は、戦後の財政難に直面した1924年には90%にまで引き上げられた。次いで40~50%に 引き下げられ、第二次世界大戦が勃発した1939年に再び90%となった後、1945~75年の高度成長期には60%弱で安定推移した。』
所得税が国民負担率全体に占める割合を比較すると、北欧モデルの筆頭であるデンマークでは53%である。英国は30%、米国は42%である。
 最近20年ほどの間に取られた各種の措置により、フランス税制の再分配機能はさらに弱められてきた。社会党のロカール首相(1988~91年)は、法人 税率を50%から34.3%に引き下げた。社会保障総合税を創設したのもロカールである。その対象は個人の資本所得なども含み、社会保険料より幅広い。と はいえ、この税が保険料に比べて公平だとは言えない。比例税であり、世帯単位で課されるわけではなく、裕福な人にも貧しい人にも、子供がいる世帯にもいな い世帯にも、同じ税率が適用されるからだ。社会保険料の企業負担分と本人負担分の引き下げに伴って、社会保障総合税の比重は増している。そこに象徴されて いるのは、社会保障財源の税シフトである。』
二極化が拡大した原因は、超高給と資産所得の爆発的な増大である(7)。 最富裕世帯では所得の10%を資産所得が占めているのに対し、そんな余裕のない低所得世帯には貯蓄がない。フランスに浸透した新資本主義の下で、10%の 最富裕世帯の所得は「申告」ベースで1998年から2005年の間に32%上昇した。同じ期間に、残り90%の世帯では4.6%しか上がっていない(8)。所得の中央値、つまり月収1500ユーロ未満の文字通り「中ぐらいのフランス人」の所得の伸び率は、年間0.6%にとどまる。年2%のインフレ率を加味すると、紛れもない中間層の実質所得はむしろ下がっているのだ。』

日本もよく似た状況だなぁ。介護保険なども一律にとられるから、低所得者層にとっては痛いし、・・・まあ、こういったことが学校給食費の支払いをしないとか、病院の診療費を払わずにしらばっくれるとかに、つながっていないとは言えないのかも知れない。日本人のモラルの低下を叫ぶだけでは解決しない問題なのかも知れない。

牛糞からバニラ・アイスクリーム

イグ・ノーベル賞に日本人の女性が選ばれたことはだいぶ前の新聞報道で知っていたが、前回の日本人の受賞で覚えていたのがカラオケだったこともあって、あまり気にもとめていなかった。
今日の東京新聞の記事で、その内容について知って愉快になった・・・、
『今年の「イグ・ノーベル賞」を一人の日本人女性が受賞した。彼女の名前は山本麻由さん(26)。受賞分野は化学賞で、対象研究は「ウシの排泄物からバニラの香り成分『バニリン』を抽出した研究」であった。』
『十月四日、米ハーバード大学サンダース・シアターで行われた授賞式では、「牛の糞から抽出した香料を使った特製バニラアイスクリーム」を、壇上の名だたる学者らが試食。苦笑しながらアイスを口に運ぶ教授たちの姿に、場内は大きな笑いに包まれた。』

このアイスクリームを食べる学者たちの光景というのは目に浮かぶようだ。愉快愉快・・・。

火曜日, 10月 30, 2007

青空文庫の10年

僕は青空文庫に収録された作品を、パソコンとケータイに入れている。
勿論全部ではない。パソコンには、かつてASCII誌の付録のCDからコピーしたもの。
ケータイには気に入った作品をいくつか・・・。
でも、年金生活になってからは電車に乗ることがなくなったので、ケータイの中の作品は読むことがなくなってしまった。
PCのものは、ものによって縦書きの読みやすい活字体で読めるので、時々見ることはある。・・・最近はそうでもないか。

そらもよう

昨日の東京新聞に記事が出ていた。
『「日本語を電子テキスト化することの社会的意義を実証できた」と、青空文庫の運営を担う富田倫生さん(55)は、十年を振り返る。』
『善意の集積は「事務所なし、人件費ゼロ」の運営を実現。年間数百万円の広告収入で、サーバー使用料など経費をまかなうことができた。』
『これからの十年も、難題が待ち受けている。中でも頭が痛いのは、運営体制だ。とりまとめ作業にあたる五人のスタッフは、いずれも手弁当。手当も経費も満足に支給できない状態が続くようだと、存続そのものが危うくなる。NPO法人(特定非営利活動法人)になって、要員を確保し財政基盤を整えた米国の電子図書館「プロジェクト・グーテンベルク」は、参考になるかもしれない。』
『文化庁は没後五十年から七十年に延ばすことを検討しているが、さかのぼって適用されると、「蔵書」の半数がお蔵入りしてしまうという。』

僕もこの著作権延長反対の署名に郵送で参加したけれど、今の政府は何から何までアメリカ追従だからなぁ。日本にある米軍基地は、あたかも日本を占領し続けているようだもの。そんなことで日本に文化が芽生えないとしたら、まったくもって歯がゆい思いだ。

「ウルフラム氏のチューリングマシン」を20歳の学生が証明

もっとも単純なチューリングマシンの仮説を立てたウルフラム氏は、それに賞金をかけた。
そしたら、47日後に20歳の学生が証明してしまったという話・・・。

WIRED VISION / 「ウルフラム氏のチューリングマシン」を20歳の学生が証
『今ではハードウェアをソフトウェアと切り離すことは当たり前になっているが、チューリングはこれを理論として考え出した最初の1人で、ソフトウェアを交換すれば、単一の機器であらゆる計算が可能なことを理論的に示した。
ただし、チューリングマシンの実物が作られたことはない――これはあくまで理論上の概念で、このマシンに必要な条件が理論的に設定されたにすぎないからだ。そして、科学者たちは相手の理論をよりいっそう単純化しようと競い合うのが常だ。』
『「誰かが賞金を勝ち取るまでにどれほど時間がかかるのかわからなかった。1ヵ月か? 1年か? 10年か? 100年か? あるいはもしかするとこの問題は、そもそも決定可能ではないのかもしれない……」と、Wolfram氏は10月24日(米国時間)、自身のブログに書いている
だが、コンテスト開催を発表してからわずか47日後に、Wolfram氏は、米国の法律ではまだアルコールも買えない年齢のSmithさんから、Wolfram氏の仮説が正しいことの証明とコードが含まれた40ページにわたるファイル(PDF形式)を受け取った。』

この世界、どこにどんな人がいるか分からないという話だ・・・。
原文は勿論英語なので、僕には分からない・・・。

日曜日, 10月 28, 2007

ダ・ビンチの「最後の晩餐」、デジタル版がネットに

見てみたいものだが混雑しているのか繋がらない。

ダ・ビンチの「最後の晩餐」、デジタル版がネットに :REUTERS
『イタリアのデジタル画像処理会社HAL9000が27日、同社のウェブサイト(www.haltadefinizione.com)に160─170億画素の画像を掲載する。』
『ネット上に掲載されることで「最後の晩餐」は自宅のパソコンから見られるようになり、芸術愛好家だけでなく、いろいろな解釈を唱える人たちの注目も集めることになりそうだ。』

東電、08年度は赤字転落へ…料金値上げ検討

電気料の値上げは困るなぁ。
原発に頼りすぎの結果がこれだ。油に切り替えるしかないだろうから、高く付くのは必至。でも、すべて利用者に転嫁されてもなぁ!

東電、08年度は赤字転落へ…料金値上げ検討(読売新聞) - goo ニュース
『東京電力は27日、新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の運転停止や、原油価格高騰の影響で、2008年度の費用負担が07年度の当初見込みに比べ6000億円程度増えるとの見通しを明らかにした。』
『08年度(09年3月期)決算で赤字に転落することはほぼ確実となり、電気料金の値上げが検討課題として浮上してきた。』
『関係者によると、東電は、柏崎刈羽原発の08年度中の再稼働を絶望視している。火力発電の稼働を高めざるを得ず、運営コストがかさむほか、燃料費の高騰が費用負担を大きく押し上げる見込みだ。』

国の指導もできるだけ採算を切りつめて、大幅な余力を持たさないようにしているようだから、逃げ場がないか。国にも指導責任はあるのだから、知らんぷりを決め込むのも無責任だなぁ。

土曜日, 10月 27, 2007

ビデオ撮りの失敗

先日、BSとNHK総合で放送されたポアンカレ予想を説いた数学者のドキュメントを放映していたが、ビデオ撮りに失敗してしまった。僕はビデオの機械がどうしてこうもうまく操作できないんだろう?
『(3次元)ポアンカレ予想(ポワンカレ予想とも。Poincaré conjecture)とは「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S3に同相である」という予想であり、1904年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提出された。以来ほぼ100年に渡り未解決だったが、2002年から2003年に掛けてロシア人数学者グリゴリー・ペレルマンはこれを証明したとする複数の論文をarXivに掲載した。これらの論文について2006年の夏頃まで複数の数学者チームによる検証が行われた結果、現在では彼が実際に証明に成功したと考えられている。ペレルマンはこの業績によって2006年のフィールズ賞を受賞した(但し本人は受賞を辞退)。』(Wikipediaから)

NHKの番組紹介では、
『宇宙に果てはあるのか?宇宙は一体どんな形なのか?
人類が長年、問い続けてきた謎に大きく迫るヒントが去年見つかった。百年もの間、誰も解けな かった数学の難問「ポアンカレ予想」が証明され、宇宙がとりうる複数の形が初めて明らかになったのだ。世紀の難問を解いたのはロシアの数学者グリゴリ・ペ レリマン(41)。その功績により、数学界最高の栄誉とされるフィールズ賞の受賞が決まったが、彼は受賞を拒否し、数学の表舞台から消え去ってしまった。 その真意をめぐって様々な憶測を生んでいる。「ポアンカレ予想」にはこれまで、幾多の天才たちが魅了され、人生のすべてを賭けて挑み、そして敗れ去ってき た。ペレリマンがその栄誉に背を向け、姿を消したのはなぜか。そもそも数学者はなぜ難問に挑み続けるのか。番組は、ポアンカレ予想が解けるまでの百年にわ たる天才たちの格闘のドラマを追い、ともすれば取りつきにくい純粋数学の世界と数学者たちの数奇な人間模様を描いていく。』

・・・となっているが、それまで他の数学者たちはトポロジーによって解けるはずだと奮闘していたが、2002年にインターネット上にその解が乗せられているという噂が広がったらしい。その論文は、微分幾何学と物理学で書かれていてみんな理解できないものだから、アメリカにペレリマンを招いて説明してもらったらしい。そして、どうも本物らしいということになったそうだ。
番組では高校のかつてのペレリマンの恩師が、携帯で本人と連絡して会いたい旨話したのだが、断られたところで終わりになっていた。
番組の中でおもしろかったのは、サーストン博士が宇宙がとりうる形にはどんなものがあるか考えたところだった。それによると、8種類の部品から成り立っていて、ひとつは丸い断片、他はドーナツ型のようなものであった。これを幾何化予想というらしいが、いずれにしろ、実際どうなっているかは、WMAPなどによって現在観測途中ということに落ち着いたらしい。

噂の脳内メーカーを試した

 
なんとまぁ、単純で情けない結果になった。
遊びとは思えないほど、ぴったりの感じだ。
こりゃぁー、使えそうだな!
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宇宙に太陽光発電所

東京新聞の記事から・・・、
『米国防総省の研究グループはこのほど、宇宙に巨大な太陽光発電装置を打ち上げて地球に送電するシステムを2050年までに商業化することを念頭に、他国とも協力して十年以内に小型実証衛星を打ち上げるべきだとする報告書をまとめた。』
『見込まれる実用システムとしては、高度約三万六千㌔の静止軌道に五㌔程度の間隔で二組の反射鏡を配置。中央の太陽電池パネルに光を集め、電力をマイクロ波に変換して地上の直径五百㍍以上の受信装置に送電する。電気出力は最大で原発八―十基分に相当する一千万キロワット。』

ありゃりゃ、こんな計画は日本でも考えていてほしかったなぁ。もっとも、このシステムの重量は国際宇宙ステーションの6倍以上になるというから、ロケット技術の不安定な日本ではまだ、無理な発想だったかも・・・。しかし、高速増殖炉に多額の金額を際限なくつぎ込むよりも、こちらの方が遙かに実現可能なシステムかも知れないぞ。

金曜日, 10月 26, 2007

東京視点

NHKラジオの深夜便を聞いていたら、可越さんという人がインターネットラジオで日中の相互理解のための、ビデオを流していることが分かった。
2003年5月制作の「私の日本人おばあちゃん」がどうも、こうした行動を起こすもとになった動機の人のようだ。
そういえば、娘の友人の台湾の娘さんはどうしているかなぁ?

水曜日, 10月 24, 2007

携帯メアドも“ポータビリティー”PCと同じ第三者サービス検討

ケータイの世界はこのところ動きが急になってきた。
もう少し様子を見ていよう。
そういえば、地デジも2011年だし、社会保障カードも2011年を目指している。
僕の市の健康保険証も来年からカード化される。
首都高もETCが付いていないと、来年の秋から通行するのに不便この上なくなりそうだ。
うーん、とりあえず2011年頃があれやこれやの一区切りの目安となるかな?

携帯メアドも“ポータビリティー”PCと同じ第三者サービス検討 - CNET Japan
『携帯用メールは現在、携帯電話会社が送受信サーバーを用意し、自社の端末利用者へ独占的にサービスを提供している。ただ、携帯電話会社を変更するとアドレスも変わるため、会社変更の阻害要因になっている。
 総務省は、パソコン向けでは無料で利用できるメールサービスが浸透していることから、「携帯でも第三者のサービスを利用できれば、メールアドレスを変えなくて済む」と説明。具体的には、第三者が携帯電話会社のメールサーバーを介さず、利用者の端末へ直接送受信できる仕組みを想定している。』

こういう考え方は当然だ。ケータイ各社は反対するだろうけど、是非実現させてもらいたいものだ。

火曜日, 10月 23, 2007

児童虐待

まず、アメリカで起きた驚くべきニュースから・・・、

父親が赤ん坊を電子レンジに=弁護士は「心神喪失」と主張-米 - JIJI PRESS
『米紙によると、20歳の男が生後2カ月の自分の娘を電子レンジで加熱し、大やけどを負わせたとして、テキサス州ガルベストンの警察に逮捕された。男の弁護士は先週、善悪の判断ができない状態だったとして、心神喪失(精神障害)の認定を裁判所に申請した。
 男はアーカンソー州出身で、牧師になるために妻と娘を連れガルベストンを訪れ、ホテルに滞在。事件が起きたのは今年5月で、男は当時2カ月の娘を殴り、金庫や冷蔵庫に押し込めた後、電子レンジに入れて10-20秒程度加熱したという。』

牧師になろうとする男のすることなのか?信じられない事件。2ヶ月の赤ん坊を殴るとは信じられないし、その他の行動も、猟奇事件に属するもののようだ。日本でも赤ん坊をコンクリート詰めにして持ち歩いていた母親がいた。
次に、東京新聞の青木信人氏のコラムから・・・、
『ある女子少年院で少女の口から出た話を、私はなかなか信じることができなかった。彼女ばかりか、姉も妹も、それぞれ小学五年生ころになると、実の父親から継続的に性的虐待を受けていたというのだ。』
『別の少女は、義母からさまざまな身体的虐待を受けていた(彼女は、話す間ずっと涙をこぼし、時に激しく鳴咽した)。』
『二十年前、私たちは児童虐待という事実をまだしっかりと「発見」していなかった。しつけとの区別すらつかない状態だった。今、児童虐待はれっきとした犯罪として認知される。にもかかわらず、事態が改善される兆しは見られない。』

こうした児童虐待は、どこから生まれてくるのだろうか。原因が多すぎて、判断にとまどうばかりである。親に問題があるのは間違いないが、そうした親をこの社会はどうしてこうも大勢生み出しているのか?この社会病理の原因はどこにあるのか?おそらくこれらの親の精神鑑定をしただけでは問題の核心は見えてこないだろう。

どこへ行く?パソコンのリサイクル法

僕は去年、新しいパソコンを購入するに当たって、大手家電量販店で古いパソコンを引き取ってもらおうとしたが、断られた。仕方なく、知り合いの電気屋さんに頼んで処分してもらった。
皆さんはポンコツになったパソコンを含む、ルーターやハブ、ケーブルなどの処理をどうしていらっしゃいますか?気軽に処分してくれるところがあったら教えていただきたい。

どこへ行く?パソコンのリサイクル法:ITpro
『パソコンのリサイクル制度は,事業系パソコンで2001年4月から,家庭系パソコンでは2003年10月から始まった。だが,メーカーだけに自主回収と再資源化の義務を課しているこの仕組みは半ば機能不全に陥っている。法に従ってメーカーが作った回収・再資源化ルートでリサイクルされるのは,年間約750 万台排出される使用済みパソコンのうちわずか十数%と見られている。メーカーによる回収実績を見てもほぼ頭打ちの状況にある。』
『家電リサイクルで指定されている4品目(エアコン,冷蔵庫,洗濯機,ブラウン管テレビ)は年間約2300万台が排出され,家電リサイクル法によるメーカーの再資源化ルートで処理されるのは約半数の1200万台ほど。パソコンよりははるかに実効性は上がっているとは言え,1000万台以上の家電製品がどのように処理されているかが把握できていない。この,いわゆる「見えないフロー」の実態を明らかにするため,国は大規模な調査を実施した。このため,家電リサイクル法改正案の審議期間が大幅に伸び,当初予定されていた通常国会への年内提出は見送られた。』
『そもそも7年前にリサイクル制度を設計したときは,国内で完結するリサイクルシステムを前提としていた。これほどの数が海外に流れるとは“想定外”だったわけで,この現実が今,制度見直しに際して大きな課題を投げかけている。つまり,元々「国内の資源を有効活用する」という理念のもとに作られたリサイクル法が,「輸出先の環境汚染」や「国際的な資源セキュリティ(安全保障)」というグローバル化がもたらした課題に直面することになったわけである。』
『使用済みパソコンを有価で買い取ったり,無料で引き取ってくれる業者がいる限り,メーカー系のリサイクルシステムの稼働率は上がらない。メーカーだけにリサイクルの責務を負わせるのではなく,大企業などの大口ユーザーやリース事業者にも対応を求めようという動きがある。』

う~ん、個人としては、時々軽トラックでまわってくる、「古いパソコン引き取りま~す。」とスピーカーで連呼している叔父さんに頼むのが一番手っ取り早いということになる。正規のリサイクル機関に電話で尋ねたときには法外な値段を提示されてビックリしてやめてしまったものだから・・・。

Microsoft,競争法違反を巡る欧州委員会の決定に完全遵守で合意

欧州では今までも各政府機関がLinuxを採用する動きが盛んだった。
相手がEUだったことが、Microsoftを屈服させることのできた最大の要因だろう。

Microsoft,競争法違反を巡る欧州委員会の決定に完全遵守で合意:ITpro
『ECは,Microsoftが欧州市場におけるパソコンOSの独占的立場を悪用し,サーバーOSやメディア・プレーヤの販売に関してEU競争法に違反したとして,4億9720万ユーロの罰金支払いを含む是正措置を2004年3月に決定。競合他社の製品がWindows搭載パソコンやサーバー上で完全な互換性を確保できるようWindowsのインタフェース情報を開示するなどの業務改善を求めた。』
『今回Microsoftは,第一審裁判所の判決に対して上訴しないことを表明した。ECと建設的な話し合いを行い,(ECの決定に従うために必要な)追加の措置について合意。ECは,追加措置の主な内容が,(1)オープンソースのビジネス・モデルに対応したライセンス条件への変更,(2)オープンソース開発者に課すロイヤリティを1万ユーロの1回払いに減額,(3)特許ライセンスのロイヤリティ率を0.4%に設定---であることを明らかにした。』

一方、日本は完全にマイクロソフトの上得意先になっている。これは、僕はかつての日米貿易摩擦の際に日本製OSのTRONを採用しなかったことから始まったと思っている。それに、日本の大学は、UNIXの教育で致命的に後れをとってしまったためだとも思っている。Internetの採用を遅れに遅らせたのと同じ原因だ。
これと同じような事は、今も起こっている。公用文書のフォーマットをPDFにしたことだ。これも、あとで臍をかむような結果にならなければいいが・・・。

日曜日, 10月 21, 2007

"負け組"救済

東京新聞の二つのコラムから・・・、
一つ目はドナルド・ドーア氏のもの・・・、
『「生活保護費抑制のモデル地区だった北九州市で、ついに三番目の餓死事件、それも日記をつけるほど『中流文化』の男だったため、今度は日本でもかなりの騒ぎになった」という報道は、最近イタリア版のインターナショナル・ヘラルド・トリビューンの一面記事となった。』
『小泉・竹中路線の改革論者のセリフは「保護主義・護送船団方式を退け、規制を撤廃して自立精神を重視する。その代わり、弱者、負け組のためセーフティーネットがなければならない」だった。だが、結局穴だらけのネットではないか。』
『英国の主要な対策となっているのは賃金補填である。実は保守党が始めた制度で、その構想の起源は市場原理主義中興の祖ミルトン・フリードマンの「負の所得税」にさかのぼる。』
『元自治省役人の岡本全勝氏が、最低賃金制を論じたそのブログにこう書いている。「生活保護を下回る賃金は、憲法違反といえないでしょうか。生活保護費との差を公費で補填すべし、という議論が出てこないのでしょうか。」』

文化的最低水準の生活を憲法で保障されているはずの日本で、生活保護を打ち切られて、それも半ば強制的に「自立した生活をします」という一筆をとられて、そのあげくの餓死者がでたのであった。このような事態を避けるための生活保護制度であるべきだろう。
もう一つは、藤本由香里氏のコラム・・・、
『二〇〇八年度から生活保護費を削減する方針の厚生労働省は、おととい19日の夜、給付の基本となる基準額(食費・光熱費などの最低生活費)の引き下げ幅など、具体的な内容を話し合う第一回「生活扶助基準に関する検討会」を開催。』
『つまり、働いても生活保護水準以下なのなら、生活保護基準の方を切り下げてしまおう、というわけだ。』
『なんとかしなければならないのは、「人を安く使い捨てる」ことを奨励してきた制度の方であり、生活保護基準の方ではないはずだ。』
『弱者を切り捨てることで国は豊かにならない。今、別の再配分が求められている。』

イギリスの例と比べて考えてみると、民主主義の歴史の差が厳然とあることを教えられる。ドーア氏はしっかりした政治家のリーダーを求め、社会科学者に嘆くだけでなく、まじめに検討することをすすめている。
歴史の積み重ね、学問の積み重ねの重みを感じるなぁ。

土曜日, 10月 20, 2007

ダライ・ラマ褒章と中国

ま、ありそうなことだ。

中国が米国の検索エンジンを「ジャック」?--ダライ・ラマ褒章への報復か - CNET Japan
『米連邦議会は米国時間10月17日、Dalai Lama氏に対して「議会名誉黄金勲章」を授与した。これに腹を立てた中国政府が、報復として米国の検索エンジンを「ジャック」した可能性がある。
 Danny Sullivan氏のブログ「Search Engine Land」によると、中国国内から、あるいは中国のインターネットサービスプロバイダ(ISP)を利用して、GoogleやYahoo、Microsoftの検索エンジンにアクセスしようとした多くのユーザーが、中国の検索エンジン「Baidu」(百度)にリダイレクトされたという。』

大人げないといえばそれまでだが、国内の情報操作という観点から見れば大いにありそうなことだ。
チベットに送り込んだ中国人は多数でも、元からのチベット人にこうした情報を知られては困るに違いないもの。

トーリ監督「出来高は侮辱」=球団の姿勢にも不満

これで来期は松井も放出されそうだなぁ?

トーリ監督「出来高は侮辱」=球団の姿勢にも不満-米大リーグ・ヤンキース - JIJI PRESS
『退任が決まったジョー・トーリ監督が19日、当地で会見し、再契約を拒否した理由について「(1年の)契約年数が不満だった。出来高(条項)はわたしへの侮辱だ」と話した。』
『同監督は「重要なのは金額ではない。(球団の)姿勢と信頼だ」と述べた。』

同球団のオーナーは息子2人にオーナーの座を譲ったから、これからは球団のカラーも変るだろうな?

モナリザのまゆ毛

眉毛のあるモナリザはどんなもの?「左目の上にまゆ毛とみられる筆跡がある」だけじゃなぁ。
2億4000万画素のカメラってどうやって作ったんだろう?

モナリザにまゆ毛あった 高解像カメラで分析(共同通信) - goo ニュース
『米CNNテレビは19日、レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」に、当初はまゆ毛が描かれていたとみられることが、高解像度カメラによる分析で分かった、と伝えた。』

金曜日, 10月 19, 2007

デスパレート・ワイブズ(絶望的な妻たち)に見るアメリカの良心

男女の役割分担は? 元来両性の役割とは?

日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: デスパレート・ワイブズ(絶望的な妻たち)に見るアメリカの良心 ー 辰巳渚氏
『このテレビドラマのセリフが出てきた場面は、育児を夫に任せ、再就職したキャリアウーマンの妻が、仕事と家庭の両立で奮闘し、母親を追う息子を見て罪悪感に苦しんで涙するとき、主夫業に奮闘している夫が「大丈夫。子どもはちゃんとわかっている」と慰めるシーンだった。母親失格ではないか、仕事をやめて家庭に戻るべきではないか、と自信を喪失している妻を、責めることなく夫は励ます。このシーンからいっても、保守的な家庭観への単純な回帰ではないことが、よくわかるだろう。ウーマンリブと女性の自立を積極的に推し進め、そのバックラッシュ現象として育児や家庭への回帰も起きているというアメリカだからこそ、このような発言がなされるのだと思う。』
『私は、いまどきのかいがいしい父親たちを見るたびに、ちょっと不安になるのだ。世の中に、「母親」ばかりが増えるのではないか。夫婦がふたりの母親になることで、妻は「私が要である」という認識を持ちにくく、夫は「私が支えとなる」という認識を持ちにくくなる。それでうまくいくなら何も問題はないけれど、ひとつの共同体には船頭は複数いないほうがうまくいくのは、共同体の大小を問わない定理のように思う。』

アメリカには二つの顔があるように思う。一方では男女平等思想が発達していて、もう一方では男尊女卑が厳然とある・・・というような。
両性があるということは、それぞれの役割が分かれていることは確かなのだろう。それぞれの特徴が十全に発揮できるような社会であってほしいものだ。

国の存亡を左右する技術流出を防げ

日本の政界・経済界はどれだけ真剣に取り組んでいるか。愛国心の問題だけど・・・。

日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: 国の存亡を左右する技術流出を防げ ー 藤末健三氏
『技術流出にはデータ、ヒト、モノの三タイプがある』
『これは古くから指摘されてきた問題でした。1990年に「不正競争防止法」を改正し、営業秘密の不正取得・使用・開示行為について民事的保護(差止請求、損害賠償請求等)が導入されました。
 その後、2003年には「技術流出防止指針」策定・公表し、不正競争防止法の改正による営業秘密の不正使用・開示行為などについて、刑事罰(3年以下の懲役又は300万円以下の罰金)を導入しました。
 そして、2006年には「不正競争防止法の改正を行い、罰則の大幅な引き上げ (10年以下の懲役、1000万円以下の罰金、法人処罰3億円以下)を行いました。改正の結果、ヒトによる技術の流出は大きく減ったようです。』
『米国には、他国企業による米国企業の買収を調査し、差し止めができる「エクソン・フロリオ条項」があります。例えば、中国系石油企業が米国企業を買収することをけん制しました(条項が発動する前に、中国企業は自主的に取りやめました)。
 英国、フランス、ドイツも武器関連技術の流出などを懸念し外資による国内企業買収の規制を強化しています。安全保障やテロ対策に関する買収に規制をかけるのは世界の潮流となっています。』
『技術流出は、完全に止めることはできないと思います。それでもわが国と、その企業に大切な技術の流出はなるべく遅らせることが必要です。次世代の技術を確立していく「攻め」に集中するだけでなく、技術の流出を防ぐ「守り」もしっかりとやることが、わが国には必要になっているのです。』

最近では、トヨタの米国社長がヘッドハンティングされたのも一例か?
政治家も、財界首脳も、目先のことばかりを追わないで将来の日本をしっかり見据えて行動してもらいたいものだ。

木曜日, 10月 18, 2007

Windowsに未来はあるか

企業ベースで考えた場合は明らかに以下のような考え方が成立するだろう。
でも、個人のパソコンについては、将来どんな青写真が描かれるのだろうか。

Windowsに未来はあるか:ITpro
『これまで企業におけるパソコンの位置づけは,ワープロや表計算などのソフトをインストールして動かすための機械だったと言える。パソコンがすべてのデータを処理するので,高機能なソフトを動かしたり複雑な処理をさせたりするには,より高性能なパソコンが必要になった。
 そんな“常識”が,企業に高速なネットワークインフラが整備されるようになったことで,根底から覆され始めている。サーバーにインストールした業務アプリケーションをWebブラウザから呼び出して使うWebアプリケーションや,SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の存在感が増してきたのである。』

確かに、ソフトはサーバー側で動かして、端末はシンクライアントで行けばセキュリティー上でも理想的だ。
でも、僕のパソコンには、お遊びのソフトから百科事典までありとあらゆる僕好みのソフトが入っている。それに個人データもだ。こういったものまで将来は商業主義ベースのサーバーに任せられるだろうか?やっぱり僕用のパソコンはそれなりの性能と個人で使うのに便利な機能が欲しい。

「インターネットよりもグリーン技術に投資」--ビル・ジョイ氏

ビル・ジョイ氏は投資家であったか?
でも、こういう事を言えるのはとんでもない資産家であるということなんだろうな。

「インターネットよりもグリーン技術に投資」--ビル・ジョイ氏 - CNET Japan
『インターネット分野における伝説の技術者であるBill Joy氏が、インターネットより良い投資先を見つけたという。その良い投資先とはグリーン技術だ。』
『Joy氏は、インターネット分野を「現在とんでもなくおかしなことになっている」と表現し、そういった分野への投資はいくつかの半導体企業を別にして避けているという。対照的に、地球温暖化という問題は差し迫っているため、エネルギー技術やグリーン技術への投資によって、イノベーションを生み出すための素晴らしいチャンスが与えられることになると、同氏は述べる。』

とんでもなくおかしな事になっているインターネット分野とは、商業主義がはびこりすぎてしまったということなのだろう。この記事では、インターネットの世界がおかしな事になっている原因についてはふれられていないなぁ。
『Joy氏は「価格が妥当な初期段階にある、本当に上質のベンチャー企業はまだ存在している。これはインターネット分野の企業にはあてはまらない。インターネット分野はとんでもなくおかしな状態にあるため、それほど過熱していない分野を対象にするのはよいことだ」と述べている。』

そうか、インターネット分野は商業的に加熱しすぎているというだけのことをいっているのか。単純に投資家の目から見ただけのことな訳だな・・・。ちょっとつまらないなぁ、こんなことがニュースになるのは・・・。

「手のひら返し」現象とヒール

今朝の東京新聞におもしろいコラムが出ていた。
いずれもマスコミの身勝手さと、民衆の付和雷同現象に対する警鐘だ。
『人気の絶頂から一転、非難の対象ヘ-。そんなドラマがスポーツ界、芸能界で繰り広げられている。ボクシングの亀田一家に、女優の沢尻エリカさん、さらに横綱朝青龍関も。政界では安倍晋三前首相もそのたぐいかもしれない。あつという間に世間が「手のひらを返す」現象が意味するものは?』
『森氏はこの反応を物理学の「相転移」にたとえる。水から氷など、ある臨界状態を経ると物質の形態が一変する現象を意味する。「亀田一家の悪態も沢尻さんの高慢さも、プロとしてのある種の”売り”。政治の方向性だけなら、安倍氏の後任は麻生氏だった。でもそうならず、変わってしまう。これは日本人が臨界状態にあるからでは」世間の「相転移」は付和雷同と一斉傾斜が特徴という。「良い方向に出た例は高度経済成長だが、逆は戦争。阪神大震災から北朝鮮の拉致事件まで、かきたてられた社会不安を監視社会がさらに膨らませている。いまはタレントなどの話で済んでいるが、これが国の方向性に発展すると怖い」』

漫画家の倉田真由美さんは、
『亀田家の進退が、連日マスコミをにぎわしている。確かに、彼らは興味を引くキャラクターだ。もはや彼らはヒーローではなく、完全にヒール(悪役)である。たんかや大見えは、勝っているうちはかっこよく聞こえるが、負ければただの負け犬の速ぼえである。』
『・・・。昨年の村上フアンド、ホリエモン、最近では朝青龍や沢尻エリカ、そして亀田家。「高く上がった者が凋落する」ことに、国中が暗い愉悦を感じているような気がしてならない。非難するのはいいが、節度は必要だ。他人に石を投げる前に、石を持った自分の姿をよく見てほしいと思う。』

・・・と警鐘を鳴らしている。
亀田家の例に見れば、TBSの豹変ぶりが一番際だっていたという。僕は、ボクシングを嘗めているような人の試合を見ることなど興味なく、テレビは見ていなかったが、見ていた精神科医の斎藤学氏によれば、
『・・・面白かったのはテレビ局が敢然とフアンというか世間というか、そうしたものに挑戦していたことで、「へぇ、そこまでやるか、いい度胸だ」と思った。試合が進むに連れ、客席から「ナイトー、ナイトー」とチャンピオンを励ます声が湧き出したが、アナウンサーたちはケガ狙いの反則を繰り返す挑戦者の肩を露骨に持つ。チャンピオンは試合前に「無敗の挑戦者が倒れるのを皆が見たがっている」というようなことを言っていたが、私もつい、そんな気になった。つまり、世間を舐めたテレビ屋の陰謀に乗せられてしまったわけだ。悔しい。』

・・・ということだそうだ。
旧来の日本人の性向と、つまり村社会的な掟のような言動と、最近に見る日本社会構造の疲弊による歪んだ人々の行動とはどこかでつながっているのだろうか?

火曜日, 10月 16, 2007

「かぐや」と「おきな」と「おうな」

月にはウサギがいて餅を搗いているに違いない。

「かぐや」から分離した2つの子衛星、「おきな」「おうな」と命名
『この愛称は、リレー衛星およびVRAD衛星(Vstar)が主衛星「かぐや」より高い軌道を回る様子が、「おきな(おじいさん)、おうな(おばあさん)」が「かぐや姫」を見守り、慈しむイメージを思い起こさせるとして、プロジェクト関係者が挙げた候補の中から選ばれた。』

YouTube、著作権侵害コンテンツ発見のための「Video ID」テストを開始

いったい最終的にどんなところに落ち着くんだろう。・・・著作権の問題!

YouTube、著作権侵害コンテンツ発見のための「Video ID」テストを開始
『これまで、YouTubeでは著作権者の意向に反するコンテンツを発見するために、動画の中で再生される音声情報に基づいてコンテンツを識別する技術をサードパーティからライセンスし、それをもとに著作権者と共同で作業に当たっていた。』
『今回、YouTubeがGoogleと共同開発したYouTube Video IDは、動画をいくつかの要素をもとに識別できるとしている。』
『この問題について著作権者側では、YouTubeに対して1億ドルの損害賠償請求を行なっている米メディア最大手のViacomは、あくまで著作権を侵害しているコンテンツをYouTubeで公開する前に事前に取り下げるよう強く求めるなど、違法コンテンツのチェックを公開前に行なうのか公開後かという点をめぐって、YouTubeとの議論は平行線をたどっている状況だ。』

投稿されたことによってかえって著作権者が利益を上げうる場合があるというのは、さて、どうだろう。少なくとも大手の会社ではないな?

国会図書館、約800万件のデジタルデータを検索できるポータル「PORTA」

これは便利そうだ。
早速登録してみよう。

国会図書館、約800万件のデジタルデータを検索できるポータル「PORTA」
PORTAは、国会図書館が保有する「近代デジタルライブラリー」「NDL蔵書目録(和図書・和雑誌)」など12種類のデジタルアーカイブのほか、青空文庫や国立公文書館デジタルアーカイブなど協力機関8種類のアーカイブを一元的に検索できるサービスなどを提供するポータルサイト。』
『サイトでは検索サービスのほか、新着・更新コンテンツの一覧表示やアクセスランキング、キーワードランキングなどを提供。また、無料のユーザー登録を行なうと、ログイン画面のパーソナライズやデータのブックマーク機能が利用可能となり、ブックマーク機能では他のユーザーがブックマークしたデータを見ることができるソーシャル機能も備える。』

ちょっと覗いたところでは、使いこなすまでが大変かな?馴れたら使いやすくなるかな?

月曜日, 10月 15, 2007

レッドハットとノベル、特許権侵害で提訴される

以前のSCOの場合は、明らかに取れれば儲けものといった側面が見て取れたが、今回の場合はどうなのだろう。

レッドハットとノベル、特許権侵害で提訴される--Linuxベンダーで初めて
『IP InnovationとTechnology Licensing Corporationの2社が米国時間10月9日、Linux販売大手のRed HatとNovellを提訴した。テキサス州東部地区の連邦地方裁判所に提出された訴状(PDFファイル)によると、Red HatとNovellが販売するソフトウェア製品が、米国特許5072412号「ディスプレイシステムオブジェクトを共有するための複数の作業領域を備えたユーザーインターフェース」と、他の2件の同様の名称の特許を侵害しているという。IP Innovationらは、損害賠償と今後一切の侵害を禁じる終局差し止め命令を求めている。』

前回は、UNIXコードの一部を盗用しているというものだったが、今回はちょっと趣が違うようだ。
『長年オープンソース関連の法律問題を手掛けてきたDLA Piper法律事務所の知的財産権担当弁護士であるMark Radcliffe氏は、自身のブログで「私を含め、オープンソース業界に携わる多くの弁護士は、かなり前からオープンソース企業に対する特許侵害訴訟について懸念してきたが、恐らく今回の訴訟は、パテントトロールがオープンソースライセンサーに対して起こした初めての訴訟と思われる」と述べている。米証券取引委員会(SEC)の企業ファイルによると、IP InnovationはAcacia Technologiesの子会社となっている。』

パテントトロール・・・米国企業に特有のやり方だ。
『企業にとって、特許ライセンスの購入は特許侵害訴訟を回避する最も素早い方法である場合が多い。しかし、企業がそのような方法を取る理由はそれだけではない。長期に及ぶ特許権侵害訴訟を戦うには、莫大な費用がかかる上に、多くの従業員の労働時間が訴訟のためだけに費やされることになる。それなら、ライセンスを購入した方が企業にとっては安上がりなのだ。』
『・・・また一般的に、特許制度はオープンソースソフトウェア一般とやや相容れない面がある。前者は発明者に期限付きの独占権を与えるものであり、逆に後者は技術の自由な共有を認めるものであるからだ。』
『Jones氏は今回の訴訟とMicrosoftとの間の2つの関係を指摘している。この2つは、Acaciaのウェブサイトにも掲載されている。10月に Acaciaにシニアバイスプレジデントとして入社したBrad Brunell氏は、それ以前にMicrosoftで16年間勤務していた。その間、同氏は知的財産権のライセンシング担当ゼネラルマネージャーなどを務めた。また、同じく7月にバイスプレジデントとして入社したJonathan Taub氏も、それ以前にMicrosoftで同社のモバイル、組込型デバイス部門の戦略的提携担当ディレクターを務めていた。』

Red HatとNovellは、LInuxを販売している会社の中で、もっとも利益を上げていると見られ、取れそうなところからとってやろうという意図が感じられる。以前のSCOが相手に選んだIBMは資金が潤沢の上、企業としてのライセンスには厳格な防御線を張っていた。
今回は、事情がちょっと違っているというべきだろう。さて、どんな成り行きになるだろうか?

ノーベル平和賞を受賞した、アル・ゴア元米副大統領のメッセージとは

北極の氷が急速に溶けてしまっているらしい。
10年後に予想していた氷の溶解が、既に現在、その状態に達してしまったらしい。
地球の温暖化は、予想を上回る速度で進んでいるようだ。

ノーベル平和賞を受賞した、アル・ゴア元米副大統領のメッセージとは - CNET Japan Innovation Conference
ゴア米国元副大統領、地球温暖化問題でシリコンバレーに期待 ・元米国副大統領のアル・ゴア氏は米国時間2月2日、同日発表された地球温暖化に関する最新の科学報告書を読めば、気候危機の真実性やその原因の大半が人間にあるとする説に対する疑念は払拭されるだろう、と語った。
2007/02/05 21:45
元米副大統領のアル・ゴア氏が訴える地球の危機 ・米大統領になりそこねた人物として最も有名な男、アル・ゴア氏。彼が今もっとも心血を注ぐのが地球温暖化問題だ。そして、今世界に不足しているのは解決策ではなく、人々の「行動する意志」だという。
2007/01/16 01:50
元副大統領のゴア氏:「科学者は地球温暖化対策の啓蒙活動を」 ・アル・ゴア元米国副大統領は米国時間12月14日、聴衆として集まった科学者らを前に、科学者は率先して人々に気候変動の危険性を訴える必要があると語った。
2006/12/15 19:57
ビデオ:地球温暖化を食い止めよ--ゴア元米副大統領が語る「不都合な真実」 ・クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙で破れたアル・ゴア氏。彼はいま、映画「不都合な真実」を通じて、地球に起きている温暖化の危険性を世界中に訴えている。
2007/01/23 10:10

文化なき経済の弱点

ヨットレースを引き合いに出して、文化論を述べているのだけれど、「経済を支えるのは文化である」ということを強調していて、現在の日本の世界の中での位置を確認している。

文化なき経済の弱点 (宮田秀明の「経営の設計学」):NBonline(日経ビジネス)
『EUをリードする各国政府の経営は、日本の政府のビジョンも戦略もない経営と比べれば、はるかに優れている。しかし、それだけではなく、EU文化の 力強さが経済にも表れたと見ることもできる。経済の上位概念としてしっかり文化を守り育てているのがEUと言えるかもしれない。
 文化よりお金を尊重する米国社会というイメージは短絡的すぎるかもしれないが、米国流の社会モデルよりも、経済と文化を両輪として考えるEU的価値観による社会モデルをもっと理解した方がよいのではないだろうか。
 140年前に明治政府が行ったように、もう一度EUの行政モデルを学習すべきとさえ思う。
 「しっかりした文化が経済を支える」。「しっかりした経済が文化を支える」。このことを示しているのがEU社会だろう。
 日本でも、江戸文化が明治以降の経済発展を支えたという説は否定できないだろう。逆に、現在の中国の急激な成長の不安要因は実は、中国文化の未成熟さかもしれない。
 日本では、経済と文化の関係は、過去60年間、強大な米国の影響力によって軽視され続けてきたと言えるかもしれない。21世紀になって、アジアの発展と並行して進められたEUの新たな進歩から、改めて経済と文化の相乗効果を認識しなければいけない時にきていると思う。』
『科学と技術は創造するものだ。同じように経済も経営も創造するものだ。伝承すべきもの、守るべきものである以上に創造しなくてならないものだ。その 中で実は文化も創造されていることを忘れてはいけない。それが健全な社会の進歩と言えるだろう。すべての組織と個人が、経済だけでなく文化も創造すること の大切さを意識し続けることが大切だ。
 日本では、文化といえば歴史や文学や芸術のことを考えてしまう傾向が強い。科学の文化も技術の文化の大切さも、もっと認識してほしい。ほんの一例 だが、海洋文化は太古には漁師や海賊たちの文化だった。今では、海という自然を舞台に進歩した科学と技術と人間が作る文化なのだ。』

現在の日本社会の制度疲労は、この「すべての組織と個人が、経済だけでなく文化も創造すること の大切さを意識し続けることが大切だ。」という部分が、日本にはなくなってしまったのかも知れない。事は、経済や海洋文化だけではなく、教育や社会の常識という分野にも同じようなことが言えるのではないだろうか。
最近の政治の世界の動きや、相撲界の不祥事や、親子間の殺人事件の多さに見る、日本社会のこの混沌さをどのように見たらいいのだろうか。中国と同じように、かつて確固としてあった日本文化が、今やすっかり忘れ去られてしまったのだろうか?

土曜日, 10月 13, 2007

パッチ・アダムスさん

東京新聞から・・・、
こんな人もいるんだ。アメリカという国の懐の広さを感じる。
『だれもが無料で診察を受けられ、医者と患者が交流しながら治療をする―。医学部卒業直後、現代医療に疑間を抱いた私は、そんな理想の病院を思い描きました。その「ゲズンハイト・インスティテュート(お達者で病院)」の建設に取り組むかたわら、長年、世界の被災地や難民キャンプ、福祉施設などを訪ね、愛と笑いによる癒やしの診療活動を続けています。』
『・・・。その時、構造的に変えなければいけないと思ったのです。世界の人がもっと愛し合えないだろうか。私のワークショップでは、初めての人同士、ハグをし、ふれ合い、心を通わせてもらいます。みんながみんなを愛するように。私はそのために働こうと決めたのです。』
『その愛の持つ力の偉大さを認識させてくれたのが母でした。ユーモアいっぱい、知識欲旺盛で、父の死後も仕事で忙しくても私と兄を十分な愛で満たしてくれました。例えば、母は「だれか寂しそうにしている人がいれば、あなたが声をかけてあげなさい」と話していました。愛は思うだけではだめなのです。考え、具体的に行動に移さなければ変わらないのです。』

参照・・・映画「パッチ・アダムス」(http://www.h2.dion.ne.jp/~mine/movie-0379.htm)
人類みな兄弟、人類皆家族、地球はグローバル・ビレッジ・・・分かってはいても、なかなか自分の生活に追われて、せいぜい募金活動に協力することぐらいが精一杯か・・・!?

木曜日, 10月 11, 2007

オープンソース/フリーソフトウェアを守れ--合言葉は「法廷で会おう」

あーぁ、だんだん難しいことになっていくなぁ!

オープンソース/フリーソフトウェアを守れ--合言葉は「法廷で 会おう」- CNET Japan
『これまでは、GNU General Public License(GPL)の違反が見つかると、関係者同士で静かな話し合いが行われてきた。オープンソースソフトウェアの不正利用から生じる規約遵守の問 題は、長年にわたってそうした話し合いを通して解決されてきた。しかし最近は、Software Freedom Law Center(SFLC)が強硬な姿勢を見せている。GPLの要求条件に従わなかったとして、Monsoon Multimediaに対して著作権侵害訴訟を起こしたのである。』
『Monsoon Multimediaをめぐる法的論争には「BusyBox」と呼ばれるソフトウェアが関与している。これは、メモリに関する制約が厳しい機器に合わせて調整された一連のユーティリティである。このソフトウェアはGPL version 2に 準拠している。GPL version 2は、修正されたソフトウェアがGPLによりリリースされることを条件として、ソフトウェアの中身を閲覧し、修正し、修正したソフトウェアを配布すること をすべての人に許可する。この交換条件に魅力を感じたのが、Linuxカーネルの第一人者Linus Torvalds氏である。無償で入手可能なソフトウェアプロジェクトを誰でも利用できるが、それを変更する場合は仕事の成果を返すことが求められる。
 このライセンスはまた、そのままコンピュータで実行できる実行可能な形式でGPLソフトウェアを配布する者にも、ソースコードをすべて公開することを求めている。たとえばCisco Systemsの子会社Linksysは、ワイヤレスネットワーク用機器に使用したGPLソフトウェアを共有可能にしている。』

濡れ手に粟・・・と考える輩はそこにも彼処にもいるものだ。何だかなぁ。
日本のケータイ業界も別の意味で、濡れ手に粟の商売をしているといえるだろうけど・・・。
リチャード・ストールマンの理想は、現実社会では夢物語なのか?

ケータイの料金体系

ケータイの料金体系はおかしいと常日頃思っていたのだが、以下の通りなんだ。

ニュースを斬る au新料金に総務省が激怒 「1円端末」は自由競争の成果か?欠陥か?
『まず、KDDIやNTTドコモのような携帯電話会社が、シャープや松下電器産業といった電話機メーカーから電話機を買い上げる。そして、1台につき4万円 程度の販売奨励金を付けて、量販店や携帯電話ショップに卸す。そして、数万円の電話機が、極端な場合、1円とか10円といった廉価で売られ、消費意欲を掻 き立てるのである。』
『これまでユーザーに詳細が明かされることはなかったが、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社は、少なく見積もって年間2兆円を上回 る販売奨励金を投入している。この巨額の資金を回収するため、基本料や通話料といった月次料金には販売奨励金分が上乗せされており、この高い料金が消費者 の財布を直撃しているというのだ。
 実際、日本の携帯電話の通話料は、ほかのケータイ先進国と比べて、かなり割高だ。総務省が今年8月に発表した「電気通信サービスに係る内外価格差 調査」によると、1分間当たりの通話料は、東京が39.4円と、ニューヨーク(11.7円)の3.4倍、ソウル(19.2円)の2.1倍に達している。』

こんなやり方をしているので、世界の中で競争力をなくしてしまった。今のケータイ会社は国内市場の中だけでパイの取り合いをしているのだ。
僕はパケット料金の取り方もおかしいと思っている。インターネット網にただ乗りしているのに、今の課金体系はないだろうと思うのだ。
情けないかな、そう思っていても僕はケータイを持っている。


火曜日, 10月 09, 2007

mixiもGREEも、コミュニティ運営は難しい?

mixiの今回の衣替えについて、批判の声が上がっている。
進歩を追い求めれば、古い殻からの脱却はやむを得ないのだが、そこんところがなかなか難しい。

mixiもGREEも、コミュニティ運営は難しい?:CNET Japan オンラインパネルディスカッション
『サイトの規模が大きくなると、誰もが満足する仕組みを作るのは難しくなるようです。先日リニューアルした「mixi」ですが、評判は芳しくなく、一部のユーザーからは見づらいとの声が挙がっています。またモバイルSNSの「GREE」は写真表示をアバターに変えたことで、ユーザーからの反発を受けました。ユーザーのために行ったサイトの改善やサービスの追加が必ずしも受け入れられるとは限りません。このようなソーシャルコミュニティサービスで、ユーザーの不評をかった場合どう対処するべきなのでしょうか。また、参加ユーザーの満足度を向上させるにはどのような点が重要なのでしょうか。』
松村太郎さん・・・mixiの新しいデザインについて、女の子たちに軽くインタビューしてみたが、新しいデザインはスカスカ感がイヤだそうだ。せっかく今までギッシリと埋め尽くすようにmixi上で活動してきたのに、余白が増えてガッカリした、と言う意見で押し切られてしまった。 ・・・また炎上問題は、ちょっとしたコミュニケーションのミスから端を発しているだけだ。やはり不用意な発言には気をつけなければならないし、理解してもらえてない、と気づいたらフォローもすればいいと思う。そこに対する反発のコメントは、書き手の立場が「全て見える化」され、増幅されていく。』
古川健介さん・・・今回のmixiでは、大きく分けて二通りの批判がありました。
1:デザインが気にくわない
2:デザインが崩れて見ることができない
1に関しては、人の好みもありますし慣れ親しんだものを変えたわけですから批判はどうやってもでます。その中で、いい意見を取り入れて改善していけば、長い目で見れば問題ないでしょう。
問題は2です。XTML+CSSで標準化されたコードを書いているのは評価できますが、1000万ユーザーを超えているサービスのため新しい環境でないユーザーを切り捨てるのは危険すぎると言えるでしょう。』

そうなんだよなぁ。僕のパソコンも古い。でも、XPを入れてあるので何とか使えている。それでも、メモリを増設し、ハードディスクを大容量にして2台入れ、グラフィックボードを新たに調達している。しかし、マザーボードの規格が古いから、それなりの水準までしか能力をアップすることしかできない。そこで、古川氏の「2:デザインが崩れてみることができない」という指摘が気になってくる。幸い僕の環境では問題は起こっていないけれど、古参のユーザーを大切にすることはサービスの基本であることは確かだもんな。

こんなのがあったら行ってみたい!? おもしろバイキングランキング

僕は以前から、バイキング形式の食事が苦手だ。せっかく食べても、味もろくに分からずに食べ終わってしまう気がする。何でだろう?何でかなぁ?
そういえば、回転寿司とやらの店にはまだ一度も入ったことがない。まぁ、こちらはバイキング料理とは違うけれど、僕の印象では似たり寄ったりに思えるからなんだろうな?

こんなのがあったら行ってみたい!? おもしろバイキングランキング - gooニュース
『あれもこれもみんな、おなか一杯食べたい!
 お寿司に焼肉、ケーキ、飲茶、ちょっと変わったところで京都のおばんざいなど、世の中にはさまざまな食べ放題――いわゆるバイキング形式のお店があふれています。日本人のバイキング好きと、そのバリエーションの豊富さには驚くばかりですが、実はまだまだ「こんなのがあったらなあ……」という“バイキング未開の地”は残されているのではないでしょうか?』
『「おもしろバイキングランキング」の第1位は《焼き鳥(全国の地鶏)》でした。』
『第2位に入ったのは《新作お菓子》でした。』
『第3位には《鍋(ご当地鍋など)》がランクイン。』

一般には、好きなものが好きなだけ食べられて、お得感があるんだろうな?
なぜ、僕にはそういった感情が湧かないんだろう?なぜ僕はそうした損得計算ができないんだろう?これは、修行が足りないに違いない・・・。

月曜日, 10月 08, 2007

「年収100万円台の非正社員」を放置していいのか

先日の東京新聞で「深刻な所得格差」という特集をしていた。
『所得格差を判断するため、まず厚生労働省の所得再分配調査の当初所得(公的年金など社会保障給付を除いた所得)に着目してみました。』
『調査が始まった一九六二年以降、最高所得グループと最低所得グループの所得に占める割合の格差(倍率)を計算すると、六〇年代から七〇年代後半までは十倍以内でした。高度経済成長期などで、まさに一億総中流時代です。しかし、八〇年代から十倍を超え、九〇年代は二十~三十倍程度に広がりました。さらに九九年に六十一倍に達し、二〇〇二年には百六十八倍と百倍を超えました。〇五年は端数処理の関係で最低所得層の割合がゼロになったため、計算上無限大(端数処理前でも四千倍超)にまで急激に広がりました。格差の急激な拡大時期は、構造改革、市場主義経済を掲げた〇一年の小泉政権発足以降と符合します。また、〇二年と○五年の調査を比べると、所得の多いグループの割合が一段と高まり、中間以下のグループは割合がさらに低くなるなど富の偏在に拍車がかかっています。』

「年収100万円台の非正社員」を放置していいのか / SAFETY JAPAN [森永 卓氏]
『景気拡大が続いている。拡大のペースは非常に緩やかではあるが、その間に雇用関係の指標も大きく改善した。
 2002年1月に0.5倍と最低を記録した有効求人倍率は、2007年7月には1.05倍に上昇。有効求人倍率が1倍を超えるということは、数字の上では、すべての求職者に求人が行き渡っていることを示している。
 直近で有効求人倍率が1倍を超えていたのは、バブル期の1988年から1992年までのことだから、現在の求人の盛り上がりは、数字を見る限りバブル期並みということになる。
 こうした状況を指して、構造改革路線は正しかったという学者が少なくない。「改革が成功したからこそ雇用情勢が改善した」と彼らは主張する。だが、それは本当だろうか。
 有効求人倍率が改善したからといって、素直に喜べないのにはわけがある。通常の有効求人倍率には、パートタイマーの求人が含まれているからだ。』
『厚生労働省が発表した2006年の「賃金構造基本統計調査」によると、正社員の平均年収が523万円であるのに対して、正社員以外の平均年収はちょうど半分の267万円に過ぎない。これだけでも、置き換えによってかなりの節約になることが分かる。
 だが、この267万円という数字も曲者である。厚生労働省の別の統計である「就業形態の多様化に関する実態調査」に中央値を与えて年収を推計すると、120万円程度しかないことが分かるのだ。
 これはどういうことかというと、非正社員の統計には、特殊技能を持った派遣社員や定年を過ぎた嘱託社員のような一部の高給取りも含まれていて、彼らが平均値を押し上げているのである。それを除いた一般のパートやアルバイトは、100万円ちょっとの年収で暮らしている人が大半なのだ。』
『年収100万円台の人たちの大半は年金を払っていない。このまま放置して、年金制度が崩壊したらどうなるか。彼らの生活保証はすべて生活保護が受け持つことになり、莫大な税金が必要となってしまう。・・・非正社員は、年金の将来がどうのこうのと考えて未納になっているのではない。単に金がないから年金を納められないだけなのだ。』
『・・・ つまり、正社員とほぼ同じ仕事をしている非正社員は、福利厚生や社会保険などを含めて、正社員と同じ待遇を得られるようにすべきだという考えである。それが実現できれば、労働者は自分のライフスタイルを守るために非正社員となることが選択でき、一方で企業にとっても雇用の柔軟性を得ることができるだろう。
 そんなうまい話があるかと言われそうだが、オランダでは四半世紀以上前から、正社員と非正社員の差別を禁じている。この制度の導入後、オランダでは急速にパートタイマーが増えたという。他のヨーロッパ各国でも似たような制度を導入しているが、それによって国際競争力を失ったという話は聞かない。』
『本当に痛みのある構造改革をする気があるのなら、正社員の給料を下げて、非正社員の給料を上げるという「再分配」が必要だとわたしは考える。正社員にとっては不満だろうが、何十年か先に生活保護世帯が激増して、税金からの持ち出しが増えればもっと事態は悪くなる。生活保護などせずに放っておけという暴論もあるだろうが、それでは社会不安を生むだけだ。』

ビル・トッテン氏のコラムにもあったように、経済全体が成長しているのに働く人にはその分け前が届いていない。企業の得た利益は株主や企業の役員にほとんど独り占めされている状況が東京新聞の記事でもよく分かる。このままの状態を放置しておくと社会状況はますます不安定化し、犯罪も多くなるに違いない。今でも、外国人研修制度の企業による悪用によって、新しい形の犯罪が増えているではないか。
日本の指導者層はいったい何を考えているのだろうか?

日曜日, 10月 07, 2007

Microsoft、無料のオンライン医療情報管理サービスを提供開始

ウーン、英語のBeta版しかないなぁ。
ビル・ゲイツ夫妻が医療機関に多額の寄付をしていることを考えれば、なるほどと思うところもある。

Japan.internet.com E-コマース - Microsoft、無料のオンライン医療情報管理サービスを提供開始
『医療機関や保険会社ではなくエンドユーザー自身が自分の医療記録を管理し、必要な時にいつでも、どこでもオンラインでアクセスできるようにするという構想を Microsoft が打ち出したのは2001年のことだった。』
『Microsoft の Health Solutions Group 担当副社長 Peter Neupert 氏は、声明のなかで次のように述べている。「プロバイダ、病院、保険会社、そして政府機関さえ、ばらばらに情報を提供している今日、人々は複雑に絡み合った情報を上手に取捨選択していく必要があり、自分が医療情報というエコシステムの中心にいることを確認したがっている」』
『今回、米国糖尿病協会、米国心臓協会、米国脳卒中協会、米国肺協会などの大きな医療関連団体が Microsoft の計画を支持していることを考えれば、うまくいくと考えてもいいのかもしれない。
医療機関や医療機器メーカーも多数参加している。New York-Presbyterian Hospital、Physicians Wellness Network、HealthCentral Network、Sound Health Solutions、ならびに、LifeScan、NexCura、NextGen Healthcare Information Systems、Texas Instruments など40以上の団体や企業が、Microsoft の HealthVault プラットフォームを支えるアプリケーションや装置類の提供に名乗りを上げている。』

日本でもこんなシステムを構築できたらおもしろいものができるかも知れない。
地域医療の荒廃や、お産難民の解決の糸口をこうしたシステムをもとに考えてみるのもいいかもしれない。

土曜日, 10月 06, 2007

日本が誇るべき、別のもの

アニメやゲームが本当に日本の誇るべきものかどうか?

日本が誇るべき、別のもの - ニュース - nikkei BPnet
『「本当に困ってるんです」。先日、あるアメリカ人ジャーナリストの方にお会いしたら、いきなりグチをこぼされた。何でも、アメリカの本社から「日本のゲームショウを取材せよ」との指示を受けたらしいのだが、彼女自身はゲームに興味はなく、何の知識もないのだという。「だいたい、日本のアニメとかゲームって、何なのよ? 何でそんなに人気があるの?そんなものが世界で人気があるからって、日本人はうれしいの?」。ここまでくると、八つ当たりに近い。』
『「海外では有名ですごく高い評価を受けているが、一般的な日本人はそのことについて聞かれてもほとんど答えられない」というものが、普段は気付かないけどけっこうあるらしい。何人もの外国人から、そのことを指摘された。
 その一つに「ZEN(禅)」というものがある。石庭で有名な京都の龍安寺などに行くと、縁側で見よう見まねの座禅などをしている観光客をよく見かけるが、そのほとんどが外国人だったりする。それはよほどのマニアだとしても、欧米では一般的に「ZEN」という言葉が知られており、それに神秘的魅力を感じる人は多いのだという。ところが日本では、高校でも「禅とは何か」など教えてはくれない。少なくとも私には、学校で習った記憶がない。
試しに、江戸時代の有名な禅僧である「白隠慧鶴(はくいんえかく)」をウィキペディアで調べてみたら、さすがにあった。ひょっとしたら英語版でもと思って「Hakuin」で検索してみると、こちらもちゃんとある。しかも、その記述は日本語版より断然長い。近世の有名人である「鈴木大拙」についても調べてみたが、やはり英語版の方が詳しかったりする。何だか複雑な気分である。 』
『一例を示してみたいと思う。先日、縁あって墨蹟を1本手に入れた。それは桃山時代の禅僧である春屋和尚という方によって書かれたもので、「大梅法常問馬祖云如何是道 師云是即心即仏 又云 非心非仏」とある。ここで、馬祖は6世紀に活躍した中国の高僧、大梅法常はその弟子である。弟子が「先生、道とは何ですか」と問う。すると先生は「すなわち仏すなわち心」と答える。また「仏にあらず心にあらず」とも言う…。
 「だったら何なのよ」と思わず突っ込みたくなってしまう。けど、このように「背反する二律を両立させる」ことが、禅の中では日常茶飯時なのである。高僧の行状記などを読むと、「それは矛盾というものだろ」とけなげに反論する弟子なども登場するのだが、ほとんどの場合は師に「喝!」とか言われてそれまで、となる。思うに、理屈ではないのだ。』
『集中することは必須だが、同時に排除すべきでもある。いや、何とも奥深い。実に日本的な知恵であると、思ってしまう。もう一歩進んで、もしかしたらこの「AだけどAではない」という何とも矛盾に満ちた禅の考え方こそが、「日本人のあいまいさ」というものの根源なのかもしれないと、考えてみたりもする。
 そうか、きっとそうだ。今度外国人から「日本人はあいまいだから」と批判されたら、「君はZENというものを知らないね。日本人が1000年の歳月をかけて磨いてきた崇高なるZENの思想。あいまいさこそはその発露であり、日本人が身につけた智恵の玄妙さを示す好例なのだよ、ハハハ」と、胸を張って反論してやろう。「だったら何なのよ」とか、ただちに言い返されそうだけど。 ・・・仲森 智博=編集委員』

龍虎氏がこの間テレビで発言していたが、明治の斬髪令でみんながちょんまげを切り落とさなければならなくなったとき、大久保利通が、それでは日本から武士道の精神が消えてしまう、せめて相撲取りにはちょんまげを残そう、ということをいったのだそうだ。
ZENは鈴木大拙氏により広く欧米に紹介されてから、日本人より欧米人に興味を持たれるようになったらしい。弟子丸氏(だったかな?)によっても、フランスで日常的にZEN道場が開かれ、多数のフランス人により作務と座禅が行われているらしい。
アニメやゲームのようなポップカルチャーだけが、日本の文化を代表するものじゃないということは押さえておきたいものだ。

金曜日, 10月 05, 2007

VirginとCreative Commonsに対する訴訟について

プライバシー権や肖像権は難しい。
人の写真を撮るにもまず声をかけること、少なくとも・・・。それでも安心はできない。

VirginとCreative Commonsに対する訴訟について:Lessig Blog (JP) - CNET Japan
『Virgin Australiaの広告キャンペーンに未成年の娘が写った写真を使われたとしてテキサスでおこされた訴訟について、Slashdot記事が載っている。問題の写真は成人によって撮影され、CC-AttributionライセンスでFlickr に掲載されていた。原告である親の主張は、被写体の許可なく営利目的の広告に写真を使用したことで、Virginは娘のプライバシー権を侵害したというも のだ。写真を撮影した人物もまた原告に加わっており、クリエイティブ・コモンズは「…営利目的の写真利用、およびそれを許可するライセンスを選択すること の含意について、充分な説明・警告を怠った」と訴えている。 (訴状のV).』
『われらがチェアマン Joi Ito(伊藤穰一)の計画する"freesouls" は、CC-BYライセンスで公開された高解像度の人物写真を提供するものだ。もちろんかれはそうした写真が営利組織(たとえばVirgin)からも利用さ れることを認識しているが、"model release"(撮影・利用同意書)がなければ簡単なことではない。撮影者と被写体の双方にとって、また一律の許諾についても特定の利用許諾についても この手続きを簡略化することがプロジェクトの狙いだ。繰り返せば、CC-BYライセンスは著作権についての許諾の問題を解決するが、パブリシティ権、ある いはプライバシーの権利についての問題は解決しない。』
『そしていまの世の中では、Virginが(明確に商用の許諾を得た写真ではなく)自分の写真を無料で利用することには抵抗があるという人が多い一方 で、ネットコミュニティに属する人々の大多数は、おなじネットコミュニティ内で自分の写真が使われても非営利であればなんの問題もないと考えるのではない だろうか。
非営利ライセンスはそうした期待に応えることを試みている。非営利条項は、営利経済ではなく共有経済のなかでの共有と再利用にお墨付きをあたえるこ とが狙いだ。そのため著作権以外の権利についても、少なくともその大半については問題をおこさないことを意図している(とはいえ、すべてではない。例えば 盗撮された写真にCC BY-NCライセンスが付けられればプライバシーの問題がある)。非営利ライセンスはまた、共有を許しているならば一切の権利を放棄しているのだろうとい う推定から著作権者を守るようにも機能している。』
商業的利用でなくとも、ネット上で公開するものについては、人物写真、人物動画には余程注意しないと危ないなぁ。

グーグル、世界規模での清掃活動プロジェクトを発表

グーグルアースを使うところがミソだ。

グーグル、世界規模での清掃活動プロジェクトを発表:ニュース - CNET Japan
『Googleは、新しいプロジェクト「International Cleanup Weekend」を発表し、米国時間10月13日の土曜と14日の日曜に世界中で一斉に地域清掃活動を行うよう呼びかけている。』
『Google Earthの社会貢献活動チームは6~10人のグループを作るよう呼びかけており、自宅付近を清掃するささやかな活動を実施し、様子を写した写真やビデオを同チームのGoogle Mapsに投稿して成果を公開してほしいと述べている。』
『活動を主催する人はまず、MyMapps機能を使ってパーソナライズしたGoogleマップを作り、マップのURLをGoogleの清掃活動のフォームに貼り付けてInternational Cleanup Dayのデータベースに登録する。海岸清掃を例にしたマップはこちら
 清掃活動を主催する際の留意点として、Googleは、ゴミ袋や軍手などを用意することや、チームメンバーの携帯電話番号を知らせることなどを挙げている。また、活動の写真やビデオを各グループのGoogleマップに掲載し成果を公開するよう呼びかけている。』

あーぁ、僕はまず、自分に家の前の道路を清掃することから習慣づける必要があるなぁ。

木曜日, 10月 04, 2007

UCバークレー、YoutTubeで大学講義を丸ごと配信

こういう事があるから、英語の分からない僕はショゲてしまう。

UCバークレー、YoutTubeで大学講義を丸ごと配信:ニュース - CNET Japan
『大手動画共有サイトであるYouTubeは、カリフォルニア大学バークレー校では重要な教具となっているようだ。
 同校は米国時間10月3日、講義をそのまますべてYouTubeに投稿したことを明らかにした。』
『バークレー校は、この取り組みを拡大していく予定だと述べている。YouTubeで配信されている講義の科目は、化学、物理、生物学である。また、Google共同創業者であるSergey Brin氏が2005年に行った検索エンジン技術に関する、講義も配信されている。』

水曜日, 10月 03, 2007

ティム・オライリー:WEB2.0提唱者に聞く

今まで、MSNのニュース頁にあった毎日が独立した。
代わりにMSNには産経新聞が入り込んだ。

ティム・オライリー:WEB2.0提唱者に聞く----独占インタビュー - 毎日jp
『オライリー氏はインターネットの現状と今後について、「まだまだ潜在力を秘めており発展途上にある。ウェブの世界は今後5年以内に大きな変革を迎えるだろう」と語った。』
『ウェブ2.0は「モノ」ではなく、市場の段階を表す概念だ。パソコン(の基本ソフト=OS)にたとえるなら、ウェブ2.0は、まだ(92年に発売された) ウィンドウズ3.1の時代にあるといえるだろう。まだ先は長く、数多くの発展や革新、市場の大転換が待ち構えている。マイクロソフトが今日のような勝者に なれたかどうかは、発足時には誰も分からなかった。産業が成熟期を迎えれば、今後5年以内にはウェブの世界の風景は大きく変わるだろう。』
『多くの人は、ウェブ2.0とは様々なアプリケーションの集合体、あるいはブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、(ユーザー同士が内 容を更新し合い、質を高める形式の)「ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ」などのことだと考えている。しかし、私はもっと広い意味でとらえる。ウェ ブ上で動作する様々なアプリケーションを束ねた“じん帯”として、「『集団知』をけん引すること」だと思う。』
『将来を考える時、私は、隠された価値を持つ「宝庫」はどこにあるのかを考える。今はまだ銀行やクレジットカード会社のオフィスの裏でカギを掛けられている、全く新しいアプリケーションの山が、利用者が使える形のアプリケーションになって行くだろう。
 私は、ウェブ2.0の未来は多くの場合、データベースの奥に隠れている価値の蓄積を見つけ出し、利用者が使えるサービスに変えて行くことだろうと 思う。重ねて言うが、データはどんどん自動的に生成されるようになってきている。大 きな未来がこの先にあると思う。』
『オープンソース・ソフトウエアは卓越したソフトウエア理論だった。オープンソース・ソフトウエアは、ソフトウエア自体を売ることで収益を上げるのは困難に なるが、ソフトの価値が失われるわけではない。価値はどこか別の場所へ移る。では一体、どこに行くのか。私は、オープン・ソフトウエアがどのようにウェ ブ・アプリケーション現象と新しいコンピューティング理論を導き、この卓越さをもたらしたのかを考えた。ウェブの価値を高める新しい何かが起きていると考 えた。』
『もう一つ大きかったことは、ウェブをプラットフォームとして扱うアプリケーションが出始めたことだ。私の会社の編集者の1人が、「これは著作権や音楽がどうこうという話ではない。ネットワークについて、ちょっと違った見方をした時に何が出来るのかという話だ」と指摘した。』
『人々は、ネットワークの力をどう使うか模索し始めた。ネットワークの力とは何か、私は真剣に考えた。ネットワーク利用で使える新しいアプリケーションと連 携し、何がネットワーク・アプリケーションをより良く、力強いものにしていくのか。ネットワーク・アプリケーションの流行が起き、この動きは決して止まら ないだろうということを信じるかどうかという問題だった。』

このインタビューでの鍵は、「データをいかに解錠して利用者サービスにつなげていくかを学ぶことだ。」という部分だろう。こいつは難しい。インターネットが商業化して以来の大問題だからだ。商業化しなければ発展しなかった。しかし、商業化した故の不都合がいろいろ出てきた。「解錠」というのは、商業化された中でのデータのオープン性を確保できるか否かということだ。ティム・オライリー氏は楽観的に過ぎるかも知れない。しかし、彼の考えるインターネットの可能性の大きさは間違っていないだろう。
さて、どんな形でインターネットの世界はこの先、様変わりしていくのだろうか?

アグネス・チャンさんががん手術 無事成功

最近多いなぁ。

アグネス・チャンさんががん手術 無事成功 - MSN産経ニュース
『歌手のアグネス・チャンさん(52)の所属事務所は3日、アグネスさんが乳がんの手術を受け、無事に成功したと発表した。』
『アグネスさんは「ご迷惑をおかけしてすみません。病気に負けず、明るくさわやかに乗り切っていきたいので、ご支援をお願いします」とのコメントを発表した。』

でも、まぁ、手術が成功裏に終わったようで良かった。

月曜日, 10月 01, 2007

数学と物理を融合、新機構発足=暗黒物質解明に挑む-東大

これは壮大なプロジェクトだ。
でも、難題中の難題だろうから、以前の人工知能のプロジェクトのように尻すぼみになることを恐れもする。

数学と物理を融合、新機構発足=暗黒物質解明に挑む-東大 (時事通信社)
『東京大は1日、数学と理論・実験物理学を融合し、宇宙の大半を占める謎の暗黒物質と暗黒エネルギーの解明に挑む「数物連携宇宙研究機構」を柏キャンパス (千葉県柏市)に発足させたと発表した。機構長には理論物理学者の村山斉カリフォルニア大バークリー校教授(43)を招き、ノーベル賞受賞者を含む国内外 約200人の研究者を集めて世界最高水準の研究を目指す。』

だいたい暗黒物質は、我々の体や地球をいつも知らない間に通り過ぎているはずのものだから、とらえどころがない。理論的にこれがないとつじつまが合わないというようなものだから、どうだろう、事象の地平線の向こう側を見ようとするのと同じくらいに難しいんじゃなかろうか?でも、ワクワクするニュースではある。

武器よ、来たれ!

武器商人について・・・。

ディプロ2007-9 - Aux armes !
『大量のアメリカの武器が続々と中東に注ぎ込まれている。8月2日、ライス国務長官は、中東に送り込まれている武器が今後10年間で460億ユーロ相当に達 する見込みだと明らかにした。供与先は、サウジアラビア、エジプト、クウェート、バーレーン、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦。いずれもG・W・ ブッシュの中東における同盟国である。』
『いわゆる「通常」兵器の取引については、従来なんの国際的な取り決めがなかったのだが、2006年12月6日、国連総会において規制のための条約制定に着 手することが、153カ国によって決議された。棄権したのは、中国、ロシア、インド、イラン、イスラエル、パキスタンを含む24カ国。この条約準備に反対 の意を示したのは、アメリカ合衆国1カ国だ。』
『それとほぼ同時期に、フランス政府はリビア政府と大規模な契約を結んだ。既に41カ国が配備している対戦車ミサイル「ミラン」をMBDA社(1)から1億6800万ユーロで、無線通信システム「テトラ」を欧州航空防衛宇宙会社(EADS)から1億2800万ユーロで売却する契約だ。』

第2次大戦の勝利国はみんな武器輸出で自国を富ましており世界に混乱を巻き起こしている。
それを見習って、今では発展途上国が武器輸出の新顔として台頭してきている。
今回のミャンマーの騒動にしても、そうした利害関係を壊したくない中国とインドは少しも動かなかった。
あぁ、なんと言う嘆かわしい現実!そう、それが今の世界の有様だ。

一般国民のために

ビル・トッテン氏のコラムから・・・、

アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報
『 小泉政権以来推し進められている自民党の「改革」によって、日本で所得格差が広がっていることは、ジニ係数の統計を持ち出すまでもなく明らかである。』
『平成以降、与党自民党がとってきた政策、そしてこれからも自民党が進めたい改革が、財界や富裕層のための改革であることは、大手メディアが正直な報道をし ていればもっと多くの人が納得するだろう。そうすれば、日本国民の大部分は「搾取されている」実態を認識し、選挙においてそのような法案を通過させた政治 家を今回の参院選のように失脚させることができたはずだ。』
『所得税収と法人税収が下がると、政府やメディアは不況による企業の減収のせいにするが、事実は大企業と富裕層への減税がその理由である。1984年には 43.3%だった法人税は99年には30%にまで下がり、1974年には75%あった所得税の最高税率は、半分以下の37%に引き下げられたのだから、税 収が減るのは当然だ。一般庶民に縁のない株式譲渡益などの金融所得は、税率を20%から10%に下げることで申告課税分も含めると7500億円以上の税収 減となっている。恩恵をうけるのはもちろんいうまでもなく富裕層である。生活保護家庭の医療費負担を現行のゼロから1割に上げて、どれだけ税収が増えると いうのか。累進税率を昭和の時代に戻せばよいだけだ、と私は思う。』
『そして民主党には、リップサービスだけの公約ではなく、大企業や富裕層のためではなく一般国民の福祉、たとえば正規雇用の比率を上げてネットカフェ難民なる人々が自立することができるような、具体的な政策や立法に着手してほしい。』

彼の言っていることは合っていると思う。
マスコミは利潤を追うこととは別にちゃんとした報道をすればよい。
民主党は政権党になるべく、実行可能な政策を官僚を使いこなして早く作成すべきだ。
批判だけしている政党では、実際に政権を取ったときに官僚の言いなりになってしまうことはかつての社会党が範を垂れた。

日曜日, 9月 30, 2007

教科書検定やり直し「参院決議も」 民主・菅氏が表明

沖縄の県民大会に11万人が集結。

asahi.com:教科書検定やり直し「参院決議も」 民主・菅氏が表明
『民主党の菅直人代表代行は29日、沖縄戦で日本軍が集団自決を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題について「検定のやり直しを求めることが必要 だ。歴史をねじまげるようなやり方はおかしいという国会決議を参院に提出することも視野に入れたい」と述べ、検定意見の撤回などを求める国会決議を検討す る考えを示した。』

東京新聞から・・・、
『沖縄戦研究者で、沖縄県史の編さんにもたずさわった作家の大城将保氏貧しは「集団自決」について、国への崇高なる犠牲的精神で死ぬことを『自決』とみる見方がある中で、沖縄では「集団自決』を強制集団死という。旧日本軍の関与がなく、住民が手りゅう弾を手に入れたり、かまやカミソリでわが子や家族を手にかけ勝手に死んだなんてことはあり得ない」と話す。』
『なぜ教科書から「軍の関与」が削除されたのか。大城氏はこの点について「沖縄戦で軍隊が住民を守らなかったことは、挙国一致体制をつくろうとする一部の人にとっては消し去りたい事実。愛国心教育の妨げにもなる」とみる。その上で、教科書検定で軍の関与の削除の根拠の一つとされた、隊長命令があったか否かを争っている「大江・岩波『集団自決』訴訟」の背景にも「同じ流れがある」と指摘。「係争中の裁判を根拠の一つにし、調査もせず、教科書の記述を変えるのは乱暴すぎる」と憤る。』
『「戦場で極限の体験をした人はなかなか語れない。体験を語ることは、もう一度その場に記憶が戻ること。自分の手で家族を殺した事実を背負ってきた人にとってどれほどつらいか。』
『「教科書で真実が教えられない時、国が戦争に向かっていくことを、沖縄の人は体験で知っている。今、国がどこに向かっているのか。考えなくてはならない」』
『沖縄戦で動員された「ひめゆり学徒」が靖国神社に合祀(ごうし)されたのは、国家の強制が明白だからだ。集団自決も、軍の関与抜きでは考えにくい。英霊になることも、自決も民間人が望むはずもない。』

文科省はこうした声に耳を傾けようとはしていない。検定委員に恣意的に特定の思想傾向を持った人材を選んでいると思わざるを得ない。しかし、いくら諮問したといっても最終責任は文科省にあるのであって、委員会の意見を簡単に修正するわけにはいかないといって逃げ切ることはできないはずだ。
これも日本社会の制度疲労・腐敗の典型的なものの一つだ。

かぐや、2度目の軌道調整 月めざし、地球に別れ

月探査ラッシュのはしり、「かぐや」について、

asahi.com: かぐや、2度目の軌道調整 月めざし、地球に別れ - asahi.com サイエンス
『月探査機「かぐや」は29日、地球の周回軌道から離れて月の周回軌道へ向かうため、2度目の軌道調整をした。宇宙航空研究開発機構によると、同日昼に地球 から約8500キロまで接近。計画通りエンジンを噴かして軌道を変え、順調に月をめざしているという。10月4日に月の周回軌道に入る見込みだ。』
『月に近づくと、最初は月からの距離が約100~1万3000キロの長円軌道に入る。この「難関」をくぐり抜けると、月との距離を少しずつ詰めながら2基の子衛星を分離。高度100キロを回る円軌道に乗れば、12月中旬から観測を始める予定だ。』

月の起源、地球の起源に迫る、こうした衛星の打ち上げもあるし、今日テレビでやっていたが、海洋の深海ボーリング船「ちきゅう」のように、地表をボーリングしてマグマの研究までできるような探査船もある。
我々の知っていることは実際、ほんのわずかだ。この地球についても・・・。

土曜日, 9月 29, 2007

Windows XPの販売期間が5カ月延長、2008年6月末まで継続

僕にとって一つの目安だ。

Windows XPの販売期間が5カ月延長、2008年6月末まで継続:日経パソコンオンライン
『同社の製品ライフサイクルに関するポリシーでは、Windowsは発売後4年間は販売を続けるとしている。Windows XPは、Windows Vistaの発売がずれ込んだこともあり既にこのポリシーは満たしているが、Vistaの発売から1年は販売を続けるとしていた。だが「過去のOSの多く は、後継製品の発売後2年は販売を継続していた。Windows XPの販売期間を、Windows Vistaの発売後1年としていたのは、やや野心的だったかもしれない」(ナッシュ氏)。』

ここまでくると、パソコンを新調するというより、システムをどのような構成にするかということになる。地上デジタル化のテレビのこともあるし、ケータイもその連動を視野に入れる必要もあるし・・・。
でも、一方で年金生活者の耐乏生活のことも選択肢の一つに考えとかないとエライ目に遭うかもしれないし・・・。

相撲協会「国技はく奪」突きつけられた

国技でなくなった相撲に魅力はあるのか?

相撲協会「国技はく奪」突きつけられた(日刊スポーツ) - goo ニュース
『日本相撲協会が、国から強烈なダメだしを食らった。刑事事件へ発展必至の重大問題を受け、北の湖理事長は、文部科学省の松浪健四郎副大臣から5項目の要求を突き付けられた。
 (1)警察の捜査と並行して真相を究明すること
 (2)(1)の結果を踏まえ、関係者に必要な処分を行うとともに、必要な措置を講ずること
 (3)再発防止策を検討すること
 (4)過去の類似事例の検証を行うこと
 (5)「力士の指導に関する検討委員会」に有識者など外部の者を加えること。』
『財団法人と認められて82年。これまでの問題も内部で処理し、世間の常識とは乖離(かいり)してきた角界だけに、5項目の要求のすべてに対応するのは、容 易ではない。「土、日に動きはありませんが、週明けからにでも」(北の湖理事長)。いまだに認識の甘さは否めないが、日本相撲協会は今、大きな岐路を迎え ている。』
・・・週明けからにでも・・・という腰の重さに、事の重大さを認識しているのかどうかが疑問だ。
まともな対応が協会はできるのだろうか。国技でない相撲なんて・・・。
もっとも、もう一度初心に戻って、全国各地の郷土の年中行事の一つとなってから、再出発してもいっそいいのかも知れない。

金曜日, 9月 28, 2007

政治家の無責任発言

東京新聞から・・・、
『鳩山氏は現行制度を「誰も死刑執行の署名をしたいとは思わず、法相に責任をおっかぶせる形」と形容し、「ベルトコンベヤーと言ってはいけないけど(死刑判決が確定した)順番通り(の執行)なのか、乱数表なのか分からないけど、自動的に客観的に進む方法を考えてはどうか」と述べた。』

・・・らしい。
『これに噛みついたのが亀井氏。二十七日、本紙の取材に応じ、「人命を虫けら以下に考えている。人の命を守る役所のトツプが、人命を軽視するなんて大きな矛盾だ。だから鳩山氏には法相の資格はない」と批判。』
『刑事訴訟法は「死刑執行は法務大臣の命令による」(四七五条)としており、そもそも死刑制度の本質の一つは「国家が処刑するから私刑(リンチ)はするな」というものだ。』
『亀井氏は「発言からすると、鳩山氏は心情的には死刑には賛成ではないんだろう」とみる。その上で「だからといって、自分は見ざる聞かざるで、判決が確定したらどんどん処刑されるのは無責任だ。死刑は国家による殺人。懲役とは違い、冤罪があったら取り返しがつかない」と指摘した。』
『刑訴法から「法相の命令」が削除されると、死刑執行の責任は選挙の洗礼を受けない法務官僚に移る。有権者が議員を使って役所を監督するシステムの否定になってしまう。』
『裁判員制度が始まると、有権者から無作為抽出された裁判員が判決を出すため、「国民が国民を処刑する」矛盾に陥るからだ。』

なるほどねぇ・・・。
自分が死刑執行の最終責任を負いたくなければ、死刑制度を廃止したらいい。
そういった方向での発言をする姿勢が少なくとも欲しいじゃないか。
誰だって自分の手を汚すのは嫌がるものだ。それを最高責任者が口にしたら、組織は成り行かなくなるんだから・・・。

木曜日, 9月 27, 2007

遺体「まるで別人」 急死力士の父「体中に傷」

相撲界もおかしいぞ!
親方連中の再教育が必要なのでは?
朝青龍の問題も根っこでこういった腐敗につながっているのかも知れないなぁ?
まるで今回の騒動の自民党に似ている。

遺体「まるで別人」 急死力士の父「体中に傷」(朝日新聞) - gooニュース
『正人さんによると、死亡前夜の6月25日夜、ちゃんこを食べながらビールを飲んでいた親方が、空のビール瓶を持った右手を背中の方に水平に振り、右後方に座っていた俊さんのおでこを殴った、との説明だった。「おでこから血がでたが、ティッシュでふいたら止まった」。その夜、兄弟子ら数人が俊さんを取り囲み、暴行を加えたことも認めた。』

17歳の少年に寄ってたかって暴力をふるうなんて、相撲部屋でも何でもない。ゴロツキの集まりじゃないか。相撲道はどこへ行ったのか?

水曜日, 9月 26, 2007

火星の表面に丸い穴 地下洞窟への入り口か

新聞でも報じられていたが、未だに疑問の火星に生命が存在するかどうかという疑問。
穴の中にはたいてい何かあると思いたがるもんだ・・・人間は。

火星の表面に丸い穴 地下洞窟への入り口か - Astro Arts
『見つかった「穴」は全部で7つ。直径は100~250メートルで、クレーターと比べて深い地形であることは画像から明らかだ。マーズ・オデッセイが赤外線カメラで温度を測定した結果、これらが確かに穴であると裏付ける結果が得られた。』
『「単なる深い縦穴であるにせよ、広大な洞窟へ通じているにせよ、これらは火星の地底世界への入り口なのです。火星のどこかに存在する洞窟が、過去の生命や現存する生命にとっては小さな聖域となっているかもしれませんし、未来の人類にとってはシェルターとなるかもしれません」と語るのは「穴」を発見した研究チームの1人で米国地質調査所のTim Titus氏。』

まだまだ不思議に満ちた、我が銀河系・・・。

「法改正後はYouTube見るだけで違法」は誤解、文化庁が見解示す

何か微妙だなぁ。
まぁ、近づかないのが一番なんだろうけど、こういうのは冒険もしてみたくなるもんだし・・・。

「法改正後はYouTube見るだけで違法」は誤解、文化庁が見解示す - Internet Watch
『中間整理案では、違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画について、第30条の適用範囲から除外することが適当であるとしている。これが法制化され た場合、海賊版からの録音録画をはじめ、違法ダウンロードサイトやファイル交換ソフトで入手した違法コピーから著作物を録音録画することは違法行為とな る。ただし、罰則については適用されない見込みだ。』
『なお、YouTubeなどの動画共有サイトを視聴する際には、動画ファイルのキャッシュがPC内のHDDに一時的に保存される。この点についてIT・ ジャーナリストの津田大介氏は、「違法ダウンロードが法制化された場合は、キャッシュとして保存することも複製と見なされ、違法行為になってしまうのか」 と疑問を示した。
 この質問に対して川瀬氏は、「それが複製にあたるかどうかの知識はない」と前置きした上で、2006年1月に提出された文化審議会著作権分科会 報告書の内容を紹介。それによれば、文化審議会著作権分科会に設けられた「法制小委員会」において、仮に現行の著作権法でキャッシュが「複製」と解釈され ても、権利制限を加えるべきではないとする見解が示され、法改正事項として挙げられていると答えた。』

ウーン、法改正後の状況を見て判断するしかないのかなぁ。
個人情報保護法についても、その取り扱いに行きすぎがあったり、解釈のずれがあったり、現場では混乱が見られるようだし、実施されてからの状況判断で事に臨むというところだろうか。

Googleブック検索に新機能が追加

Googleはこのところ矢継ぎ早に新しい分野の開拓を行っている。
また、魅力的な機能が加わったようだ。

NDL カレントアウェアネス-E No.114から、

『Googleは2007年9月6日,書籍検索サービス“Googleブック検索”に,情報の整理・検索に役立つ新機能を追加したと発表した。

 その第一は,ウェブ上に自分の「図書館」を作成し,そこにGoogleブック検索で提供されている,自分のお気に入りの書籍を登録することができる「マイライブラリ」機能である。各々の書籍には,ラベルをつけたり,星印(最大星5つ)で評価したり,レビューを書いたりすることができ,他の利用者もこれを見ることができる。また,マイライブラリに登録されている書籍だけを対象とした全文検索も可能である。このほか,ISBNを指定してのマイライブラリへのインポートや,XML形式でのエクスポート機能,RSSでの配信機能も備わっている。なお,このマイライブラリの利用には,利用者登録が必要となっている。

 第二に,「人気のある引用」として,当該の書籍のどのフレーズがよく引用されているか,またそのフレーズをどのような書籍が引用しているかを見ることができる機能が追加されている。

 そして第三に,全文が公開されているパブリックドメインの資料について,枠線つきで画像をクリップできる機能が追加されている。クリップした部分に対しては一意に特定できるURLが生成され,Googleが提供している個人用のオンラインブックマークサービス“Google Notebook”に保存したり,同じくGoogleが提供しているブログサービス“Blogger”の記事で参照したりすることができるようになっている。これらを使って,どの書籍のどの部分に関心を持ったかということを共有することができる。』

ちょっと、本格的に取り組むには、なかなか手がかかりそうだけれど、先を見た機能追加には違いない。
Googleのオフィスツールにしても、自分のパソコン上でなく、ネット上に保存しておくというのが、ミソなんだなぁ。
あとはこれらのツールをどこまで活用できるかは、こちらの腕にかかっているということか?
もっとも、今の時点では日本語版はないそうだけど・・・。

月曜日, 9月 24, 2007

ミャンマー・反軍政デモ

今日は5万人に増えたと言うことだ。
いったいどうなるか?

東京新聞から・・・、
『燃料費値上げに端を発したミャンマー軍事政権に対する抗議行動のうねりは日増しに大きくなり、二十三日には旧首都ヤンゴンで約二万人が参加した。国民に強い影響力を持つ僧侶と民主化勢力が「反軍政」で連携を強めており、国内情勢は緊迫の度を深めている。』

ヤンゴンの自宅に軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは、自宅前を通るデモ隊に対し、門まで出てきて手を合わせているところを、ケータイで写真を撮られていたようで、その写真も掲載されている。
特徴的なのは、僧侶の列の両側を民衆が手を繋いで守っている図だ。いかにも僧侶が尊敬されているお国柄を表している。

KDDIら、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功

そのうち光通信サービスや大型液晶テレビが大幅に値下がりしてくるんじゃないかと期待しているんだけれど、甘い考えかなぁ? それまで今のマシンが保つかどうかが心配だ。

KDDIら、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功:ニュース - CNET Japan
『アッカ・ネットワークス、イー・アクセス、KDDI、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB、TOKAI、ビック東海の7社は9月20日、FTTHサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功したことを発表した。  これは、FTTHサービスのシェアドアクセス方式(アクセス系光ファイバを分岐する方式)に用いられるOLT装置(最大32ユーザを収容する光信 号伝送装置)などを複数事業者で共用するもの。検証の結果、技術的に複数事業者でOLT装置を共用可能であることが確認された。』

もっとも、使い方によっては大幅な速度ダウンも予想されそうなOLT装置だなぁ。
せっかく光ファイバーを使っても、10メガぐらいのスピードだとなぁ。
でも期待は持てそうだ。

日曜日, 9月 23, 2007

農家切り捨て論のウソ

まず、東京新聞の加藤寛氏のコラムから・・・、
『・・・ところが自民党の敵となるベき小沢民主党には改革の意欲がない。年金改革には実に鋭いメスを入れた民主党も、行政改革は隙だらけだ。一番気になるのが、農家の戸別所得補償政策だろう。いろいろ理由はあるのだろうが、今の日本は日本の基幹となる農産物を守るのではなく、国際競争力を育てる農業政策が必要である。小沢民主党の所得補償政策は明らかにおかしい。一人区を行脚して参議院選挙に勝つためにこんな政策を打ち出したとは思いたくないが、どうも小沢民主党には古い農業政策が根強く、JAからの脱皮ができていないようである。農地の集約化・株式化が必要である。・・・』
加藤氏はいくつかの改革案を上げているが、これはその中の一つである。

次に本題、
  • 神門 善久(ごうど・よしひさ)氏 農業経済学者、明治学院大学経済学部教授へのインタビューから・・・、
農家切り捨て論のウソ (ニュースを斬る):NBonline(日経ビジネス オンライン)
『マスコミは「零細農家イコール弱者」のような形で描きたがりますが、現実には彼らほど恵まれた人たちはいない。農地の固定資産税が軽減されているうえに、相続税もほとんどかかりません。たとえ“耕作放棄”をしていてもですよ。
 そのうえ、農地を売却すれば大金を手にできる。「田んぼ1枚売って何千万円も儲けた」なんていう話はザラにある。しかも、そうした農地の多くは敗戦後の米国主導の“農地解放”を通じて国からもらったようなものです。濡れ手で粟なんですよ。』
『農家が望んでいるのは、小沢さんの所得補償政策のようなチッポケなお金ではありません。彼らが本当に求めているのは公共事業なんです。公共事業で道路などを作ってもらえれば、自分たちの田んぼや畑が高く売れるでしょう。』
『基盤整備は本来、農業を良くするための公共事業です。ところが現実には、この例に限らず、事業の趣旨を履き違えている農家が多いのです。そもそも、公費で 私有地を整備してもらった揚げ句、それを売って個人が儲けるというのは普通許されないでしょう。ところが、農業の世界ではそれが堂々とまかり通っているの です。これはほんの一例ですが、農家が公共事業を求める理由が分かるでしょう。』
『既に、政府の外国人研修制度を通じて中国などから多くの外国人が地方の農村部に入り込み、実質的な農業労働力の一翼を担っています。先進的な農家は、そう した外国人を“研修生”としてではなく、正規の労働力として認めてもらいたいと考えているのです。そうしなければ、いずれ日本の農業は立ち行かなくなると いった危機感がある。今の日本人は辛くて厳しい“本当の農業”の担い手にはなれないと、見切りをつけているからです。』
『日本の農業が抱える本質的な問題から目をそらし、このまま小手先の農家保護策にばかり終始していれば、いずれ日本の農業は本当に潰れてしまいます。外圧で潰れるのではありませんよ。農水省とJAと族議員、そして何よりも農家自身が自らの手で潰してしまうのです。今、日本の農業は確実に“自壊”の道をたどっていると思います。』
マスコミ政府も、事の本質を見ていないと言うことだ。
先進的な農家は、輸入農作物に勝つ自信があるから、それを作り出すための労働力の確保に懸命なのだ。そこのところが、全然見えていないというのはどういう事なのか?
利潤ばかりを追うマスコミと、私利私欲ばかり考える政治家しかいない結果だと言わざるを得ないだろう。
マスコミと政治家がしっかり舵取りをすれば、日本農業は立派に立ち直れる実力はあるのだ。

田口ランディ氏のコラムから

田口ランディ氏が東京新聞のコラムでこんなことを書いている・・・、
『アメリカではインターネットの侵食によってついにマスメディアが終焉を迎えているようだ。』
『「週刊誌市場がいかに深刻な危機に直面しているかを物語るものだ」として、週刊誌の部数の落ち込みを指摘している。』

このコラムは「新聞を読んで」というものだが、目についた記事についてそれぞれ論評を加えているもので、上の引用も記事を読んでのものだ。そして・・・、
『そもそもネットから出てきたネット時代の作家と言われる私だが、年をとるにつれネットから離れている。ていねいに手間と時間をかけたものをじっくりと読みたくなるのだ。既存メディアはこれから厳しく「質」を問われる時代になる。新聞も、雑誌も、もちろん小説もか。ああ、他人事ではない。』

コラムでは、他のテーマについても論評をしているのだが、この部分に最も興味を引かれた。
「アメリカでは・・・」の記事でも、しっかりした編集を行ったものと、ネット上に咄嗟に書いた情報との内容の違いや視野の違いについてもふれられていたのだが、ランディ氏にネットから離れられてもつまらなくなるなぁ。「年をとるにつれ・・・」ということもあるのだろうが、著作権の問題も絡んでくる(つまり実入りのことだけど・・・失礼・・・氏は会社経営もしていたはずだ)んじゃないかなぁ。いやいや、もう、昔のような直情的な文章をメーリングリストで流すようなことはできなくなったと言うことなんだなぁ。でも、彼女のブログの文章には昔の面影が残っている。

金曜日, 9月 21, 2007

教科書検定について

文部科学省のことでちょっと・・・。
同窓会のML記事から・・・、

『・・・教科書検定の指針となる学習指導要領の記述は、簡単なものだ。それを解
釈して、「これはダメ」、「これは入れるべし」と決めるのは、文科省が選任した
検定官(正式には教科書調査官や教科用図書検定調査審議会の専門委員
と呼ばれる人達)である。
まず、これだけ大きい権限を持った検定官の選任の仕方が、極めて不透明
である。次に、執筆者が書いた元の文章の隣に検定官が「ここが悪いから直
せ」という指示を書いてくるが、その判断基準が非常に恣意的である。前回
良かったことが今回ダメだったりする。それを「前回良かったじゃないか」と言
うと「解釈が変わった」と言われる。
検定意見のおおかたは、「誤り」「不適切」「理解しがたい」「学習指導要領の
記載を超えている」という風に、判で押したようなものだ。しかも、平成13年度
に検定を受けた「高校生物I」を例にすると、“明らかに誤りである”という指摘
は全体の7%ぐらいでしかなく、表現の修正を求めたり、内容に制限を加えた
りする意見が大半を占めている。

教科書検定は、科学のおもしろさを伝える、魅力ある教科書づくりをしよう、と
いう姿勢では行われていない。法律文書を点検する姿勢のようで、「おもしろ
くしたいというお気持ちはよくわかります。でも、それはできないのです」という
答えが返ってくる。
法律文書は、読んでおもしろくないのみならず、科学や国語を教える上で不
適切なことが多い。だから、日本の教科書はおもしろくなく、子供がそっぽを
向くのだ。

法律文書の感覚で検定するので、たとえば、「受精後の発生過程」という図
に関して、こんなクレームがつく。ネズミの受精後に卵分割が始まり、発生が
進んで胎児がだんだんに作られていって、最後に出産が起こるという図だった。
それに対し、「出産は発生ではありませんので、出産を削除してください」。
言葉の定義から言えば、出産は発生ではないだろう。しかし、一連の発生過
程の説明で、最後に出産を入れないことが、科学的な態度と言えるだろうか。
また、前回の指導要領で、「高校生物I」に書くべきことの中から「進化」が落ち
た。
そうしたら、進化の記述は絶対に一つもいれてはいけない、進化をにおわせ
る記述も一切ダメ、という調子で検定が行われ、日本中の教科書から一斉に
進化の記述が消えた。なんの国民的議論もないまま、キリスト教原理主義者
が優勢を占めるアメリカ南部諸州よりもひどい状態になったのである。

そんな指摘の積み重ねが最終的に250個以上あると、自動的に検定に落ち
てしまう。くだらないことでも数多く指摘されて、総数が250を超えるとダメにな
る。
検定官の解釈が執筆者の判断と合わない場合が多々あるが、絶対に文科省
の意見のほうが強い。反論するチャンスも与えられない。今どき、こんな官尊
民卑も珍しいだろう。検定を行うことの大きな目的の一つである間違いのない
記述にするというのは、大事なことだ。ただし、それを文科省が今のような体
制で行うのでは、ベストから程遠い。・・・』
『私は、2回高校物理教科書の作成にかかわりましたが、○ ○○○さんと同様の体験をし、同様の思いを抱きました。○ ○○○さんのおっしゃっていることは 正しい。ただ、○さんは初めてだから驚かれたのでしょう。誠実な高校教師や中学・高校・大学の教科書の執筆者のあいだでは検定のひどさは常識です。
 物理では、核エネルギー・原子力のところだけとりあげましょう。原爆の構造にふれたり、図を挿入すると、文科省は必ず「不適切」の一言で掲載 を絶対に認めません。・・・原爆と原発とは深い関係にあり、現在の原爆は原発(原子炉)で作られるプルトニウムという猛毒の人工元素から作られます。こうしたことや放射性廃棄物 の処理という難題、事故の危険性(最近の例では刈羽原発での事故)などもあって、原発推進派の日本では原発についても、それに否定的な見解を教科書に書く とこれも検定で削除されます。原発への賛否両論ぐらい併記させても良いと思うのですが。私は授業では原爆、原発ともとりあげ、原発については賛否両論を生 徒に示していました。
 ただ、どのくらいの人がある程度のレベルでもいいから原発の構造・関連するシステムなどについて知っているのでしょうか。ある程度の原発への 知識ぬきにその賛否について意見を持つことは難しいのではないでしょうか。私は、原発については全ての生徒が学ぶ権利があるとずっと思って来ました。今で は実際に学ぶのは少なくなった物理を選択する生徒だけでしょう。なお、原発については大学入試にはでませんので、受験戦争のなか、省略する教師も多いかも しれません。
 ちょっと海外に目を向けると、教科書検定のない国も多くあります。イギリス、アメリカしかり。最近注目されている、競争が無くて学力世界一の フィンランドでも検定はありません。オランダではPRONという教材があって、生徒に原爆について調べさせるなどということが普通に公認されています。』

やっぱりなぁ、こんな調子の教科書で勉強させられる学生が気の毒だなぁ。
文科省にはやっぱり期待できないと言うことに落ち着くなぁ。

Mozilla、Thunderbirdなどメール・コミュニケーション分野の子会社設立

ちょっと不安を覚える記事だ。
僕は両方を愛用しているから・・・。

Mozilla、Thunderbirdなどメール・コミュニケーション分野の子会社設立- Internet Watch
『Mozillaでは、Webブラウザ「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」の開発を行なっているが、Firefoxの開発に注力することなどを理由として、Thunderbirdプロジェクトのスピンアウトが検討されていた。』
『Mozillaでは、新会社の設立は既存のThunderbirdユーザーに影響を与えるものではないとして、Mozillaは新会社設立後も引き続き Thunderbirdのセキュリティおよび安定性を改善する通常のアップデートを提供し、ユーザーのニーズに応えていくとしている。』

ウーン、新規開発は行われなくなるのかなぁ?
まぁ、この先の成り行きを見守るしかないだろうな。

先住民族の権利に関する宣言

日本はこの国連の宣言採択に賛成した。あれ?そんな資格が我が国にあったっけ?厚顔無比といわれるんじゃないのかなぁ?・・・というのが私の感想だった。
東京新聞から、
『世界に三億七千万人いる先住民の「権利宣言」は「各国は、先住民の土地や資源を取り上げるような行動、あるいは強制的な同化や統合を防ぐための仕組みを規定すべきだ」「先住民は自決権を持つ。政治的地位を自由に決定し、経済的、社会的、文化的発展を自由に追求できる」など四十六条からなる。』
『反対陣営は先住民族が多数いる米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド。』
『アイヌ民族に対する「国」のスタンスは大まかに言えば「司法・立法」と「行政」で異なっている。』
現在の「アイヌ文化振興法」は、97年5月までは、「北海道旧土人保護法」というものだった。つい最近のことだ。こんな名称の法律をこの間まで後生大事にしていた人権後進国が、賛成できるんだろうか?
ちなみに、新聞の記事では反対陣営は先住民族に対して真摯に向き合っている国々だとある。
責任感があるからこその困難故に、反対にまわらざるを得なかったということだ。
『日本が、賛成後に、少数民族の″個人としての権利〃に触れるコメントを行ったことが引っかかるという。わざわざ個人の権利を強調することで民族の″団体としての権利〃を薄め「民族自決権や土地資源に関する権利の封じ込めを狙ったのでしょう」。』(アムネスティ・インターナショナルの日本支部事務局長・寺中誠氏)
これは、的を射た意見だと思う。
ケツの穴の小さい、姑息なことばかりする日本だ。
『一昨年十月、当時の麻生太郎総務相が「(日本は)一文化、一文明、 一民族、一言語」と述べ、町村信孝外相も今月十四日、「アイヌ民族が先住民族であると結論を下せる状況にない」と述べるなど、政府からは、司法・立法と対立する発言が相次いでいる。』
この辺は案外国民一般の意識であるのかも知れない。文部科学省がもう少しまともな教育行政を行わないと、いつまで経っても日本人の意識は変らないだろうな!

木曜日, 9月 20, 2007

ネット上のマルチ商法

東京新聞から・・・、
『ネットの世界では、ミクシィなど会員制の交流サイトが人気だ。匿名の「荒らし行為」がなく、会員同士で気軽に語り合ったり、仲間の輪を広げたりできるのが利点だが、親しみやすさにつけ込む勧誘行為も目立つ。「副業でネットワークビジネスを始めたら、収入が月に数十万円」「いい商品を楽しむうちに仲間が増えていく」―こんなPRが、サイト上にあふれている。その多くは、消費者を販売員にして、会員を増やしながら商品を販売していくマルチ商法。』

最近、mixiの「あしあと」を見ると、こんなのばっかりだ。
若い女性の名前で、そのサイトで日記を見ようとすると何もないのが多い。
悪知恵を働かせる輩は後を絶たない。mixiのように大所帯になると、全くどんな人間がいるかわかりゃしない!危ない危ない!

水曜日, 9月 19, 2007

IBM、無償オフィススイート提供へ

ロータスかぁ、懐かしいソフトだ。

IBM、無償オフィススイート提供へ - ITmedia News
『米IBMは9月17日、ワープロなどのオフィスソフトの無償提供を開始することを明らかにした。』
『同社は「Lotus Symphony」という名前のツール群で、文書作成、表計算、プレゼンテーションソフトを提供するとしている。
 MicrosoftのOfficeスイートは既に、Googleのオンラインツール「Google Apps」との競争にさらされている。』

僕のパソコンは、買い換え時期をとうに過ぎている。
オフィススイートは、僕にとっては必要ないんだが、いろいろ遊べる楽しさはある。
講談社のブルーバックスなどには、エクセルを利用した応用ソフトがいろいろあるからなぁ。
ウーン、次のパソコンはどんな内容構成にしたらいいかなぁ?

子守

赤ちゃんとのお留守番だ・・・。

最初の1時間20分ほどは、いろいろと遊んで気を紛らわすことができた。

湯煎して飲ませるように、おっぱいの準備も万全、オムツの取り替えに失敗した時の為に、着換えやタオルも揃えて置いてある。

さて、愚図りだしたぞ。・・・・、まずおしゃぶりを与えてみる。・・・ダメ!・・・おっぱいには時間が早い。そんな時は抱き上げて、あやしながら歩き回るに限る。・・・30分ほどそうしてるうちに、そーら、・・・眠くなってきたぞ。ころあいを見計らって、下におろしタオルをかける。・・・よしよし目を覚まさないようだ。

母親が帰るまであと1時間ほどだ。上手くそれまで寝ていてくれるかな?目を覚ましたら哺乳瓶のおっぱいをあげねばなるまい。

まあ、こういうときは運を天に任せるしかない。目を覚ましたらそのときはそのとき・・・。

確か今日は水曜日、4時からNHK-FMで鈴木真由香さんの番組があるはずだけど・・・、今週は特別番組に編成されているかもしれない。東京ジャズも今週から始まるし・・・。
おっと、ケータイをマナーモードにしておかなかった。・・・目が覚めてしまったな。
ヨーシ、全て試してみよう・・・・・・全て失敗・・・・。
後30分、仕方ない、抱いていよう。

日曜日, 9月 16, 2007

アッコ勘違い「酔って誰か殴ったかな」

こりゃ~、有名税みたいなもんだな。日頃、メディアで好き勝手なことを言ってるから、警察もつい「和田アキ子風の」なんて表現をしちゃったんだろう。しかし、有名人の名を借りるのも時と場合によりけりでご用心ご用心。

アッコ勘違い「酔って誰か殴ったかな」(日刊スポーツ) - goo ニュース
『防犯メールは同県警の不審者情報配信システムが3日に一般向けに配信したもので、県内で女装した男が下半身を露出したとして注意を喚起。男の特徴を「和田アキ子風の黒色の短髪」としたが、13日に不適切な表現だったとして謝罪のメールを配信していた。』
『・・・「えっ、私の事件? 酔って記憶ないけど、誰かを殴っちゃったんじゃ…」と誤解。迎えに来たマネジャーに恐る恐る「ニュース見た?」と尋ねると「朝から電話がバンバンで困ってますよ。でも、コメントする立場にないって言うしかないですから」。ニュアンスから自分が罪を犯したわけではないことを知ったという。』

確か、東京新聞の記事では事務所のコメントで、「犯人逮捕の手がかりにでもなれば・・・」という表現で気にしてないようだったが、ご本人もご酩酊で勘違いするぐらいなのだから、長野県警もホッとしたことだろう。コセコセしてすぐ裁判沙汰で事を大きくする人が多いからね、最近は・・・。

ダイポールモード現象

東京新聞から・・・、
『ベルー沖では海面水温が上がったり下がったりするエルニーニョ、ラニーニャ両現象の発生が知られているが、インド洋でも海面水温が変動する「ダイポールモード現象」が発生、世界の気象に影響を及ぼすとされる。』
『計画では、ベルー沖の「エルニーニョ監視海域」と同様に、インド洋や太平洋西部に監視海域を設け、海面水温の観測結果に基づき七カ月先までの水温を予測する。』

気象庁ではこうした計画のもと予算要求を出したらしいが、正確な予測を求め続けると、だんだん地球規模のデータが必要になってくるに違いない。大変だけど、地球温暖化の進む今日、情報収集の範囲が広がっていくのは当然の成り行きかなぁ?

金曜日, 9月 14, 2007

千の風になって

東京新聞に新井満氏のインタビュー記事が出ていたので、つい・・・。

Wikipediaから・・・。

詩(Do not stand at my grave and weep)

(いずれも題名は無い)

(a) Mary Frye によりオリジナル・バージョンだと確認されたと言われる詩

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.
I am in the birds that sing,
I am in each lovely thing.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there. I do not die.

(b) Margaret Schwarzkopf の両親の友達が、葉書に印刷した詩(大幅なアレンジが加えられている)

Do not stand at my grave and weep
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.

(c) Mary Frye が死んだ時に、British Times の死亡記事(2004年9月)に載せられたバージョン(9行目と10行目が異なる)

Do not stand at my grave and weep
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circling flight.
I am the soft starlight at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.

[編集] 日本語訳

(b) の日本語訳の例

わたしのお墓に佇み泣かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは眠りません
わたしはふきわたる千の風
わたしは雪上のダイヤモンドのきらめき
わたしは豊穣の穀物にそそぐ陽光
わたしはおだやかな秋雨
あなたが朝の静けさの中で目覚めるとき
わたしは翔け昇る上昇気流となって
弧を描いて飛ぶ静かな鳥たちとともにいます
わたしは夜に輝くやさしい星々
わたしのお墓に佇み嘆かないでください
わたしはそこにはいません、わたしは死ななかったのです

安倍首相が退陣表明で犯した3つの過ち

前代未聞の首相退陣劇、日本という国は何という無責任さがまかり通るのかということを示した。

安倍首相が退陣表明で犯した3つの過ち - ビジネススタイル - nikkei BPnet
田中 秀征(福山大学教授)氏の記事によれば、
『1)首相は前々日の10日に、衆参両院で所信表明演説をした。これに対する代表質問が12日に始まるはずであった。言うまでもなく演説と質問は一体。演説だけして質問を受けないで辞めるのは、電話して応答を待たずに切ってしまうのと同じこと。非常識極まりない。』
『2)辞意を伝えるに当たっては、不可欠な順番があるはずだ。それを無視してしまった。与謝野馨官房長官、連立相手の太田明宏公明党代表、麻生太郎自民党幹事長などは最も優先度が高い。ところが、与謝野長官は「何も知らないまま代表質問がある衆院本会議場に向かっていた」(日経新聞 9月13日)という。』
『3)何よりも問題なのは辞任の理由がもう一つはっきりしないこと。確かにいくつかの理由が挙げられているが、聞けば聞くほど理解ができなくなる。安倍首相は、自衛隊によるインド洋での給油活動の継続について話し合うため、小沢一郎民主党代表に党首会談を申し入れた。それを断られたことが理由の一つであるかのような口ぶりであった。そんなことは事前に分かっていたことで理由にはならない。』

安倍内閣メールマガジン 第46号 の中で、彼はこう言っている。
『・・・改革を進めていく、その決意で続投し、内閣改造を行ったわけですが、今の状況で、国民の支持、信頼の上で、力強く政策を前に進めていくのは困難である。ここは、けじめをつけることによって、局面を打開しなければならない。そう判断するにいたりました。
新たな総理のもとでテロとの闘いを継続していく。それを目指すべきではないだろうか。今月末の国連総会へも、新しい総理が行くことがむしろ局面を変えていくためにはよいのではないか、と考えました。・・・』
『無責任と言われるかもしれません。しかし、国家のため、国民のみなさんのためには、私は、今、身を引くことが最善だと判断しました。』

いやぁ、そりゃー、無責任といわれて当然でしょう。自分の仕事を中途半端なままで放り出してしまったのですから・・・。それに、彼の考え方はおかしい。自分がやめても誰かが自分のあとを続けてくれると思いこんでいてそれを前提にものを考えている。混乱の極みに達しているようだ。
思い起こせば「美しい国日本」の概念、「戦後レジュームからの脱却」ということの中身もハッキリしなかった。
安倍氏を自分の後継者に指名した小泉氏は、ここに来て福田氏の陣営に荷担するようだ。自由民主党は再び伏魔殿と化したか?

グーグル、世界的なプライバシー標準の策定を提案

ネットは国境の壁を越えて機能するのだから、こうした提案は妥当だろう。

グーグル、世界的なプライバシー標準の策定を提案:ニュース - CNET Japan
『検索大手のGoogleは、企業が消費者データをどのように保護すべきかを定めた世界的プライバシー標準の策定において率先している一方で、個人が情報を公開されたことによって実際に損害を受けたか否かに重点を置いた救済策を提案している。』
『この案は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のプライバシーフレームワークに沿ったものだ。この枠組みは、オーストラリアや香港など、APECに加盟 する多くの国と地域が支持しているが、すべての加盟国による支持ではない。Fleischer氏は、不支持である国の一例として、中国を挙げている。』
『APECの概要に よると、このAPECの枠組みは、「情報プライバシー保護への柔軟なアプローチを促進」すると同時に、「取引に対する障害を未然に防ぎつつ、データの流れ における説明責任を可能にする実用的なポリシーアプローチ」だという。この枠組みでは以下の9つの原則が定められている。損害の予防、個人情報の完全性、 通知、セキュリティ予防手段、収集制限、アクセスと訂正、個人情報の利用、説明責任、選択である。』
実際に実行しようという段階では、現実の国という壁が立ちはだかる。
しかし、本当に機能するには確かにすべての国境を越えて実施されるのが望ましいが、初めはできるところからでもどんどんやってみたらどうだろう。問題が生じたら、面倒でも個々に対処していくしかないだろう。それよりまず実施していくことに大きな意味があるだろう。

水曜日, 9月 12, 2007

市場の後継予想は麻生氏?漫画・アニメ関連株が急騰

あーぁ、坊ちゃん首相のあとは、マンガ首相か!
政界にまともな人材は居なくなってしまったのだろうか?

市場の後継予想は麻生氏?漫画・アニメ関連株が急騰(読売新聞)
『東京市場では12日午後、“麻生銘柄”とされる漫画・アニメーション関連株が急騰した。』
『漫画古書販売のまんだらけ(東証マザーズ)には、安倍首相の辞意が伝わった午後1時前から買いが殺到し、前日比5万円高の43万6000円まで上昇してス トップ高となった。アニメ制作のプロダクション・アイジー(ジャスダック)もストップ高。同業の創通(同)、東映アニメーション(同)、バンダイビジュア ル(東証1部)なども軒並み上昇した。』
『麻生グループで唯一、株式を上場する土木建設業、麻生フオームクリート(ジャスダック)は午後1時過ぎから売買が成立せず、ストップ高となり、直近の取引成立日(4日)より80円高の390円で注文数に応じて比例配分された。』

実に嘆かわしい状況と思いませんか?

SHISHAMOとジャズのリズム

SHISHAMOの武道館でのライブを記録した,ブルーレイディスクを聞いている。SHISHAMOの曲の詞はメロディーに乗せるのがジャズのリズムになっている気がしてしょうがない。そう,これらの詞はジャズのインプロビゼーションそのものだ。